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ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選

「ピアノ初心者のうちは有名な曲なんて絶対に弾けない!」と思い込んでいませんか?

実は、クラシック作品の中には、ピアノを練習し始めて間もない方でも挑戦しやすい名曲がたくさんあるんです。

そこで本記事では、ピアノ初心者の方にオススメのクラシック作品をピックアップ!

バロックから近現代まで、幅広い時代のピアノ曲や管弦楽作品のピアノ編曲版をご紹介します。

一部分のみ取り出して弾くもよし、テンポを落としてゆっくり弾くもよし、ご自分に合った方法で名曲の演奏を楽しんでみてください!

もくじ

ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選(1〜20)

ポロネーズ ト短調(BWV Anh.119)NEW!J.S.Bach

アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳に収められたこの楽曲は、ポーランドの民族舞曲ポロネーズの形式を採用した短くも魅力的な作品です。

ト短調の調性が生み出す哀愁が漂う雰囲気と、3拍子の荘重なリズムが印象的で、シンプルながらも深い感情表現が込められています。

1725年に妻のために作られた音楽帳の一曲として、家庭的な温かさと教育的配慮が感じられる内容となっています。

典型的なA-A-B-Bの二部形式で構成され、演奏時間は約1分程度と取り組みやすく、技術的な練習だけでなく表現力を養いたい方にもぴったりです。

バロック音楽特有のポリフォニーに挑戦してみたい方や、品格がある舞曲を学びたい方におすすめの一曲でしょう。

ミュゼット ニ長調NEW!J.S.Bach

【全国1位が教える】バッハ:ミュゼット J.S.Bach: Musette D dur BWV Anh.126
ミュゼット ニ長調NEW!J.S.Bach

バロック時代の家庭音楽の魅力を存分に味わえる「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」から生まれたこの楽曲は、バグパイプを模した左手の伴奏パターンが印象的です。

三部形式で構成され、ニ長調とイ長調を行き来する明るく親しみやすいメロディは、舞曲らしいリズミカルな動きが特徴的です。

1725年に編纂された音楽帳の一部として、家庭での音楽教育のために書かれた背景もあり、技巧的すぎず弾きやすい構成となっています。

バロック音楽に興味がある方や、ピアノで古典的な作品に挑戦したい方には特におすすめです。

アニメ「おさるのジョージ」でも使用されており、その親しみやすさが現代でも愛され続けている理由でしょう。

ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

NobuyukiTsujii / Chopin: Nocturne Op.9 No.2 May 16th, 2022
ノクターン 第2番 Op.9-2Frederic Chopin

ポーランドが生んだ天才作曲家、フレデリック・ショパンの名曲をご紹介します。

1830年代初頭に書かれたこの曲は、ショパンが約20歳の時の作品。

ゆったりとしたテンポのなかで流れるなめらかなメロディは、ピアノを始めたばかりの方でもとらえやすく、取り組みやすい作品といえるでしょう。

ただし、左手の跳躍をマスターするためには、丁寧な練習が必要!

片手の練習で移動の間隔をしっかりつかみ、部分ごとに区切りながら両手合わせをゆっくり行いましょう。

本作は1956年の映画『愛情物語』の主題曲としても使用されました。

美しく演奏するためには、焦らずコツコツ練習することが大切です!

フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットNEW!J.S.Bach

『バッハ:フランス組曲 第3番 メヌエット』(Bach, French Suite No.3 Menuet, BWV 814)(ピアノ楽譜)
フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットNEW!J.S.Bach

優雅で洗練された舞曲の魅力が詰まったこの楽曲は、1722年から1725年の間に作曲された組曲の一部として親しまれています。

三部形式で構成され、流れるような美しい旋律と内省的で繊細な表現が絶妙に対比されており、演奏者は多彩な音楽性を発揮できます。

バロック時代の装飾音やアーティキュレーションの理解が求められるものの、技巧的な難易度は比較的抑えられているため、音楽的な表現力や感性を重視して演奏に取り組みたい方におすすめです。

教育現場でも広く取り上げられており、演奏技術と音楽性の両面を養う重要なレパートリーとして活用されています。

ピアノソナタ ハ長調 第16番 K.545 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

Mao Fujita performs Mozart’s Piano Sonata in C Major No. 16, K. 545 – Verbier Festival 2021
ピアノソナタ ハ長調 第16番 K.545 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのソナタの中でも知名度の高い作品の一つであり、多くのピアノ学習者がテキストとして使用するソナタアルバムやソナチネアルバムにも収録されている『ピアノソナタ ハ長調 第16番 K.545』。

第1楽章は特に広く親しまれており、ピアノ発表会でも頻繁に演奏される名曲です。

明るく快活な作品の良さを最大まで引き出せるよう、音の粒をそろえ、リズムを正確にコントロールしながら演奏しましょう。

フランス組曲 第4番 BWV 814 ガヴォットNEW!J.S.Bach

Bach French Suite No. 4 in E-flat Major BWV 815 Gavotte Piano Tutorial
フランス組曲 第4番 BWV 814 ガヴォットNEW!J.S.Bach

フランス舞曲の軽やかなリズムを堪能できるバロック時代の名曲がこちらです。

1722年から1725年の間に作曲された組曲の第4楽章として親しまれ、4分の2拍子の明快で躍動感があふれる舞曲として構成されています。

二音ずつの音型が連続する簡潔なモチーフの繰り返しが特徴で、バッハ特有の対位法的な美しさと宮廷舞曲としての優雅さが見事に融合しています。

チェンバロ用に書かれた原曲ですが現代ではピアノでの演奏が一般的で、明快なリズム感と繊細なタッチが求められます。

バロック音楽に挑戦したい方や、舞曲の魅力を体感したい方におすすめです。