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【クリスマス】クリスマスに聴きたいクラシック音楽。おすすめの神聖なるクリスマスソング

街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。

ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。

そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。

そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。

華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?

【クリスマス】クリスマスに聴きたいクラシック音楽。おすすめの神聖なるクリスマスソング(21〜30)

アヴェ・マリアGiulio Caccini

日本でもよく聴かれるポピュラーなクラシックです。

Ave Mariaは直訳すると「こんにちは、マリア」という意味になるため、聖母マリアへの祈りを意味します。

女性ボーカルによって天使のような美しい響きの歌声で歌われることが多いです。

そんな美しい雰囲気とクリスマスのおごそかな教会の雰囲気とはまさにベストマッチ!

この曲を聴いて聖母マリアのように優しい気持ちでクリスマスを過ごしてみませんか?

そりすべりWolfgang Amadeus Mozart

Leonard Bernstein – Mozart Schlittenfahrt (Sleigh Ride) 1967
そりすべりWolfgang Amadeus Mozart

いくつもの名曲を世に生み出してきたモーツァルトですが、こちらの『そりすべり』はその中でも特にクリスマスにピッタリな作品です。

複雑なメロディーの多いモーツァルトですが、こちらの楽曲では現代のポップスのようなシンプルなメロディーで構成されています。

また当時からこういったクリスマスをテーマにした作品には、ベルの音が使用されていました。

現在も変わらず、クリスマスソングにベルを用いるので、そういった歴史を感じながら聴くのも面白いかもしれませんね。

Stella Natalis – I. CelebroKarl Jenkins

クリスマスの聖なる夜にぴったりなのが、カール・ジェンキンスさんの『Stella Natalis』です。

2009年12月にリリースされたこのアルバムは、クリスマスの精神を祝う12の楽章から成る壮大な作品。

冒頭を飾る楽章は、まさに祝祭の喜びに満ちた音楽で、聴く人の心を高揚させてくれます。

ラテン語と英語が織り交ぜられた歌詞は、世界中の文化や宗教を超えた普遍的な祝福を表現しているんですよ。

本作は、静かに祈りを捧げたい方や、家族と穏やかな時間を過ごしたい方におすすめです。

厳かなヨーロッパの聖夜を感じながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

クリスマスの賛美歌Adolphe-Charles Adam

アダン: オー・ホーリー・ナイト[ナクソス・クラシック・キュレーション #特別編:クリスマス]
クリスマスの賛美歌Adolphe-Charles Adam

日本語では『さやかに星はきらめき』とも呼ばれるクリスマスキャロルです。

19世紀にフランスで誕生した曲で、賛美歌であるためクリスマスの時期に教会に行くと必ずといっていいほど歌われています。

歌うのはもちろんのこと、オーケストラ演奏や小規模なオルガンコンサートなんかでも演奏されます。

しっとりとした美しいメロディーに癒やされますね。

クリスマス・オラトリオJ.S.Bach

クリスマスシーズンに教会で演奏するために、バッハが作曲したドイツ語の歌詞による全6部、計64曲から成るカンタータ集です。

教会暦に沿って、クリスマスである12月25日から顕現節である1月6日の内、日曜と祝日の計6日間に、全6部を1日1部ずつ演奏します。

現在コンサートなどでは全6部を、休憩をはさみながら一度に演奏することが一般的となっています。

アヴェ・マリアFranz Schubert

バッハ/グノーやカッチーニと並び世界三大アヴェ・マリアとされるシューベルトの『アヴェ・マリア』。

歌詞は、スコットランドの詩人ウォルター・スコットによる叙事詩『湖上の美人』から採られています。

この『湖上の美人』の物語の中で、王から追われる身となった「湖上の貴婦人」ことエレン・ダグラスは、聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさみます。

そのエレンの歌が、この曲だったのです。

Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

Merry Christmas Mr. Lawrence – From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

東洋と西洋の音楽的要素が見事に融合した名曲が、坂本龍一さんの手によって1983年に生み出された映画音楽で、英国アカデミー賞音楽賞を獲得した傑作です。

優美なペンタトニック・スケールの旋律に、シンセサイザーとグラスハープの繊細な音色が溶け込み、穏やかな心の広がりをもたらしてくれます。

本作はピアノソロによるアルバム『コーダ』として再編曲され、映画『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックとしても各国で高い評価を受けました。

宇多田ヒカルさんやサラ・ブライトマンさんなど、多くのアーティストに愛され続けているこの珠玉の作品は、静かな夜のリラックスタイムや、心を落ち着かせたい時の癒やしのBGMとして、心に染み入る深い感動を与えてくれることでしょう。