クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(31〜40)
天には栄えフェリックス・メンデルスゾーン

クリスマスの代表的な讃美歌であり、イギリスでは『さかえの主イエス』などと並んで四大讃美歌のひとつとされています。
作曲したのはオーケストラ作品からピアノ小品まで数多くの作品を残したドイツの作曲家、メンデルスゾーンです。
もともとはドイツのライプツィヒ市からの委嘱で作曲された祝典歌でしたが、今ではすっかりクリスマスの定番に。
美しく重なり合う聖歌隊の歌声やイエスを讃える荘厳な歌詞は、静かに迎える大人なクリスマスにピッタリです。
グリーンスリーブスによる幻想曲Ralph Vaughan Williams

当初は、ヴォーン・ウィリアムズによる1928年のオペラ『恋するサー・ジョン』の第3幕の間奏曲として用いられていましたが、ラルフ・グリーヴズが編曲し、独立させた作品です。
1934年9月にロンドンではじめて披露され、自身による指揮でおこなわれました。
小管弦楽のための作品で、イングランド民謡『グリーンスリーヴス』から着想を得たクリスマスにぴったりな1曲。
神の御子は今宵しも

クリスマスシーズンに歌われる賛美歌として日本でも人気を集める『神の御子は今宵しも』。
イギリスに古くから伝わるクリスマスキャロルであり、ラテン語の歌詞を中心に親しまれている歌です。
厳かさと温かさのあるオーケストラの伴奏と男女混声の壮大な合唱により、イエス・キリストの誕生を知らせるメッセージを歌い上げています。
神聖な雰囲気がただよう旋律からもクリスマスの訪れを祝福する様子が伝わる賛美歌です。
世界中の歌手がカバーしている代表的なクリスマスソングを聴いてみてくださいね。
荒れ野の果てに

クラシックに詳しくない方でも聴いたことがある曲の一つではないでしょうか。
古くからあるクリスマスキャロルの一つで、18世紀ころからあったといわれています。
フランス語が原語ですが、英語や日本語などにも訳されています。
子供たちが歌うバージョンも天使の歌声のようでとても美しく、心が洗われるようです。
クリスマスには教会で歌われるような合唱がより魅力的に響きますよね。
歌心のある方はご自分でも挑戦してみてください。
クリスマス・オラトリオCamille Saint-Saëns

『クリスマス・オラトリオ』といえばバッハの作品をイメージする方が多いと思います。
バッハの作品しか聞いたことのない方は、ぜひこちらのサン・サーンスの作品も聞いてみてください。
この作品は10の楽曲からなりたっている作品で、それぞれの楽曲は一定の統一感を持ちながらも個性を放っています。
全体を通して幻想的な雰囲気にまとめられているので、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスにピッタリな作品です。
ぜひチェックしてみてください。