クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(31〜40)
キャロルの祭典Edward Benjamin Britten

HARPと歌声ではじまる『キャロルの祭典』神聖な女声コーラスが教会に響き、懐かしさを感じる優しい賛美歌。
その後男声コーラスが加わり華やかなキャロルになります。
24分という長いキャロルは展開がたくさんあり、とても楽しめる楽曲となっています。
楽器もHARPだけでとてもシンプルな構成です。
それがいっそうキャロルの魅力を引き出しています。
ヨーロッパのクリスマスはクラシカルですてきですね。
コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主」J.S.Bach

音楽の父バッハ作曲の賛美歌。
ミラノのアンブロジウスによるとされている『来ませ、異邦人の贖い主よ』というキリスト教の聖歌をもとにしています。
バッハの曲にかかせないと言っても過言ではないパイプオルガンの音色がおごそかな雰囲気を演出しています。
街にあふれる明るく華やかなクリスマスソングとは違いますが、神をたたえる賛美歌として教会などで祈りをささげながら清らかな気持ちで聴くのがオススメです。
アヴェ・マリアJ.S.Bach/Gounod

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』第1巻の第1曲「前奏曲」を伴奏として、フランスの作曲家グノーが旋律を付けて1859年に発表した賛美歌。
3大アヴェマリアの1曲として世界中で親しまれています。
現在ではクリスマスシーズンや、結婚式の聖歌、コンサートのアンコール・ピースなどとして良く演奏される人気の曲です。
G線上のアリアJ.S.Bach

バッハ作曲の日本でもテレビや映画のBGMとしてもよく使用される1曲です。
『G線上のアリア』という通称は、4本のバイオリンの弦のうち最低音であるG線のみで演奏できることから由来しています。
この曲はなんと言ってもそんなバイオリンの美しい音色に心を奪われる曲です。
クリスマスの華やかで美しい雰囲気にもこのバイオリンの音色はしっくりきます。
カノンJohann Pachelbel

結婚式などでよく聴かれるポピュラーなクラシック音楽、パッヘルベル作曲の1曲です。
『カノン』で流れるコード進行はカノンコードとして知られ、日本の音楽でも度々使用されています。
幸せな印象を受けるこの曲はクリスマスのステキな昼にも夜にもぴったりです。
クラシック音楽の入門曲としても使用されることが多いため、クリスマスに向けて練習してみるのもいいですね!