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素敵なクリスマス
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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング

街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。

ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。

そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。

そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。

華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?

もくじ

クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(1〜20)

オー・マグナム・ミステリウムWilliam Byrd

イギリスで生まれたウィリアム・バードが1607年に出版した曲です。

言葉では言い表せないキリストの誕生の神秘と誕生による歓喜の気持ちを歌っています。

教会に響くとムード満点な合唱曲で、まるで天使の歌声を聴いているような気持ちにさせてくれます。

遠い国の教会で歌われていることをイメージするとおごそかな気持ちになれるのではないでしょうか。

クリスマスをただのイベントととらえず、その宗教的なイメージを探ってみることもオススメです。

God is With UsJohn Tavener

King’s College Cambridge 2014 #18 God is with us, John Tavener
God is With UsJohn Tavener

クリスマスの到来を静かに、そして荘厳に祝う楽曲といえば、こちらは外せません。

宗教音楽を得意とする作曲家ジョン・タヴナーさんが1987年に発表したこの楽曲は、正教会のクリスマス・イブの儀式をもとに作られています。

旧約聖書のイザヤ書からの引用を含んだ歌詞は、「神の臨在」というテーマを軸に、救世主キリストの誕生を高らかに宣言。

静寂と荘厳さが交錯する音楽は、クリスマスの神聖さを見事に表現しています。

ウィンチェスター大聖堂の合唱指揮者へのオマージュとして作られたこの曲は、クリスマス・イブの礼拝でしばしば演奏され、多くの人々の心に深い感動を与え続けています。

厳かな雰囲気の中でクリスマスを過ごしたい方におすすめの一曲ですよ。

バレエ組曲「くるみ割り人形」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー - バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a カラヤン ベルリンフィル 1966
バレエ組曲「くるみ割り人形」Pyotr Tchaikovsky

冬にピッタリなクラシック音楽と言えば、チャイコフスキーの『バレエ組曲「くるみ割り人形」』がオススメです。

この楽曲は甘さとと荘厳さを兼ね備えており、心地良い響きが聖夜の雰囲気を高めます。

チャイコフスキーの三大バレエ作品の一つですので、バレエの動画とともに聴くとより深みが増すのではないでしょうか。

一音一音が幻想的な世界観を紡ぎ出すのを、バレエのシーンとともに楽しんでください。

パーティ向けの陽気な楽曲とは異なりますが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いを馳せると新たな発見があるかもしれません。

Christmas Eve: Orchestral SuiteNikolai Rimsky-Korsakov

Rimsky-Korsakov – Christmas Eve: Orchestral Suite (1895)
Christmas Eve: Orchestral SuiteNikolai Rimsky-Korsakov

リムスキー=コルサコフが手掛けたこの作品はオペラから編曲された管弦楽組曲で、星空の煌めきや魔女のダンスなど、幻想的な情景が華やかに描かれています。

1895年に初演されたオペラを元に作られた本作は、ウクライナの民話を題材にした物語。

若い鍛冶屋の恋物語が、超自然的な要素と共に展開されるんですよ。

ロシアの民謡やクリスマスの歌を取り入れつつ、色彩豊かなオーケストレーションが魅力的。

厳かな聖夜に思いを馳せながら、ファンタジックな音の世界に浸りたい方におすすめです。

クリスマス・オラトリオJ.S.Bach

クリスマスシーズンに教会で演奏するために、バッハが作曲したドイツ語の歌詞による全6部、計64曲から成るカンタータ集です。

教会暦に沿って、クリスマスである12月25日から顕現節である1月6日の内、日曜と祝日の計6日間に、全6部を1日1部ずつ演奏します。

現在コンサートなどでは全6部を、休憩をはさみながら一度に演奏することが一般的となっています。

HodieRalph Vaughan Williams

毎年クリスマスの季節が近づくと、街の空気も変わって活気づくものですよね。

そんな季節にぴったりなのが、ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズさんが1954年に発表したクリスマス・カンタータです。

聖書の物語や詩人の作品を織り交ぜた壮大な合唱曲で、クリスマスの神聖さと喜びが見事に表現されています。

ソプラノ、テノール、バリトンの独唱に加え、混声合唱や児童合唱、管弦楽まで登場する大規模な作品ですから、本格的なクリスマス音楽を楽しみたい方にはうってつけ。

イギリスの民謡風の旋律も随所に感じられ、親しみやすさも魅力です。

ゆったりとした気分でクリスマスを過ごしたい方は、ぜひこの曲をBGMに神聖な時間を迎えてくださいね。