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ミュージカル初心者におすすめの名曲

「ミュージカルって敷居が高そう……」そんなふうに感じている方、いらっしゃいませんか?

実は、ミュージカルの世界には誰もが一度は耳にしたことがある名曲がたくさん眠っているんです。

雨の中で繰り広げられる情熱的なダンスの音楽、心に響く切ない恋の歌、壮大な物語を彩る合唱曲など、音楽と演技が織りなす魔法のような世界が、きっとあなたを魅了してくれるはずです。

今回は、ミュージカル初心者の方でも楽しめる珠玉の名作をご紹介します。

あなたも素晴らしいミュージカルの世界への扉を開いてみませんか?

ミュージカル初心者におすすめの名曲(31〜40)

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

Suddenly SeymourAlan Menken

Joy Woods is Audrey – SUDDENLY, SEYMOUR with Matt Doyle | Little Shop of Horrors
Suddenly SeymourAlan Menken

感情の赴くままに紡がれる壮大なミュージカルナンバーは、オフ・ブロードウェイで鮮烈なデビューを飾ったアラン・メンケンさんとハワード・アシュマンのコンビ作。

アメリカ出身の天才作曲家メンケンさんが生み出した美しいメロディと心震わせる歌詞が織りなす本作は、1982年初演の『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』で披露された劇中歌です。

この名曲は、主人公と女性が互いの心の奥底にある想いを歌い上げるデュエットナンバーで、1986年12月に公開された映画版でも印象的なシーンを彩りました。

世界興行収入5,400万ドルを記録した映画の成功に一役買った本作は、その後も多くのアーティストにカバーされ続ける人気曲。

感動的なラブストーリーが好きな方や、ミュージカル初心者の入門曲としても最適です。

アニーよ銃をとれ

There’s No Business Like Show BusinessIRVING BERLIN

ミュージカル界の金字塔として輝く名曲と言えば、アメリカを代表する作曲家アーヴィング・バーリンさんが手がけた珠玉の一曲!

1946年にエセル・マーマンさんが主演したブロードウェイ・ミュージカル『Annie Get Your Gun』を彩った、ショービジネスの魅力と苦労を描いた力強い楽曲です。

ブラスとパーカッションが織りなす活気あふれるメロディは、舞台の華やかさを見事に表現し、多くの聴き手の心を掴んで離しません。

1954年には同名の映画も制作され、マリリン・モンローさんら豪華キャストが出演。

エセル・マーマンさんの歌声で知られる本作は、ビング・クロスビーさんやライザ・ミネリさんなど、数多くのアーティストによってカバーされています。

ショービジネスに憧れる方や、心躍るメロディで元気をチャージしたい時にぴったりの一曲ですね!

ショウ・ボート

Ol’ Man RiverJerome Kern/Oscar Hammerstein II,

アメリカ音楽史に残る名曲の数々を生み出したジェローム・カーンさんとオスカー・ハマースタイン2世さんによる1927年発表のミュージカル『ショウ・ボート』より、心を揺さぶる楽曲をご紹介します。

ミシシッピ川の悠久の流れをバックに、黒人労働者の視点から描かれたこの曲は、スピリチュアルやブルースの要素が色濃く感じられる重厚なバラード。

ゆったりとしたテンポで進む五音音階のメロディは、人生の苦悩と希望を象徴的に表現しています。

1927年12月にニューヨークのジーグフェルド・シアターで初演された本作は、その後1936年と1951年に映画化され、特にポール・ロブソンさんの深いバスボイスによる歌唱は多くの人々の心を捉えました。

アメリカ映画協会が選ぶ「映画史上最も偉大な100曲」の24位にも選ばれた名曲です!

ザ・ミュージックマン

Ya Got TroubleMeredith Willson

ミュージカル史に燦然と輝く楽曲として、メレディス・ウィルソンさんが作り上げた傑作。

アイオワ州出身の彼が1957年に世に送り出した『ザ・ミュージックマン』での名曲は、詐欺師ハロルド・ヒルが町の人々を巧みに説得するシーンで披露されるパターソングです。

リズミカルで言葉を畳みかける独特の曲調は、初期のラップの先駆けとも評され、スティーヴン・ソンドハイムも絶賛したほど。

本作は1958年に最優秀ミュージカルショーアルバム賞をグラミーで受賞し、1962年の映画版でもロバート・プレストンによって名演が残されています。

アニメ『マイリトルポニー』での引用や『ザ・シンプソンズ』でのパロディなど文化的影響も大きく、良質な会話劇や説得力ある表現に触れたい方におすすめです。

Caroline, or Change

Lot’s WifeTonya Pinkins

壮大な劇的表現と圧倒的な歌唱力が融合した、ブロードウェイミュージカル『Caroline, or Change』の珠玉のナンバー。

アメリカのトーニャ・ピンキンスさんの力強い表現力が1963年のルイジアナ州を舞台にした物語のクライマックスを見事に彩ります。

本作は2004年6月に発売されたオリジナル・ブロードウェイ・キャスト・アルバムに収録され、トニー・クシュナーとジニーン・テソリが紡ぎ出す繊細な音楽世界を堪能できます。

ピンキンスさんは同年のトニー賞主演女優賞にノミネートされるほどの評価を受け、第58回トニー賞授賞式でのパフォーマンスは観客を魅了しました。

心の奥底から湧き上がる感情を味わいたい方、社会と個人の葛藤を音楽で体感したい方にぴったりの一曲です。

ミュージカル初心者におすすめの名曲(41〜50)

ジーザス・クライスト・スーパースター (Jesus Christ Superstar)〜私はイエスがわからない(I don’t know how to love him)Yvonne Elliman

「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、イエス・キリストと弟子たちが、イエスが十字架に架けられて亡くなるまでどのように過ごしたかをロックテイストで描いた異色作です。

新約聖書にも登場するマグダラのマリヤが、イエスを一人の男性として愛し苦悩するその心の内をバラードで歌い上げています。

コーラス・ライン(A Chorus Line)〜ワン(One)A Chorus Line Cast

「コーラス・ライン」は、1975年に舞台で初演となり、1985年に映画化されました。

名優マイケル・ダグラスがプロデューサーを、そのかつての恋人でオーディションを受けに来たキャシーをアリソン・リードが演じています。

「ワン」は今でもCMなどで耳にすることがある楽曲です。