クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(11〜20)
Christmas Eve: Orchestral SuiteNikolai Rimsky-Korsakov

リムスキー=コルサコフが手掛けたこの作品はオペラから編曲された管弦楽組曲で、星空の煌めきや魔女のダンスなど、幻想的な情景が華やかに描かれています。
1895年に初演されたオペラを元に作られた本作は、ウクライナの民話を題材にした物語。
若い鍛冶屋の恋物語が、超自然的な要素と共に展開されるんですよ。
ロシアの民謡やクリスマスの歌を取り入れつつ、色彩豊かなオーケストレーションが魅力的。
厳かな聖夜に思いを馳せながら、ファンタジックな音の世界に浸りたい方におすすめです。
Carol SymphonyVictor Hely-Hutchinson

たとえクリスマスの騒がしさに興味がなかったとしても、何となく雰囲気にあてられて楽しげな気持ちにさせられてしまうという方も多いのでは?
そんな季節にぴったりな楽曲が、ヴィクター・ヘリー=ハッチンソンの交響曲です。
1927年に作曲されたこの作品は、4つの楽章からなり、「おお、来たれ、すべての信者たち」や「神の御子は今宵しも」といったクリスマスキャロルをオーケストラで編曲しています。
1984年にはBBCのテレビドラマでも使用され、イギリスの冬の風物詩となりました。
厳かな雰囲気の中でクリスマスを過ごされたい方は、ぜひこの曲をBGMとして神聖な時間を迎えてください。
Christmas Prelude for Chamber OrchestraVítězslava Kaprálová

街中が華やかな雰囲気に包まれるクリスマスの時期にぴったりの楽曲が、ヴィチェスラヴァ・カプラーロヴァの手による本作です。
1939年にパリのラジオ局のために作曲されたこの曲は、わずか3分ほどの短い作品ながら、クリスマスの神秘的な雰囲気を見事に表現しています。
ホルンやオーボエが奏でる牧歌的な旋律に、弦楽器の繊細な響きが重なり、まるで雪景色の中を歩いているかのような情景が浮かんできますよ。
チェコ出身の女性作曲家として注目を集めたカプラーロヴァさんの才能が光る一曲です。
静かなクリスマスの夜に、家族や大切な人と過ごす時間のBGMにいかがでしょうか。
HodieRalph Vaughan Williams

毎年クリスマスの季節が近づくと、街の空気も変わって活気づくものですよね。
そんな季節にぴったりなのが、ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズさんが1954年に発表したクリスマス・カンタータです。
聖書の物語や詩人の作品を織り交ぜた壮大な合唱曲で、クリスマスの神聖さと喜びが見事に表現されています。
ソプラノ、テノール、バリトンの独唱に加え、混声合唱や児童合唱、管弦楽まで登場する大規模な作品ですから、本格的なクリスマス音楽を楽しみたい方にはうってつけ。
イギリスの民謡風の旋律も随所に感じられ、親しみやすさも魅力です。
ゆったりとした気分でクリスマスを過ごしたい方は、ぜひこの曲をBGMに神聖な時間を迎えてくださいね。
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

東洋と西洋の音楽的要素が見事に融合した名曲が、坂本龍一さんの手によって1983年に生み出された映画音楽で、英国アカデミー賞音楽賞を獲得した傑作です。
優美なペンタトニック・スケールの旋律に、シンセサイザーとグラスハープの繊細な音色が溶け込み、穏やかな心の広がりをもたらしてくれます。
本作はピアノソロによるアルバム『コーダ』として再編曲され、映画『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックとしても各国で高い評価を受けました。
宇多田ヒカルさんやサラ・ブライトマンさんなど、多くのアーティストに愛され続けているこの珠玉の作品は、静かな夜のリラックスタイムや、心を落ち着かせたい時の癒やしのBGMとして、心に染み入る深い感動を与えてくれることでしょう。
そりすべりWolfgang Amadeus Mozart

いくつもの名曲を世に生み出してきたモーツァルトですが、こちらの『そりすべり』はその中でも特にクリスマスにピッタリな作品です。
複雑なメロディーの多いモーツァルトですが、こちらの楽曲では現代のポップスのようなシンプルなメロディーで構成されています。
また当時からこういったクリスマスをテーマにした作品には、ベルの音が使用されていました。
現在も変わらず、クリスマスソングにベルを用いるので、そういった歴史を感じながら聴くのも面白いかもしれませんね。
クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(21〜30)
2つのトランペットのための協奏曲Antonio Lucio Vivaldi

2本のトランペットのためにヴィヴァルディが作曲したオリジナルの作品であり、何と言っても最大の特徴は曲名通り2本のトランペットがソロとして主役であることです。
トランペット以外の楽器も登場しますがこの曲では脇を固める存在となっています。
まれにスプリングコンサートなどでも演奏されますが、多くはクリスマスコンサートで演奏する演目となっています。