ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲
ダンスミュージックにあまり興味がなければ、ドラムンベースと言われても何のことだか分からないという方々がほとんどかもしれません。
いわゆる電子音楽の1つであり、ジャングルと呼ばれるジャンルから派生したと言われているドラムンベースは1990年代の半ば辺りに誕生し、90年代後半にはドラムンベースの手法を用いたヒット曲も生まれました。
今回の記事では、2020年代の現在も独自の進化を続けるドラムンベースの名曲を紹介しています。
往年のクラシックなナンバーから近年の注目曲まで、ロックやジャズといった分野との融合も見せる名曲の数々をぜひお楽しみください!
- 【混沌の電子音楽】ドリルンベースの名曲まとめ
- 【2025】ゴリゴリっ!感じて重低音!激しい洋楽EDM
- ダブステップの名曲。最新アンセム・フロアヒッツ
- バウンスってどんなEDM?定番曲や名曲、おすすめの人気曲
- ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲
- 10代に人気のダンスミュージック。オススメのダンス曲
- 【最新】世界で人気を集めるEDM【2025】
- 【2025】日本のクラブミュージック。J-DANCE
- ドラムのイントロがかっこいい曲
- フューチャーハウスの名曲。最新アンセム・フロアヒッツ
- おすすめのダンス曲。定番のダンスミュージック
- 【2025】超かっこいいブレイクダンスの定番曲・人気曲【ブレイキン】
- EDM人気ランキング【2025】
ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲(1〜10)
The NineBad Company

1998年にイギリスで結成されたバッド・カンパニーUKは、アンダーグランドシーンで多くの名トラックを生み出したドラムンベースグループ。
2005年に活動を休止させてソロ活動を活発化させますが、2016年に奇跡の再結成が実現、2020年代の現在もツアーなど精力的な活動を続けています。
メンバーが運営するレーベルの1つであるBreakbeat Kaosは、あのドラムンベースバンドのペンデュラムを輩出しており、作品はもちろん彼らの活動自体がシーンにおいて重要な役割を果たしているのですね。
そんなバッド・カンパニーUKが1998年にリリースした衝撃的なデビュー曲にして代表曲『The Nine』は、音楽メディアにおいて史上最高のドラムンベースのトラックに選ばれるなど、批評家や音楽ファンの間で高い評価を受ける文句なしのドラムンベースアンセムです!
改めて聴くと非常にシンプルな作りながら、タイトなリズムを刻むビートが途中で足を踏み外したかのように崩れるパターンなどは計算された展開といった雰囲気で最高にクールですね。
ドラムンベースを知る上では欠かせない楽曲ですから、確実にチェックしておきましょう!
Remember The FutureLondon Elektricity

なんとも大胆なアーティストネームですが、その名の通りイギリスはロンドンを拠点とするロンドン・エレクトリシティは、トニー・コールマンさんによるソロプロジェクトです。
もともとはクリス・ゴスさんも参加したデュオ体制だったのですが、2人が共同で設立したドラムンベースの老舗レーベル「Hospital Records」の経営にクリスさんが注力するためプロジェクトを脱退、現在はトニーさんのソロプロジェクトとして活動しているという経緯があるのですね。
そんなるロンドン・エレクトリシティによる2006年の名トラック『Remember the Future』は、ドラムンベースのみならずソウルやジャズなどさまざまなジャンルに精通したトニーさんのセンスが全開となった美しいドラムンベースの名曲です。
高速ドラムンベースのビートにどこか浮遊感のあるシンセ、上品なピアノのフレーズやボーカルが盛り込まれたバランス感覚はさすがの一言。
この楽曲はジャズのようなビッグバンドの編成でライブパフォーマンスが披露されていますから、ぜひ映像などでチェックしてみてください!
Temper TemperGoldie

