ビーチ・ボーイズの名曲・人気曲まとめ【初心者向け】
1961年の結成以来、アメリカはカルフォルニアの明るい若者カルチャーを体現したような楽曲で人気を博すも、中心人物のブライアン・ウィルソンさんのアーティステックな才能が全面に出た歴史的傑作『Pet Sounds』リリース以降は音楽性も変化、後世に多大なる影響を与えた偉大なバンドのザ・ビーチ・ボーイズ。
2025年6月11日、82歳でその生涯を終えたブライアンさんの訃報は日本でも多くのメディアで報じられ、その影響力を改めて知ったという若い方々もきっといるでしょう。
こちらの記事では、特に初心者の方に向けて初期の曲からブライアンさんが表舞台を退いた70年代以降の曲も含めて、まずは聴いてほしい曲をまとめて紹介します!
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ビーチ・ボーイズの名曲・人気曲まとめ【初心者向け】(21〜30)
KokomoThe Beach Boys

メンバーの死去、世界的アイドルバンド、ビートルズと同世代でもがき苦しんだ時期をへて1988年リリースされた一曲。
トロピカルなリズムやアレンジで南米のリゾート地を思い作られた、全世界で大ヒットを果たしたナンバーです。
コーラスワークの美しさや楽しいリズムの裏で、どことなくじめっとした質感も感じられるような味わいの深い名曲です。
Little Deuce CoupeThe Beach Boys

ザ・ビーチ・ボーイズが1963年に発表した『Little Deuce Coupe』は、サーフサウンドに「車」という新たな風を吹き込んだ、とびきりご機嫌なナンバーです。
弾むようなシャッフルビートと、幾重にも重なる美しいハーモニーを耳にすれば、思わず体がスウィングしてしまう、そんな魅力にあふれています。
歌詞で歌われるのは、自慢の愛車「デュース・クーペ」へのあふれんばかりの愛。
カリフォルニアの青空の下、ライバルたちを置き去りにしていく光景が目に浮かぶようです。
『Pet Sounds』の高い評価だけしか知らない、という音楽ファンもぜひ初期のビーチ・ボーイズの楽しい楽曲をチェックしてみてくださいね。
The Warmth of the SunThe Beach Boys

1964年に発表されたザ・ビーチ・ボーイズの『The Warmth of the Sun』は、歴史的な悲劇の日に生まれた、切なくも美しい珠玉のバラードです。
ブライアン・ウィルソンさんとマイク・ラヴさんが手がけたこの曲は、失恋の痛みと時代の哀しみが溶け合い、聴く人の心の奥深くまで染み渡ります。
悲しみに沈んでいても、愛した記憶が太陽の光のようにそっと心を温めてくれる。
そんな繊細な感情を、幾重にも重なる優美なハーモニーが見事に描き出しているんです。
きらびやかなサーフサウンドとはまた違う、彼らの内省的な魅力に満ちたこの一曲。
静かな夜にじっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
Sloop John BThe Beach Boys

こちらも「Pet Sounds」からの一曲。
鉄琴の高くて硬い音が曲を通して効果的に使われた一曲。
ドラムの音数が少ない代わりにベースラインが元気よくうねる序盤から、ドラム、コーラスとどんどん重なっていき、壮大さが増していきます。
さらにはリズムも変わったり、リズムが止まったりするアレンジは画期的でバンドファンなら、この仕掛けのおもしろさが存分に楽しめる一曲です。
Break AwayThe Beach Boys

ブレイク・アウェイ(Break Away)は、1969年にシングルとしてリリースされました。
アルバム「20/20」(トゥェンティ・トゥェンティ)にボーナストラック収録されています。
シングルチャートでは振るわず、ビルボードでは63位止まりとなっています。
メロディアスなポップスで、サビの部分は一緒に歌いたくなるような曲です。
I Get AroundThe Beach Boys

ビートルズのライバルとして世にあらわれ、美しいコーラスワークとサーフロックサウンドで人気を博したまさしく初期のビーチボーイズというようなナンバー。
ギターが前面に出され、サビのリズミカルなコーラスや16ビートのリズムが心地よい一曲です。
実験的、内面的な音楽を始める前の彼らのスカッとするようなサマーロックチューンです。
It’s okThe Beach Boys

イッツ・OK(It’s OK)は、1976年にリリースされたアルバム「ビッグ・ワンズ」収録曲です。
「ビッグ・ワンズ」は、ブライアン・ウイルソンが「ペット・サウンズ」以来のプロデュース作品で、収録曲の半分以上がカバー曲のアルバムです。
イッツ・OKは、ブライアン・ウイルソンとマイク・ラブの共作で、明るいロック調のポップスに仕上がっています。