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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング

街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。

ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。

そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。

そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。

華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?

もくじ

クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(1〜20)

Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

Merry Christmas Mr. Lawrence – From Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022
Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

東洋と西洋の音楽的要素が見事に融合した名曲が、坂本龍一さんの手によって1983年に生み出された映画音楽で、英国アカデミー賞音楽賞を獲得した傑作です。

優美なペンタトニック・スケールの旋律に、シンセサイザーとグラスハープの繊細な音色が溶け込み、穏やかな心の広がりをもたらしてくれます。

本作はピアノソロによるアルバム『コーダ』として再編曲され、映画『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックとしても各国で高い評価を受けました。

宇多田ヒカルさんやサラ・ブライトマンさんなど、多くのアーティストに愛され続けているこの珠玉の作品は、静かな夜のリラックスタイムや、心を落ち着かせたい時の癒やしのBGMとして、心に染み入る深い感動を与えてくれることでしょう。

2つのトランペットのための協奏曲Antonio Lucio Vivaldi

2本のトランペットのためにヴィヴァルディが作曲したオリジナルの作品であり、何と言っても最大の特徴は曲名通り2本のトランペットがソロとして主役であることです。

トランペット以外の楽器も登場しますがこの曲では脇を固める存在となっています。

まれにスプリングコンサートなどでも演奏されますが、多くはクリスマスコンサートで演奏する演目となっています。

クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(21〜40)

合奏協奏曲第8番「クリスマス」Arcangelo Corelli

コレルリ:合奏協奏曲第8番ト短調『クリスマス協奏曲』
合奏協奏曲第8番「クリスマス」Arcangelo Corelli

コレルリが作曲した、全12曲からなる合奏協奏曲集のなかでもっとも有名な曲です。

コレルリ自身「キリスト降誕の夜のために作曲した」と書いてあり、クリスマスの真夜中におこなうミサのために作曲されました。

チェンバロと弦楽器の音色が美しくも優しく響き渡り、教会の中でキリストの降誕を祝う姿が想像できそうな曲となっています。

アヴェ・マリアGiulio Caccini

日本でもよく聴かれるポピュラーなクラシックです。

Ave Mariaは直訳すると「こんにちは、マリア」という意味になるため、聖母マリアへの祈りを意味します。

女性ボーカルによって天使のような美しい響きの歌声で歌われることが多いです。

そんな美しい雰囲気とクリスマスのおごそかな教会の雰囲気とはまさにベストマッチ!

この曲を聴いて聖母マリアのように優しい気持ちでクリスマスを過ごしてみませんか?

そりすべりWolfgang Amadeus Mozart

Leonard Bernstein – Mozart Schlittenfahrt (Sleigh Ride) 1967
そりすべりWolfgang Amadeus Mozart

いくつもの名曲を世に生み出してきたモーツァルトですが、こちらの『そりすべり』はその中でも特にクリスマスにピッタリな作品です。

複雑なメロディーの多いモーツァルトですが、こちらの楽曲では現代のポップスのようなシンプルなメロディーで構成されています。

また当時からこういったクリスマスをテーマにした作品には、ベルの音が使用されていました。

現在も変わらず、クリスマスソングにベルを用いるので、そういった歴史を感じながら聴くのも面白いかもしれませんね。

コラール「主よ、人の望みの喜びよ」J.S.Bach

Best Version of Jesu, Joy Of Man’s Desiring by Bach (With Lyrics)
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」J.S.Bach

1723年7月2日の礼拝のためにバッハが書いた『カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」』のなかの1曲。

この日は、主の母マリア訪問の祝日といわれる喜ばしい雰囲気に満ちた祝日です。

全10曲から成りますが、そのフィナーレあるこの曲はとくにも有名です。

「主よ、人の望みの喜びよ」というタイトルは、英訳名「Jesus, Joy of Man’s Desiring」からとられたものです。