クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
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もくじ
- クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
- オラトリオ「メサイア」より「ハレルヤ」George Frideric Handel
- There is No Rose of Such Virtue
- 交響曲第9番「合唱」第4楽章Ludwig van Beethoven
- Adeste Fideles / 神の御子は今宵しも
- Stella Natalis – I. CelebroKarl Jenkins
- Coventry Carol
- オー・マグナム・ミステリウムWilliam Byrd
- God is With UsJohn Tavener
- バレエ組曲「くるみ割り人形」Pyotr Tchaikovsky
- Christmas Eve: Orchestral SuiteNikolai Rimsky-Korsakov
- クリスマス・オラトリオJ.S.Bach
- HodieRalph Vaughan Williams
- Carol SymphonyVictor Hely-Hutchinson
- Christmas Prelude for Chamber OrchestraVítězslava Kaprálová
- クリスマス・ツリーFranz Liszt
- マニフィカトJ.S.Bach
- Star CarolJohn Rutter
- キリストの幼時Hector Berlioz
- Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一
- 2つのトランペットのための協奏曲Antonio Lucio Vivaldi
- 合奏協奏曲第8番「クリスマス」Arcangelo Corelli
- アヴェ・マリアGiulio Caccini
- そりすべりWolfgang Amadeus Mozart
- コラール「主よ、人の望みの喜びよ」J.S.Bach
- アヴェ・マリアFranz Schubert
- クリスマスの賛美歌Adolphe-Charles Adam
- コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主」J.S.Bach
- 小さな木エリック・ウィテカー
- 神の御子は今宵しも
- クリスマス・オラトリオCamille Saint-Saëns
- 合奏協奏曲ヘ短調「クリスマス」Pietro Antonio Locatelli
- クリスマス序曲Samuel Coleridge-Taylor
- グリーンスリーブスによる幻想曲Ralph Vaughan Williams
- もみの木
- 荒れ野の果てに
- キャロルの祭典Edward Benjamin Britten
- オンブラ・マイ・フGeorge Frideric Handel
- アヴェ・マリアJ.S.Bach/Gounod
- G線上のアリアJ.S.Bach
- カノンJohann Pachelbel
- 真夜中のミサ曲Marc-Antoine Charpentier
- 天にはさかえFelix Mendelssohn
- 3つのドイツ舞曲集より第3番「そりあそび」Wolfgang Amadeus Mozart
- トロイカSergei Prokofiev
- 「四季」より「12月 クリスマス」Pyotr Tchaikovsky
- アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart
- イン・テラ・パックス荻久保和明
- バイオリン協奏曲「四季」より「冬」Antonio Lucio Vivaldi
- Christmas GreetingEdward Elgar
- きよしこの夜franz Xaver Gruber
- オンブラ・マイ・フGeorge Frideric Handel
- 目覚めよと呼ぶ声が聴こえJ.S.Bach
- そりすべりLeroy Anderson
- 天には栄えフェリックス・メンデルスゾーン
- スケーターズ・ワルツÉmile Waldteufel
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(1〜20)
Carol SymphonyVictor Hely-Hutchinson

たとえクリスマスの騒がしさに興味がなかったとしても、何となく雰囲気にあてられて楽しげな気持ちにさせられてしまうという方も多いのでは?
そんな季節にぴったりな楽曲が、ヴィクター・ヘリー=ハッチンソンの交響曲です。
1927年に作曲されたこの作品は、4つの楽章からなり、「おお、来たれ、すべての信者たち」や「神の御子は今宵しも」といったクリスマスキャロルをオーケストラで編曲しています。
1984年にはBBCのテレビドラマでも使用され、イギリスの冬の風物詩となりました。
厳かな雰囲気の中でクリスマスを過ごされたい方は、ぜひこの曲をBGMとして神聖な時間を迎えてください。
Christmas Prelude for Chamber OrchestraVítězslava Kaprálová

街中が華やかな雰囲気に包まれるクリスマスの時期にぴったりの楽曲が、ヴィチェスラヴァ・カプラーロヴァの手による本作です。
1939年にパリのラジオ局のために作曲されたこの曲は、わずか3分ほどの短い作品ながら、クリスマスの神秘的な雰囲気を見事に表現しています。
ホルンやオーボエが奏でる牧歌的な旋律に、弦楽器の繊細な響きが重なり、まるで雪景色の中を歩いているかのような情景が浮かんできますよ。
チェコ出身の女性作曲家として注目を集めたカプラーロヴァさんの才能が光る一曲です。
静かなクリスマスの夜に、家族や大切な人と過ごす時間のBGMにいかがでしょうか。
クリスマス・ツリーFranz Liszt

こちらの曲はリストが1874年から1876年の間に孫のために作った曲です。
こんな曲をプレゼントされるお孫さんはうらやましいですね。
12曲からなり、クリスマスに関連した曲がおさめられています。
この曲を聴きながら、遠い国のクリスマスに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
作品のほとんどはクリスマスキャロルに基づいて作られていますが、11曲目と12曲目は技巧的で、リストとその妻カロリーネの故郷について表した曲です。
マニフィカトJ.S.Bach

バロック音楽の巨匠であり、宗教音楽をたくさん作ったバッハが1723年に作った曲がこちらです。
その後彼はこの曲を調を変えて改訂したのですが、改定前の変ホ長調で書かれたバージョンにはクリスマス用の挿入曲が4曲入っています。
神への喜びに満ちた、トランペットやティンパニが活躍する華やかな曲は、クリスマスの気分を盛り上げてくれるでしょう。
初稿と改訂版の両方を聴き比べてみるのも楽しいので、ぜひ聴いてみてほしいです。
Star CarolJohn Rutter

イギリスの著名な作曲家であるジョン・ラターさんが1972年に作曲した本作は、キリストの降誕を祝う喜びに満ちた雰囲気が特徴的です。
簡単に覚えられるメロディーと、ベツレヘムの星に導かれる人々の物語が、クリスマスの真髄を見事に表現しています。
1972年、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで初演されて以来、多くの合唱団に愛され続けている本作。
ラターさん自身が指揮する「ケンブリッジ・シンガーズ」の演奏が特に有名ですね。
クリスマスの夜、家族と過ごす静かな時間に、この曲を聴いてみるのはいかがでしょうか。
きっと、神聖な雰囲気に包まれた特別な時間を過ごせるはずです。
キリストの幼時Hector Berlioz

日本では忘れられがちですが、クリスマスとは本来、イエス・キリストの生誕を祝うイベントです。
もちろん楽しい曲を聴くのも1つの楽しみ方ですが、神聖なイメージのメロディーを聞きたいという方も多いでしょう。
そんな方にオススメしたいのが、エクトール・ベルリオーズによって作曲されたこちらの名曲、『キリストの幼時』。
3部からなる声楽作品で、重い雰囲気が非常に印象的です。
ストーリーもしっかりとしているので、ぜひとも和訳を見ながら聞いていただきたい作品です。