ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選
「ピアノ初心者のうちは有名な曲なんて絶対に弾けない!」と思い込んでいませんか?
実は、クラシック作品の中には、ピアノを練習し始めて間もない方でも挑戦しやすい名曲がたくさんあるんです。
そこで本記事では、ピアノ初心者の方にオススメのクラシック作品をピックアップ!
バロックから近現代まで、幅広い時代のピアノ曲や管弦楽作品のピアノ編曲版をご紹介します。
一部分のみ取り出して弾くもよし、テンポを落としてゆっくり弾くもよし、ご自分に合った方法で名曲の演奏を楽しんでみてください!
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ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選(21〜30)
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ曲としてはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされ広く親しまれているルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『エリーゼのために』。
左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど変化に富んだ構成が魅力的なこの曲は、テクニック面と表現面両方の練習に最適です!
各場面の雰囲気の違いに注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!
フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドJ.S.Bach

フランス舞曲の厳格な形式に、バッハ特有の深い精神性を込めた珠玉の楽章です。
1722年から1725年頃に作曲されたこの楽曲は、もともとスペイン起源の荘重な三拍子舞曲として構成され、装飾音と和声進行が織りなす静謐で内省的な世界観が魅力となっています。
本作はゆったりとしたテンポで進行するため、バロック音楽に初めて挑戦する方でも取り組みやすく、音色や表現力を磨きながら演奏の基礎を身につけられます。
複雑な技巧よりも情感が豊かな表現が重視されるので、じっくりと練習に向き合いたい方におすすめです。
ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選(31〜40)
ミュゼット ニ長調J.S.Bach

バロック時代の家庭音楽の魅力を存分に味わえる「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」から生まれたこの楽曲は、バグパイプを模した左手の伴奏パターンが印象的です。
三部形式で構成され、ニ長調とイ長調を行き来する明るく親しみやすいメロディは、舞曲らしいリズミカルな動きが特徴的です。
1725年に編纂された音楽帳の一部として、家庭での音楽教育のために書かれた背景もあり、技巧的すぎず弾きやすい構成となっています。
バロック音楽に興味がある方や、ピアノで古典的な作品に挑戦したい方には特におすすめです。
アニメ「おさるのジョージ」でも使用されており、その親しみやすさが現代でも愛され続けている理由でしょう。
『蝶々』作品2 第1曲「仮面舞踏会」Robert Schumann

仮面舞踏会の情景を描いた小品集の第1曲は、軽快で明るい雰囲気のワルツです。
ロベルト・シューマンがジャン・パウルの小説からインスピレーションを得て1831年に完成させた作品で、文学との深い結びつきが感じられます。
ニ長調の調性で書かれたこの小品は、舞踏会の幕開けにふさわしい華やかさと躍動感に溢れています。
短い楽曲ながらも、ロマン派特有の感情表現の豊かさが詰まっており、初心者の方でも取り組みやすい難易度となっています。
ピアノを始めたばかりの方や、シューマンの世界観に触れてみたい方におすすめの一曲です。
技術的な難しさよりも、音楽の流れや表現を楽しみながら練習できるでしょう。
『蝶々』作品2 第6曲「ヴルトの踊り」Robert Schumann

蝶々のように優雅に舞う12の小品からなるこの作品は、ロベルト・シューマンが21歳の頃に書いた初期の傑作です。
小説『フレゲルヤーレ』の仮面舞踏会の場面から着想を得た本作の第6曲は、D短調で描かれる情熱的な舞曲です。
力強い旋律と躍動感があるリズムが特徴で、登場人物ヴルトの感情を象徴しているとされています。
初心者の方にも取り組みやすいテンポと技術レベルでありながら、シューマンの詩的な表現力を存分に味わえる曲です。
文学との結びつきを感じながら、ロマン派の魅力にふれたい方におすすめです。
こどものための3つのソナタ 作品11 第1番「2.主題と変奏」 Op.118a-2Robert Schumann

温かみがあふれる主題と変奏が魅力のこの曲は、シューマンが娘たちへの愛情を込めて作曲した教育的作品です。
1853年に出版された『こどものための3つのソナタ』の第1番から取り出された第2楽章で、穏やかな主題からさまざまな表情へと展開していきます。
変奏を通じて音楽的表現の幅を広げることができるため、豊かな感性を育みたい方におすすめです。
ゆったりとしたテンポで始まり、技巧的に難しい箇所も少ないので、クラシックピアノに挑戦したい初めての方でも無理もなく取り組めるでしょう。
シューマンらしい詩情があふれる世界観を味わいながら、変奏曲の美しさと深さを学べる一曲です。
25の練習曲 Op.100 第1曲「すなおな心」Johann Burgmüller

ピアノ練習曲集の定番中の定番であるヨハン・ブルグミュラーの『25の練習曲 Op.100』。
この本を手に取って、第1曲目の『すなおな心』を弾かずに終えたという方はきっといないはずです。
規則的に音が並べられたまさに「練習曲」といった雰囲気の曲ですが、細かい強弱にまで気を配りフレージングを意識して演奏することで、十分に芸術性の高い演奏に仕上げられます。
ただ書いてある音を並べただけの単調な演奏にならないよう、楽譜を隅々まで見て音に表してみましょう!