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ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲

ダンスミュージックにあまり興味がなければ、ドラムンベースと言われても何のことだか分からないという方々がほとんどかもしれません。

いわゆる電子音楽の1つであり、ジャングルと呼ばれるジャンルから派生したと言われているドラムンベースは1990年代の半ば辺りに誕生し、90年代後半にはドラムンベースの手法を用いたヒット曲も生まれました。

今回の記事では、2020年代の現在も独自の進化を続けるドラムンベースの名曲を紹介しています。

往年のクラシックなナンバーから近年の注目曲まで、ロックやジャズといった分野との融合も見せる名曲の数々をぜひお楽しみください!

もくじ

ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

The NineBad Company

1998年にイギリスで結成されたバッド・カンパニーUKは、アンダーグランドシーンで多くの名トラックを生み出したドラムンベースグループ。

2005年に活動を休止させてソロ活動を活発化させますが、2016年に奇跡の再結成が実現、2020年代の現在もツアーなど精力的な活動を続けています。

メンバーが運営するレーベルの1つであるBreakbeat Kaosは、あのドラムンベースバンドのペンデュラムを輩出しており、作品はもちろん彼らの活動自体がシーンにおいて重要な役割を果たしているのですね。

そんなバッド・カンパニーUKが1998年にリリースした衝撃的なデビュー曲にして代表曲『The Nine』は、音楽メディアにおいて史上最高のドラムンベースのトラックに選ばれるなど、批評家や音楽ファンの間で高い評価を受ける文句なしのドラムンベースアンセムです!

改めて聴くと非常にシンプルな作りながら、タイトなリズムを刻むビートが途中で足を踏み外したかのように崩れるパターンなどは計算された展開といった雰囲気で最高にクールですね。

ドラムンベースを知る上では欠かせない楽曲ですから、確実にチェックしておきましょう!

QuestShimon & Andy C

ドラムンベースの名門にして老舗レーベル「RAM Records」を主宰、シーンの顔役として活躍するイギリス出身のアンディ・Cさん。

16歳にしてレーベルを設立したとのいうのですから、その早熟ぶりがなんともすごいですよね。

現在もトップクラスのDJとして多忙を極めており、ドラムンベースの発展に深く関わり続けているアンディ・Cさんの動向はドラムンベースの歴史そのものといっても過言ではありません。

そんなアンディ・Cさんが若き日に同じくイギリスのDJ兼プロデューサーであるシモンさんと組んで、1996年に自らのレーベルにて発表した12インチシングル曲『Quest』を紹介しましょう。

全体的にシンプルな音作りながら、浮遊感のある電子音とタイトなブレイクビーツが実にクール。

リリース年を考えても初期ドラムンベースの重要な証言の如き意味を持つ楽曲であり、アンディ・Cさんやシモンさんのクリエイターとしての才能をも存分に感じさせる名曲ですよね。

よりプリテミティブなジャングル的な構造を持つ、カップリングの『Night Flight』も合わせておすすめです!

Feel The LoveRudimental

FEEL THE LOVE – RUDIMENTAL FT JOHN NEWMAN [Official Video]
Feel The LoveRudimental

イギリスはロンドンにて、ボーカル不在の4人組として2010年に結成されたルディメンタル。

多様なバックグラウンドを持つメンバーによって構成される彼らは、近年では幅広い音楽性を持つエレクトロニックミュージックを展開していますが、初期はドラムンベースを軸としたサウンドをバンドとして鳴らしていたグループであり、ドラムンベース初心者の方にもぜひ聴いていただきたい名曲が多く存在しています。

本稿で取り上げている『Feel the Love』は2012年にリリースされた彼らの代表曲の1つであり、世界中でヒットを記録した名曲です。

イギリスのシンガー、ジョン・ニューマンさんをゲストボーカリストとしてフィーチャーしており、ドラムンベース的なトラックでありながらもファンクやソウルといった要素を兼ね備え、ジョンさんの耳に残る歌声とメロディ、ロック的なダイナミズムや疾走感も感じさせるキラーチューンなのですね。

ロック畑であまりクラブミュージックに縁がない、という方でも聴きやすいですよ!

