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ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選

「ピアノ初心者のうちは有名な曲なんて絶対に弾けない!」と思い込んでいませんか?

実は、クラシック作品の中には、ピアノを練習し始めて間もない方でも挑戦しやすい名曲がたくさんあるんです。

そこで本記事では、ピアノ初心者の方にオススメのクラシック作品をピックアップ!

バロックから近現代まで、幅広い時代のピアノ曲や管弦楽作品のピアノ編曲版をご紹介します。

一部分のみ取り出して弾くもよし、テンポを落としてゆっくり弾くもよし、ご自分に合った方法で名曲の演奏を楽しんでみてください!

もくじ

ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選(61〜80)

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

【ピアノ発表会おすすめ】トルコ行進曲 ♫ ベートーヴェン / Turkish March, Beethoven
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

ピアノで弾いてみたいと憧れる曲の1つに数えられる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作。

左手で一定のリズムを刻みながら、勇ましい兵隊の行進を表すようなメロディを力強く演奏します。

1811年に作曲されたこの曲は、オスマン帝国の軍楽隊にインスピレーションを受けた西欧の作曲家による作品です。

落ち着いたテンポで進んでいくため、速い指の動きは求められませんが、途中で出てくる装飾音符をきれいに弾くためには、正しい手のフォームや指の形の習得が必須!

初級から中級にスムーズにレベルアップするための練習曲として、ピッタリの作品といえるでしょう。

ソナチネ 第8番 第1楽章Muzio Clementi

ソナチネアルバム1巻 8番第1楽章 Clementi Op.36 No.2
ソナチネ 第8番 第1楽章Muzio Clementi

豊かな響きと軽やかな旋律が印象的なピアノ曲を求めているなら、こちらの作品をおすすめしたいと思います。

ト長調の明るい調性で綴られた本作は、華やかで躍動感のあるメロディと、それを支える力強い伴奏が見事に調和しています。

1797年に出版された教育的作品でありながら、コンサートピースとしても十分に通用する芸術性を備えています。

順次進行を多用した優美な第1主題と、忙しなく動き回る第2主題という対照的な旋律の掛け合いも聴きどころです。

技巧的な面白さと音楽的な魅力を兼ね備えた本作は、ピアノの表現力を存分に引き出したい方や、華やかで力強い曲調を好む方にぴったりの1曲となっています。

25の練習曲 Op.100 第1曲「すなおな心」Johann Burgmüller

ピアノ練習曲集の定番中の定番であるヨハン・ブルグミュラーの『25の練習曲 Op.100』。

この本を手に取って、第1曲目の『すなおな心』を弾かずに終えたという方はきっといないはずです。

規則的に音が並べられたまさに「練習曲」といった雰囲気の曲ですが、細かい強弱にまで気を配りフレージングを意識して演奏することで、十分に芸術性の高い演奏に仕上げられます。

ただ書いてある音を並べただけの単調な演奏にならないよう、楽譜を隅々まで見て音に表してみましょう!

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第15番 「バラード」Johann Burgmüller

15.バラード/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.15 Ballade -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第15番 「バラード」Johann Burgmüller

オープニングから神秘的な雰囲気が漂う優雅な一曲です。

ハ短調とハ長調の対比による物語性豊かな構成が魅力的で、切迫感のある前半から穏やかな中間部へと移り変わる展開に心を奪われます。

右手の連打音と左手の流麗な音型が織りなす情景は、まるで森の中を旅する孤独な旅人の姿を思い起こさせます。

ヨハン・ブルクミュラーは、豊かな表現力と技巧的な要素をバランスよく盛り込んでいます。

本作は、物語性のある作品に興味がある方や、ドラマチックな表現を楽しみたい方におすすめです。

1851年にパリで出版されたこの曲は、今なお多くの演奏家に愛され続けています。

子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian

【ピアノ発表会おすすめ】エチュード ♫ ハチャトゥリアン / Etude, Khachaturian
子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian

スタッカートが印象的な1分30秒の小品は、子供が楽しみながら演奏できる作品として長年愛されています。

軽快なリズムと、シンプルながらも情感が豊かなメロディが、アルメニアの民族色と見事に融合した音楽世界を作り出しています。

両手のバランスや、リズムの正確さが求められますが、発表会で演奏する際には聴衆の心をつかむ魅力に満ちています。

4分の4拍子のハ長調で書かれた本作は、リズム感や指の独立性を高めたい方、また民族音楽の要素を取り入れた表現力が豊かな作品に挑戦したい方におすすめです。

ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1Friedrich Kuhlau

ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1 / クーラウ / ピアノ / Sonatina No.1 in C-Dur Op.20-1 / Kuhlau / Piano / CANACANA
ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1Friedrich Kuhlau

明快な構成と親しみやすい旋律が魅力のハ長調の楽曲です。

快活なテンポと明瞭な旋律が特徴で、1819年にライプツィヒで出版された本作は、心が弾むような輝かしい雰囲気を持っています。

第1楽章では、ソナタ形式の中に明るく力強い主題が織り込まれ、滑らかな歌唱的なメロディーとともに展開されていきます。

フレーズの一つ一つに込められた希望に満ちた表情や、子供の成長を象徴するような躍動感のあるリズムが印象的です。

クリアな音色と適度なダイナミクスの変化を意識して演奏すると、より豊かな表現が可能になります。

古典派音楽の魅力を存分に味わいたい方や、明るく華やかな曲調を好む方におすすめの一曲です。