クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング
街中を彩るデコレーションにキラキラのイルミネーション……思わずワクワクしていますクリスマスですが、もともとはイエス・キリストの降誕を祝う神聖な日。
ヨーロッパではミサに参加し、家族でゆっくり過ごすのが一般的だそうです。
そんなクリスマスには、古くからたくさんの曲が作られてきました。
そもそもクラシック音楽の始まりは教会音楽だったことを思えば、どの曲もふさわしいと言えるのかもしれませんが、今回はとくにおすすめの曲を集めました。
華やかなパーティ向けではありませんが、厳かなヨーロッパの聖夜に思いをはせてみるのもステキだと思いませんか?
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クリスマスに聴きたいクラシック音楽。神聖なるクリスマスソング(21〜30)
合奏協奏曲第8番「クリスマス」Arcangelo Corelli

コレルリが作曲した、全12曲からなる合奏協奏曲集のなかでもっとも有名な曲です。
コレルリ自身「キリスト降誕の夜のために作曲した」と書いてあり、クリスマスの真夜中におこなうミサのために作曲されました。
チェンバロと弦楽器の音色が美しくも優しく響き渡り、教会の中でキリストの降誕を祝う姿が想像できそうな曲となっています。
アヴェ・マリアGiulio Caccini

日本でもよく聴かれるポピュラーなクラシックです。
Ave Mariaは直訳すると「こんにちは、マリア」という意味になるため、聖母マリアへの祈りを意味します。
女性ボーカルによって天使のような美しい響きの歌声で歌われることが多いです。
そんな美しい雰囲気とクリスマスのおごそかな教会の雰囲気とはまさにベストマッチ!
この曲を聴いて聖母マリアのように優しい気持ちでクリスマスを過ごしてみませんか?
コラール「主よ、人の望みの喜びよ」J.S.Bach

1723年7月2日の礼拝のためにバッハが書いた『カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」』のなかの1曲。
この日は、主の母マリア訪問の祝日といわれる喜ばしい雰囲気に満ちた祝日です。
全10曲から成りますが、そのフィナーレあるこの曲はとくにも有名です。
「主よ、人の望みの喜びよ」というタイトルは、英訳名「Jesus, Joy of Man’s Desiring」からとられたものです。
アヴェ・マリアFranz Schubert

バッハ/グノーやカッチーニと並び世界三大アヴェ・マリアとされるシューベルトの『アヴェ・マリア』。
歌詞は、スコットランドの詩人ウォルター・スコットによる叙事詩『湖上の美人』から採られています。
この『湖上の美人』の物語の中で、王から追われる身となった「湖上の貴婦人」ことエレン・ダグラスは、聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさみます。
そのエレンの歌が、この曲だったのです。
クリスマスの賛美歌Adolphe-Charles Adam

日本語では『さやかに星はきらめき』とも呼ばれるクリスマスキャロルです。
19世紀にフランスで誕生した曲で、賛美歌であるためクリスマスの時期に教会に行くと必ずといっていいほど歌われています。
歌うのはもちろんのこと、オーケストラ演奏や小規模なオルガンコンサートなんかでも演奏されます。
しっとりとした美しいメロディーに癒やされますね。
神の御子は今宵しも

クリスマスシーズンに歌われる賛美歌として日本でも人気を集める『神の御子は今宵しも』。
イギリスに古くから伝わるクリスマスキャロルであり、ラテン語の歌詞を中心に親しまれている歌です。
厳かさと温かさのあるオーケストラの伴奏と男女混声の壮大な合唱により、イエス・キリストの誕生を知らせるメッセージを歌い上げています。
神聖な雰囲気がただよう旋律からもクリスマスの訪れを祝福する様子が伝わる賛美歌です。
世界中の歌手がカバーしている代表的なクリスマスソングを聴いてみてくださいね。
クリスマス・オラトリオCamille Saint-Saëns

『クリスマス・オラトリオ』といえばバッハの作品をイメージする方が多いと思います。
バッハの作品しか聞いたことのない方は、ぜひこちらのサン・サーンスの作品も聞いてみてください。
この作品は10の楽曲からなりたっている作品で、それぞれの楽曲は一定の統一感を持ちながらも個性を放っています。
全体を通して幻想的な雰囲気にまとめられているので、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスにピッタリな作品です。
ぜひチェックしてみてください。