Temper TemperGoldie

Goldie – Temper Temper (Official Music Video)
Temper TemperGoldie

ドラムンベース界における最初のスターであり、インパクトのあるルックスで音楽シーンを席巻したアーティスト、ゴールディーさん。

ドラムンベース史の生き証人にして帝王とも呼ばれる彼は賛否両論あれど、ドラムンベースというジャンルを世に知らしめた功績は間違いないですし、1995年にリリースされたデビューアルバム『Timeless』はドラムンベースの金字塔と評される名盤中の名盤なのですね。

本稿では、あのオアシスのギタリストでありメインソングライター、ノエル・ギャラガーさんをフィーチャーした名曲『Temper Temper』を紹介します。

ドラムンベースでありながらもノエルさんのギタープレイを大々的に取り入れた作風で、インダストリアルからの影響も感じさせる『Temper Temper』は、1998年に発表されたセカンドアルバム『Saturnz Return』に収録されているシングル曲。

オアシスが好き、という方にとっては厳しいかもしれませんが、ロックもクラブミュージックもいけるという若い音楽ファンが聴けば新鮮に感じられるかもしれませんね。

凶悪なルックスでバットを片手に暴れ回るゴールディーさんが怖すぎるMVも、合わせてチェックしてみてください!

Remember The FutureLondon Elektricity

なんとも大胆なアーティストネームですが、その名の通りイギリスはロンドンを拠点とするロンドン・エレクトリシティは、トニー・コールマンさんによるソロプロジェクトです。

もともとはクリス・ゴスさんも参加したデュオ体制だったのですが、2人が共同で設立したドラムンベースの老舗レーベル「Hospital Records」の経営にクリスさんが注力するためプロジェクトを脱退、現在はトニーさんのソロプロジェクトとして活動しているという経緯があるのですね。

そんなるロンドン・エレクトリシティによる2006年の名トラック『Remember the Future』は、ドラムンベースのみならずソウルやジャズなどさまざまなジャンルに精通したトニーさんのセンスが全開となった美しいドラムンベースの名曲です。

高速ドラムンベースのビートにどこか浮遊感のあるシンセ、上品なピアノのフレーズやボーカルが盛り込まれたバランス感覚はさすがの一言。

この楽曲はジャズのようなビッグバンドの編成でライブパフォーマンスが披露されていますから、ぜひ映像などでチェックしてみてください!

HeroesRoni Size & Reprazent

トリップホップと呼ばれるジャンルを生み出し、多くの個性的なアーティストやグループを輩出したイギリスのブリストル。

土地の名前にちなんで「ブリストル・サウンド」と呼ばれることもあり、さまざまな音楽シーンに影響を与えるブリストル出身のロニ・サイズさんもまた、ブリストルが生んだ偉大なアーティストであり、イギリスのドラムンベース界において重要なプロデューサー兼DJとして知られている存在です。

そんなロニ・サイズさんが「ロニ・サイズ・アンド・レプラゼント」名義で1997年にリリースしたアルバム『New Forms』は、イギリスにおいて最も権威のある音楽賞とも言われるマーキュリー賞を受賞するなど高く評価されている名盤中の名盤!

ベースやドラムといった生楽器を使った独自のドラムンベースが生み出す心地良い浮遊感、ジャズやソウルの影響を感じさせる音作りはダンスミュージックでありながらもプリミティブに躍らせるサウンドとは全く違うムードが漂っており、初めて聴いた方は衝撃を受けるはず。

本稿で紹介している楽曲は女性ボーカリストによるメロディを導入した名曲『Heroes』。

この楽曲を聴けば、これもドラムンベースなのかと驚かれるのではないでしょうか。