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ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽

ドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスが残した数々の名作からおすすめの作品を紹介します。

バッハ、ベートーベンに次ぐドイツの3大Bと称されるブラームスを詳しくなるとクラシック通の仲間入りができます。

特にベートーベンを尊敬し作曲された交響曲第1番は初演した指揮者のハンス・フォン・ビューローから『ベートーベンの交響曲10番だ』と評価されるほど影響を受けています。

今も多くのクラシックファンから愛されているブラームスの世界をご堪能ください。

ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽(101〜110)

ゲーテの「冬のハルツの旅」からの断章Johannes Brahms

ブラームス:「アルト・ラプソディ」Op53:アバド/ベルリンフィル
ゲーテの「冬のハルツの旅」からの断章Johannes Brahms

1896年に作曲された作品です。

ゲーテの詩『冬のハルツ紀行』に曲を付けたものです。

アルト独唱、男声合唱及び管弦楽で構成された楽曲で、一般的にはアルト・ラプソディーの名で知られています。

独特の魅力を持った作品です。

F.A.E.ソナタ,第3楽章Johannes Brahms

ブラームス/F.A.E. ソナタ 第3楽章,WoO.2/Pf.関本昌平,Vln.鍵富弦太郎
F.A.E.ソナタ,第3楽章Johannes Brahms

1853年に作曲された作品です。

F.A.E.ソナタはブラームスがロベルト・シューマンとアルベルト・ディートリヒの3人の合作で制作されたヴァイオリン・ソナタです。

3人の共通の友人でヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムに献呈されました。

タイトルのF.A.E.とはヨアヒムのモットーである(Frei aber einsam)「自由だが孤独に」の頭文字を取ったものです。

ブラームスは第3楽章を作曲しています。

チェロソナタ第1番 Op.38Johannes Brahms

Brahms – Cello Sonata No.1 in e minor, op.38 / ブラームス チェロソナタ 第1番 第1楽章 Op.38
チェロソナタ第1番 Op.38Johannes Brahms

1862年から1865年ブラームス32歳の頃に作曲された作品です。

1865年に出版されたチェロソナタです。

ブラームスは自身で破棄した何点かの作品を除けば、生涯で2曲のチェロソナタを残しました。

ブラームスらしい、哀愁漂うメロディーが響きます。

ホルン三重奏曲op,40Johannes Brahms

ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40 (第4楽章) / ブラームス
ホルン三重奏曲op,40Johannes Brahms

1865年に作曲された作品です。

ブラームスが作曲した室内楽曲で、ホルンが使用されているのはこの楽曲のみです。

第3楽章は、作曲年と同じ年に亡くなった、ブラームスの母親を追悼する思いがこめられていると言われています

悲劇的序曲Johannes Brahms

Brahms: Tragische Ouvertüre – Royal Concertgebouw Orchestra [HD]
悲劇的序曲Johannes Brahms

1880年に作曲された作品です。

この楽曲は、大学祝典序曲と同時期に作曲されました。

ブラームスが友人への書簡で「陽気な笑う序曲(大学祝典序曲)と対になる、涙をさそう序曲(悲劇的序曲)を書こうと考えている」と書いていることからも、悲劇的序曲と大学祝典序曲は対になる作品と言えます。

カプリッチョ作品76の1Johannes Brahms

Ivo Pogorelich Plays Brahms Capriccio Op.76 No.2. lo-fi
カプリッチョ作品76の1Johannes Brahms

ドイツ3Bの一人であるブラームスの奇想曲第2番です。

イーヴォ・ポゴレリチは、旧ユーゴスラビアのベオグラード出身のピアニストです。

「異端」として知られ、さまざまなエピソードがあるが、演奏にもその異端さが型破りな演奏として出ており、曲の新しい側面を生み出す奏者でもあります。

雨の歌Johannes Brahms

★ブラームス ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78 ≪雨の歌≫ シェリング/ルービンシュタイン Brahms Violin Sonata No.1 G-major
雨の歌Johannes Brahms

オーストリア南部のヴェルター湖畔にある避暑地ペルチャハで作曲された曲です。

日本のじめじめとした嫌らしい暑さから抜け出したい気分の時には、避暑地で作曲されたこの曲を聴くのには絶好の機会です。

涼しげな湖畔を想像しながら聴いてみましょう。

ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 Op.102Johannes Brahms

フランツ・ウェルザー=メスト指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102より/2018年11月24日/サントリーホール
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 Op.102Johannes Brahms

1887年に作曲されたヴァイオリンとチェロを独奏楽器とする二重協奏曲です。

交響的でありながら独奏に重音を要求する難曲と言われています。

1886年に最後の交響曲となった第4番を完成した後、ブラームスは交響曲第5番の構想を練っていました。

同じ頃、ブラームスは長年の親友で、ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムとの不仲となっていました。

ブラームスはヨアヒムとのぎくしゃくした間柄をなんとかしたいと考え、ヨアヒムの助言を得ながら作曲しようと試みます。

このことが交響曲の着想を協奏曲へと変更することになった理由であるというエピソードがあります

おわりに

いかがだったでしょうか。

我々にとっては偉大な作曲家ブラームスですが、本人は偉大なる作曲家と扱われることを良く思わず、一方で完璧主義者であったようで、厳格ながら時には熱く優しい部分が作品に表れているのではないでしょうか。

十二音技法の創始者であるアルノルト・シェーンベルクや、後期ロマン派のフランツ・シュミットなど後の作曲家にも多くの影響を与えており、今の私たちにも届いているようです。

オーケストラで演奏される曲以外でも、ピアノ、アンサンブル、歌曲などもぜひ聞いてみてください。