早くも12月がやって来ましたね。
この一年はみなさんにとって実り多き年になりましたでしょうか?
この記事では、一年の最後の月である12月に関する雑学&豆知識を紹介しています。
クリスマスや年末、年越しといった12月にぴったりの内容で集めてみましたよ。
12月の雑学を知りたい、学びたいという方はチェックしてみてくださいね!
年齢関係なく楽しんでいただける内容ですので、保育、介護現場での季節クイズのネタにもぜひお使いください。
【一般向け】12月の雑学&豆知識。季節クイズのネタにも!(1〜10)
イギリスではサンタクロースの事を「ファーザークリスマス」と呼んでいる。

クリスマスを象徴する存在と言えるサンタクロース、子供たちにプレゼントをくれる人として世界のさまざまな国で愛されていますよね。
そんなサンタクロースはイギリスでは「ファーザークリスマス」という別の呼び方があることをご存じでしょうか。
これは由来が別だということが大きな理由で、キリスト教の聖人である聖ニコラウスがサンタクロースの由来なのに対して、ケルトの太陽の復活と春の訪れを祝う妖精がイギリスのファーザークリスマスの由来です。
身に着けている衣装もサンタクロースの赤と白ではなく、緑色が基本の衣装だったりと、細かい部分からも違う存在だということがわかるのではないでしょうか。
クリスマスカラー「赤」「白」「緑」にはそれぞれ意味がある。

クリスマスはツリーをはじめとしたさまざまな飾り付けが町にあふれるイベント、そのカラーの定番といえば赤と白と緑のクリスマスカラーですよね。
そんなクリスマスカラーのそれぞれの色には意味が込められており、その意味を知ればクリスマスへの思いも高まるのではないでしょうか。
赤が神の愛や寛大さ、白が純潔や平和、緑が力強い生命力という意味で、それらを組み合わせることで強い願いを表現しています。
光や王権の意味が込められた金もクリスマスカラーとして扱われる場合があるので、どの願いを強調したいのかも考えつつ、クリスマスを華やかに飾り付けていきましょう。
12月23日が祝日でなくなったのは、天皇の代替わりがあったから。

次の年への準備が本格的になる12月、祝日がない月だという点も忙しさをさらに高めているような印象ですよね。
そんな12月は、以前は12月の23日が祝日でしたが、それがいつの間にやら消えてしまいました。
元号が平成から令和に変わったタイミング、平成の時に12月23日だった天皇誕生日が、代替わりによって2月23日に変更されたということが理由です。
祝日だったという期間も長かったので、もしかするといまだにこの日が祝日だと思い込んでいる人も多いかもしれませんね。
大晦日に入浴することを「年の湯」と言う。

1年の終わりには温かいお風呂に入ってさっぱりとして新年を迎えたいですよね。
「年の湯」というのは大みそかの夜に入浴することを言い、昔から日本に伝わる風習です。
大みそかの夜にお風呂に入って1年の汚れを落とし、清々しい気持ちで新しい年を迎えましょうという意味が込められていますよ。
年の湯は地域によって風習はさまざまですが、ゆず湯に入って邪気をはらい無病息災を願ったり、神棚にお供え物をしてからお風呂に入る地域もあるそうです。
大みそかの夜はゆっくりとお風呂につかりリフレッシュして新しい年を迎えたいですね。
冬至の七草には「ん」が2つつく食べ物が選ばれている。

冬至は12月にやってくる昼がもっとも短い日で、冬の厳しさを実感するタイミングとも考えられますよね。
そんな冬至に食べる七草、2つの「ん」が含まれている縁起がいいとされている食べ物です。
なんきん、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどんという7種類が、風を予防して出世を助けてくれるものとして語られています。
「ん」が「運」とかかっており、これが縁起をはこんでくるという内容なので、日々の食事に取り入れて運を引き寄せていきましょう。
冬至にはカボチャを食べると良いとされている。

冬至にカボチャを食べるようになった理由は、大きく分けて3つが考えられます。
栄養価の高さ、カボチャの丸い形が太陽を連想させ、冬至から日が長くなることを願い、太陽のエネルギーを体内に取り込むという意味、カボチャは「南京」とも呼ばれ、「ん」が2つ含まれていることから、特に縁起が良いという意味があったそうです。
また、カボチャ以外にも、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどんなど、は「ん」のつく食べ物を合わせ「冬至の七種」と呼び、これらを食べる風習もありました。
大晦日に夜更かしが許されるのは、年神様を迎えるため。

大晦日の思い出として、いつもよりも夜更かしが許されていたという経験があるひとも多いのではないでしょうか。
その理由は年神様をむかえるためという説が有力で、この日だけははやく眠ることが神様に失礼だったとも考えられますよね。
現在では日付が変わる時間というと深夜になってしまいますが、かつては日没が日の境と考えられていたので、夜更かしと言っても現在よりははやく眠っていたのかもしれませんよ。
この日は何となく起きているという人でも、この理由を知れば新年をさらにハッピーな気持ちでむかえられるのではないでしょうか。