クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(51〜60)
オンブラ・マイ・フGeorge Frideric Handel

プラタナスの木陰への愛を歌ったもので、ヘンデルの作曲したオペラ『セルセ』の第1幕冒頭のアリアです。
ヘンデルがこの世を去った後、もっとも人気のある1曲で、CMソングやカバーソングとしても日本でもとても人気が高い1曲です。
聴いたことがある人も多いのではないでしょうか?
上品で静けさの中にある美しい一面がクリスマスの夜を彩ってくれるでしょう。
目覚めよと呼ぶ声が聴こえJ.S.Bach

バッハ作曲のカンタータ第140番。
全7曲から構成されており、第1曲の『コラール 目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』はオーボエと弦楽器の温かみのある音色が心地いいです。
クリスマスのディナーよりもランチやアフタヌーンティーを楽しむ際のBGMにぴったり!
上品な印象を受けるメロディーを聴いていると、自分も少し品のある人になれるような気持ちにさせてくれます。
そりすべりLeroy Anderson

ルロイ・アンダーソンが1948年に作曲した管弦楽曲。
スレイベルが鳴り続けることで、雪が降っているような曲の雰囲気をかもし出しています。
軽快なリズムにのりながら、温かいメロディーがさまざまな楽器によって紡がれていきます。
ジャズのような演奏に変わったり、曲の最後ではトランペットがウマの鳴き声をまねしていたりなど、聞いていてとても楽しい1曲です!
クリスマス序曲Samuel Coleridge-Taylor

作曲する指揮者としてアメリカ国内で人気を集めたサミュエル・コールリッジ=テイラー。
37歳という若さでこの世を去った作曲家ですが、死後、彼の名曲がさまざまな編曲家によって再編されています。
彼の定番のクリスマスソングであるこちらの『クリスマス序曲』は、サミュエル・コールリッジ=テイラーが死没してから13年後の1925年にシドニー・ベインズの手によって再編されました。
その時に多くの人々に知られることになった本作は、現在でもアメリカを代表する定番のクリスマスクラシックとして人気を集めています。
スケーターズ・ワルツÉmile Waldteufel

フランスのワルツ王とも呼ばれたワルトトイフェルが作曲したワルツです。
『スケートをする人々』とも呼ばれ、日本での人気が非常に高い曲です。
曲調は非常に優雅でゆったりとした印象で、クラシックの定番でありながらピアノの練習曲やバレエ音楽としても親しまれています。
クリスマスの時期にはハンドベルを使って演奏するなど、とても親しみやすい曲です。
おわりに
クラシックのクリスマスを題材とした楽曲は宗教的な意味合いを持つ作品も多く、神聖なメロディやサウンドの背景を知るのもとても興味深いですよね。
もちろん、そのような知識がなくてもシンプルに美しい旋律やにぎやかなアンサンブルを楽しめる楽曲ばかりですから、ぜひあなたのクリスマスに向けたプレイリストに加えてみてくださいね!