クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(1〜10)
クリスマス・ツリーFranz Liszt

こちらの曲はリストが1874年から1876年の間に孫のために作った曲です。
こんな曲をプレゼントされるお孫さんはうらやましいですね。
12曲からなり、クリスマスに関連した曲がおさめられています。
この曲を聴きながら、遠い国のクリスマスに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
作品のほとんどはクリスマスキャロルに基づいて作られていますが、11曲目と12曲目は技巧的で、リストとその妻カロリーネの故郷について表した曲です。
オー・マグナム・ミステリウムWilliam Byrd

イギリスで生まれたウィリアム・バードが1607年に出版した曲です。
言葉では言い表せないキリストの誕生の神秘と誕生による歓喜の気持ちを歌っています。
教会に響くとムード満点な合唱曲で、まるで天使の歌声を聴いているような気持ちにさせてくれます。
遠い国の教会で歌われていることをイメージするとおごそかな気持ちになれるのではないでしょうか。
クリスマスをただのイベントととらえず、その宗教的なイメージを探ってみることもオススメです。
Stella Natalis – I. CelebroKarl Jenkins

クリスマスの聖なる夜にぴったりなのが、カール・ジェンキンスさんの『Stella Natalis』です。
2009年12月にリリースされたこのアルバムは、クリスマスの精神を祝う12の楽章から成る壮大な作品。
冒頭を飾る楽章は、まさに祝祭の喜びに満ちた音楽で、聴く人の心を高揚させてくれます。
ラテン語と英語が織り交ぜられた歌詞は、世界中の文化や宗教を超えた普遍的な祝福を表現しているんですよ。
本作は、静かに祈りを捧げたい方や、家族と穏やかな時間を過ごしたい方におすすめです。
厳かなヨーロッパの聖夜を感じながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(11〜20)
マニフィカトJ.S.Bach

バロック音楽の巨匠であり、宗教音楽をたくさん作ったバッハが1723年に作った曲がこちらです。
その後彼はこの曲を調を変えて改訂したのですが、改定前の変ホ長調で書かれたバージョンにはクリスマス用の挿入曲が4曲入っています。
神への喜びに満ちた、トランペットやティンパニが活躍する華やかな曲は、クリスマスの気分を盛り上げてくれるでしょう。
初稿と改訂版の両方を聴き比べてみるのも楽しいので、ぜひ聴いてみてほしいです。
Coventry Carol

厳粛なヨーロッパの聖夜に想いを馳せるなら、この曲をぜひ。
16世紀にイングランドで生まれた伝統的なキャロルで、中世の宗教劇に起源を持つ曲です。
悲哀に満ちた調子で、母親たちが幼い子供を守ろうとする無力さを表現しています。
三声のハーモニーを持つ静かな子守唄で、主にア・カペラで歌われますよ。
1940年のクリスマス、第二次世界大戦中のコヴェントリー爆撃後、破壊された大聖堂でBBCが放送したのがきっかけで広く知られるようになりました。
クリスマスシーズンのテレビ番組や映画のサウンドトラックでよく使用されていますし、多くのアーティストがカバーしています。
静かに祈りを捧げたい方におすすめですよ。
Star CarolJohn Rutter

イギリスの著名な作曲家であるジョン・ラターさんが1972年に作曲した本作は、キリストの降誕を祝う喜びに満ちた雰囲気が特徴的です。
簡単に覚えられるメロディーと、ベツレヘムの星に導かれる人々の物語が、クリスマスの真髄を見事に表現しています。
1972年、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで初演されて以来、多くの合唱団に愛され続けている本作。
ラターさん自身が指揮する「ケンブリッジ・シンガーズ」の演奏が特に有名ですね。
クリスマスの夜、家族と過ごす静かな時間に、この曲を聴いてみるのはいかがでしょうか。
きっと、神聖な雰囲気に包まれた特別な時間を過ごせるはずです。
God is With UsJohn Tavener

クリスマスの到来を静かに、そして荘厳に祝う楽曲といえば、こちらは外せません。
宗教音楽を得意とする作曲家ジョン・タヴナーさんが1987年に発表したこの楽曲は、正教会のクリスマス・イブの儀式をもとに作られています。
旧約聖書のイザヤ書からの引用を含んだ歌詞は、「神の臨在」というテーマを軸に、救世主キリストの誕生を高らかに宣言。
静寂と荘厳さが交錯する音楽は、クリスマスの神聖さを見事に表現しています。
ウィンチェスター大聖堂の合唱指揮者へのオマージュとして作られたこの曲は、クリスマス・イブの礼拝でしばしば演奏され、多くの人々の心に深い感動を与え続けています。
厳かな雰囲気の中でクリスマスを過ごしたい方におすすめの一曲ですよ。