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素敵なクリスマス
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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング

街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。

ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。

そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。

そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。

華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?

もくじ

クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(21〜40)

合奏協奏曲ヘ短調「クリスマス」Pietro Antonio Locatelli

イタリア後期のバロック音楽の作曲家であり、バイオリニストであったピエトロ・ロカテッリ作曲の曲です。

クリスマスというタイトルがついているにもかかわらず、短調で奏でられるメロディーが印象的。

短調のため決して明るくはありませんが、ただおごそかというだけではなく弦楽器の持つ力強さも所々に感じる1曲です。

少し寂しいクリスマスを過ごす方、バイオリニストが作ったこの曲で弦楽器の音色を楽しんでみてください。

クリスマス序曲Samuel Coleridge-Taylor

作曲する指揮者としてアメリカ国内で人気を集めたサミュエル・コールリッジ=テイラー。

37歳という若さでこの世を去った作曲家ですが、死後、彼の名曲がさまざまな編曲家によって再編されています。

彼の定番のクリスマスソングであるこちらの『クリスマス序曲』は、サミュエル・コールリッジ=テイラーが死没してから13年後の1925年にシドニー・ベインズの手によって再編されました。

その時に多くの人々に知られることになった本作は、現在でもアメリカを代表する定番のクリスマスクラシックとして人気を集めています。

グリーンスリーブスによる幻想曲Ralph Vaughan Williams

当初は、ヴォーン・ウィリアムズによる1928年のオペラ『恋するサー・ジョン』の第3幕の間奏曲として用いられていましたが、ラルフ・グリーヴズが編曲し、独立させた作品です。

1934年9月にロンドンではじめて披露され、自身による指揮でおこなわれました。

小管弦楽のための作品で、イングランド民謡『グリーンスリーヴス』から着想を得たクリスマスにぴったりな1曲。

もみの木

ドイツ北部で古くから伝わる民謡をもとにして作られたクリスマスキャロルです。

ヨハン・アウグスト・ツァルナックとエルンスト・アンシュッツが共同で詞をつけました。

もみの木とは日本にも自生しているクリスマスツリーの木として使用される木です。

日本語の歌詞もあるので、この曲を歌いながらクリスマスツリーの飾り付けをしたり、クリスマスパーティーの子供たちの合唱曲として歌うのもいいですね!

荒れ野の果てに

Libera – Angels We Have Heard On High
荒れ野の果てに

クラシックに詳しくない方でも聴いたことがある曲の一つではないでしょうか。

古くからあるクリスマスキャロルの一つで、18世紀ころからあったといわれています。

フランス語が原語ですが、英語や日本語などにも訳されています。

子供たちが歌うバージョンも天使の歌声のようでとても美しく、心が洗われるようです。

クリスマスには教会で歌われるような合唱がより魅力的に響きますよね。

歌心のある方はご自分でも挑戦してみてください。

キャロルの祭典Edward Benjamin Britten

HARPと歌声ではじまる『キャロルの祭典』神聖な女声コーラスが教会に響き、懐かしさを感じる優しい賛美歌。

その後男声コーラスが加わり華やかなキャロルになります。

24分という長いキャロルは展開がたくさんあり、とても楽しめる楽曲となっています。

楽器もHARPだけでとてもシンプルな構成です。

それがいっそうキャロルの魅力を引き出しています。

ヨーロッパのクリスマスはクラシカルですてきですね。