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ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選

「ピアノ初心者のうちは有名な曲なんて絶対に弾けない!」と思い込んでいませんか?

実は、クラシック作品の中には、ピアノを練習し始めて間もない方でも挑戦しやすい名曲がたくさんあるんです。

そこで本記事では、ピアノ初心者の方にオススメのクラシック作品をピックアップ!

バロックから近現代まで、幅広い時代のピアノ曲や管弦楽作品のピアノ編曲版をご紹介します。

一部分のみ取り出して弾くもよし、テンポを落としてゆっくり弾くもよし、ご自分に合った方法で名曲の演奏を楽しんでみてください!

ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選(21〜30)

人形の夢と目覚めTheodor Oesten

人形の夢と目覚め/お風呂が湧きました♫/Dolly’s Dreaming and Awakening/ピアノ/piano/CANACANA
人形の夢と目覚めTheodor Oesten

ピアノの定番曲としてもおなじみのテオドール・エステン作曲の作品。

「子守歌」「夢」「目覚め」の3部からなる、とてもかわいらしい小品です。

1862年に発表され、人形が眠りにつき、夢を見て、目覚める様子を描いています。

副題が添えられていることもあり、曲のイメージをつかみやすいため、演奏に取り組みやすいはず!

お子さまなら、お母さんの子守歌で自分が眠ったり夢を見たりしている姿を思い浮かべながら弾くのもよいでしょう。

人形の世界を、ピアノで表現してみませんか?

フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットJ.S.Bach

『バッハ:フランス組曲 第3番 メヌエット』(Bach, French Suite No.3 Menuet, BWV 814)(ピアノ楽譜)
フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットJ.S.Bach

優雅で洗練された舞曲の魅力が詰まったこの楽曲は、1722年から1725年の間に作曲された組曲の一部として親しまれています。

三部形式で構成され、流れるような美しい旋律と内省的で繊細な表現が絶妙に対比されており、演奏者は多彩な音楽性を発揮できます。

バロック時代の装飾音やアーティキュレーションの理解が求められるものの、技巧的な難易度は比較的抑えられているため、音楽的な表現力や感性を重視して演奏に取り組みたい方におすすめです。

教育現場でも広く取り上げられており、演奏技術と音楽性の両面を養う重要なレパートリーとして活用されています。

乙女の祈りTekla Badarzewska

乙女の祈り−バダジェフスカ【Badarzewska−La prière d’une vierge】ピアノ−piano/CANACANA
乙女の祈りTekla Badarzewska

ポーランドの作曲家、テクラ・バダジェフスカの『乙女の祈り』は、多くのピアノ曲集に収録されている有名な作品です。

「乙女」という言葉がしっくりくる甘美なメロディが印象的なこの曲は、跳躍が多いため音ミスなく仕上げるのはなかなか大変!

ですが、テーマが変奏曲のように形を変えて繰り返されるシンプルな構成なので、譜読みや暗譜に苦労することはないでしょう。

メロディが1オクターブの重音になっているため、手を開いた状態で固まって音が硬くならないよう気を付けてください。

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

【ピアノ発表会おすすめ】トルコ行進曲 ♫ ベートーヴェン / Turkish March, Beethoven
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

ピアノで弾いてみたいと憧れる曲の1つに数えられる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作。

左手で一定のリズムを刻みながら、勇ましい兵隊の行進を表すようなメロディを力強く演奏します。

1811年に作曲されたこの曲は、オスマン帝国の軍楽隊にインスピレーションを受けた西欧の作曲家による作品です。

落ち着いたテンポで進んでいくため、速い指の動きは求められませんが、途中で出てくる装飾音符をきれいに弾くためには、正しい手のフォームや指の形の習得が必須!

初級から中級にスムーズにレベルアップするための練習曲として、ピッタリの作品といえるでしょう。

G線上のアリアJ.S.Bach

バッハの名曲として知られるこの楽曲は、実はバッハの『管弦楽組曲第3番』の一部として作曲されたものです。

バッハは1717年から1723年の間にこの組曲を作曲しました。

本作は、その美しいメロディーと和声により、多くの人々に愛されています。

穏やかで優美な旋律は、聴く人の心に深く響きます。

ピアノ初心者の方でも、ゆったりとしたテンポで弾くことができるので、クラシック入門にぴったりの曲といえるでしょう。

左手のパートは比較的簡単なので、右手のメロディーに集中して練習できます。

音楽の奥深さを感じながら、自分なりの表現を楽しんでみてはいかがでしょうか。

フランス組曲 第2番 BWV 813 ジーグJ.S.Bach

Bach French Suite No.2 “Gigue” P. Barton, FEURICH 133 piano
フランス組曲 第2番 BWV 813 ジーグJ.S.Bach

軽やかな踊りのリズムに包まれたこの楽曲は、「フランス組曲第2番」の華やかなフィナーレを飾る一曲です。

3/8拍子の活発な動きと対位法的な構造が絶妙に組み合わさり、右手と左手の掛け合いが美しい音楽的対話を生み出しています。

1722年頃に作曲されたこの作品は、妻アンナ・マグダレーナのために編纂された音楽帳にも収録されており、家庭での音楽作りの温かさも感じられます。

ハ短調という調性が深みと緊張感を与えながらも、舞曲特有の躍動感が失われることはありません。

バロック音楽に挑戦したい方や、対位法の美しさを体感したい方におすすめです。

技術的な挑戦を含みつつも音楽的な表現力が求められる構成で、演奏する喜びと聴く楽しさの両方を味わえる魅力的な作品となっています。

ピアノソナタk.545 ハ長調Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノソナタk.545 ハ長調Wolfgang Amadeus Mozart

穏やかで優美な旋律と、軽快なリズムが調和した作品です。

3楽章で構成された本作は、まるでひとつの物語を聴いているかのような魅力に溢れています。

第1楽章は明るく爽やかな旋律が印象的で、第2楽章では柔らかい表情を見せながら、優雅な雰囲気を醸し出します。

第3楽章では遊び心のある明るい旋律が心を弾ませてくれます。

1788年6月に書かれた本作は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの繊細な技巧と豊かな表現力が存分に活かされており、華やかで洗練された響きを楽しめます。

心温まる旋律とピアノならではの魅力が詰まった本作は、気分転換や癒しの時間を求める方におすすめの1曲です。