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ミュージカル初心者におすすめの名曲

「ミュージカルって敷居が高そう……」そんなふうに感じている方、いらっしゃいませんか?

実は、ミュージカルの世界には誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさん眠っているんです。

雨の中で繰り広げられる情熱的なダンスの音楽、心に響く切ない恋の歌、壮大な物語を彩る合唱曲など、音楽と演技が織りなす魔法のような世界が、きっとあなたを魅了してくれるはずです。

今回は、ミュージカル初心者の方でも楽しめる珠玉の名作をご紹介します。

あなたも素晴らしいミュージカルの世界への扉を開いてみませんか?

ミュージカル初心者におすすめの名曲(21〜30)

ザ・ミュージックマン

Ya Got TroubleMeredith Willson

ミュージカル史に燦然と輝く楽曲として、メレディス・ウィルソンさんが作り上げた傑作。

アイオワ州出身の彼が1957年に世に送り出した『ザ・ミュージックマン』での名曲は、詐欺師ハロルド・ヒルが町の人々を巧みに説得するシーンで披露されるパターソングです。

リズミカルで言葉を畳みかける独特の曲調は、初期のラップの先駆けとも評され、スティーヴン・ソンドハイムも絶賛したほど。

本作は1958年に最優秀ミュージカルショーアルバム賞をグラミーで受賞し、1962年の映画版でもロバート・プレストンによって名演が残されています。

アニメ『マイリトルポニー』での引用や『ザ・シンプソンズ』でのパロディなど文化的影響も大きく、良質な会話劇や説得力ある表現に触れたい方におすすめです。

フォリーズ

Losing My MindStephen Sondheim

Follies | ‘Losing My Mind’ performed by Imelda Staunton | National Theatre Live
Losing My MindStephen Sondheim

1971年のミュージカル『Follies』から生まれた心揺さぶるバラード曲。

スティーヴン・ソンドハイムさんの天才的な作詞・作曲が光る本作は、過去の恋人への執着と孤独を描いた感情表現の傑作です。

伝統的なトーチソングの形式を基盤にしながらも、ソンドハイムさん特有の複雑な和声とリズムが絶妙に融合し、聴く者の心の奥深くまで響きます。

初演の舞台では、サリー役のドロシー・コリンズさんによって披露され、観客を魅了しました。

その後も数多くのアーティストによってカバーされ、1989年にはライザ・ミネリさんのバージョンがUKチャート6位を記録するなど、幅広い支持を得ています。

一度聴いたら忘れられない、繊細な感情表現と美しいメロディを持つ楽曲は、心の傷を抱えた人や、切ない恋心を感じている時に、共感と慰めを与えてくれることでしょう。

レ・ミゼラブル ( Les Misérables)~ 民衆の歌(Do You Hear The People Sing)Les Misérables Cast

ヴィクトール・ユーゴー作「レ・ミゼラブル」が原作のミュージカル。

舞台での初演は1985年にロンドンで行われました。

映画版は2012年に公開。

監督はトム・フーパー。

主役、ジャン・バルジャンにはヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)が扮し、素晴らしい歌唱力を披露しました。

マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)〜踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)Marni Nixon

Marni Nixon 映画「マイ・フェア・レディ」 踊り明かそう I Could Have Danced All Night
マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)〜踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)Marni Nixon

オードリー・ヘップバーンが、下町の花売り娘から美しいレディへと変貌をとげていく物語。

レディに必要な教育を施すヒギンス教授に恋心を抱いた彼女が、眠れないほどウキウキする気持ちを歌っています。

オードリーの可愛らしさが銀幕いっぱいに広がるシーンです。

アニーよ銃をとれ

There’s No Business Like Show BusinessIRVING BERLIN

ミュージカル界の金字塔として輝く名曲と言えば、アメリカを代表する作曲家アーヴィング・バーリンさんが手がけた珠玉の一曲!

1946年にエセル・マーマンさんが主演したブロードウェイ・ミュージカル『Annie Get Your Gun』を彩った、ショービジネスの魅力と苦労を描いた力強い楽曲です。

ブラスとパーカッションが織りなす活気あふれるメロディは、舞台の華やかさを見事に表現し、多くの聴き手の心を掴んで離しません。

1954年には同名の映画も制作され、マリリン・モンローさんら豪華キャストが出演。

エセル・マーマンさんの歌声で知られる本作は、ビング・クロスビーさんやライザ・ミネリさんなど、数多くのアーティストによってカバーされています。

ショービジネスに憧れる方や、心躍るメロディで元気をチャージしたい時にぴったりの一曲ですね!

雨に唄えば(Singin’ in the Rain)~雨に唄えば(Singin’ in the Rain Title Song)Gene Kelly

サイレント期からトーキー時代へと移り変わる頃のハリウッドを描いたミュージカル。

作品中、最も有名なのが本作です。

デビー・レイノルズ演じるキャシーに恋をした主人公ドンをジーン・ケリーが熱演。

有頂天な心持ちを雨の中のタップダンスで見事に表現しています。

ウエストサイド物語(West Side Story)〜トゥナイト(Tonight)Marni Nixon, Jim Bryant

シャーク団とジェット団は、お互いに対立しあう不良チーム。

敵対するチームの男女(マリアとトニー)が恋に落ちますが、やがて悲劇的な結末を迎える……。

映画公開当時「現代のロミオとジュリエット」物語と評されたミュージカルの名作から。

なお、マリア役ナタリー・ウッドの歌を吹き替えたマーニ・ニクソンは数多くのミュージカルで主演女優の歌を吹き替えした歌手です。