ドラムンベース界における最初のスターであり、インパクトのあるルックスで音楽シーンを席巻したアーティスト、ゴールディーさん。
ドラムンベース史の生き証人にして帝王とも呼ばれる彼は賛否両論あれど、ドラムンベースというジャンルを世に知らしめた功績は間違いないですし、1995年にリリースされたデビューアルバム『Timeless』はドラムンベースの金字塔と評される名盤中の名盤なのですね。
本稿では、あのオアシスのギタリストでありメインソングライター、ノエル・ギャラガーさんをフィーチャーした名曲『Temper Temper』を紹介します。
ドラムンベースでありながらもノエルさんのギタープレイを大々的に取り入れた作風で、インダストリアルからの影響も感じさせる『Temper Temper』は、1998年に発表されたセカンドアルバム『Saturnz Return』に収録されているシングル曲。
オアシスが好き、という方にとっては厳しいかもしれませんが、ロックもクラブミュージックもいけるという若い音楽ファンが聴けば新鮮に感じられるかもしれませんね。
凶悪なルックスでバットを片手に暴れ回るゴールディーさんが怖すぎるMVも、合わせてチェックしてみてください!
ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲(11〜20)
LK Feat. Stamina MCDJ Marky & XRS

ドラムンベースの本場はイギリスですが、もちろん他の国でもドラムンベースの名曲は誕生しています。
こちらで紹介している『LK Feat. Stamina MC』は、ブラジルはサンパウロ出身で「ブラジリアンドラムンベース」を築き上げたことで知られているDJマーキーさんが2002年にリリースした大名曲!
実際に曲を聴いていただければ、一般的なドラムンベースとは違った雰囲気が感じ取れるのではないでしょうか。
実はこの曲、ブラジルが誇るシンガーソングライターのトッキーニョさんが、サンバファンクのカリスマ的な存在であるジョルジュ・ベンさんをゲストに迎えて生み出された楽曲『Carolina Carol Bela』をサンプリングしたもの。
サンバ特有の陽気なリズムやアコギの音色と、クールな質感を持つドラムンベースの融合は想像以上の効果を生み出しているのですね。
変わり種のドラムンベースを聴いてみたい、という方であればぜひ。
QuestShimon & Andy C

ドラムンベースの名門にして老舗レーベル「RAM Records」を主宰、シーンの顔役として活躍するイギリス出身のアンディ・Cさん。
16歳にしてレーベルを設立したとのいうのですから、その早熟ぶりがなんともすごいですよね。
現在もトップクラスのDJとして多忙を極めており、ドラムンベースの発展に深く関わり続けているアンディ・Cさんの動向はドラムンベースの歴史そのものといっても過言ではありません。
そんなアンディ・Cさんが若き日に同じくイギリスのDJ兼プロデューサーであるシモンさんと組んで、1996年に自らのレーベルにて発表した12インチシングル曲『Quest』を紹介しましょう。
全体的にシンプルな音作りながら、浮遊感のある電子音とタイトなブレイクビーツが実にクール。
リリース年を考えても初期ドラムンベースの重要な証言の如き意味を持つ楽曲であり、アンディ・Cさんやシモンさんのクリエイターとしての才能をも存分に感じさせる名曲ですよね。
よりプリテミティブなジャングル的な構造を持つ、カップリングの『Night Flight』も合わせておすすめです!
Run YouThe Qemists

ロックバンドという編成でありながらも、ドラムンベースを中心としたエレクトロニックミュージックの影響が色濃いサウンドを提示、ペンデュラムと並ぶ高い評価を得ているダンスロックバンドであるザ・ケミスツ。
イギリスはブライトン出身の彼らは老舗レーベル「Ninja Tune」よりデビューアルバム『Join the Q』をリリース、ダンスミュージックの持つプリミティブな快楽に則った完全フロア仕様の爆音サウンドがここ日本でも評判を呼び、2016年の単独来日公演も大盛況となりました。
そんな彼らの作品の中でも、今回紹介している『Run You』は当時新たに加入したボーカリスト、オリバー・シモンズさんのメロディとシャウトを使い分けるエモーショナルなパフォーマンスが光るキラーチューン!
モダンなヘビーロックがお好きな方も間違いなくはまる、高速ドラムンベースとラウドなヘビーロックが渾然一体となって迫りくるサウンドをぜひ爆音で聴いていただきたいですね。
2016年にリリースされたサードアルバム『Warrior Sound』に収録されています。
HeroesRoni Size & Reprazent

トリップホップと呼ばれるジャンルを生み出し、多くの個性的なアーティストやグループを輩出したイギリスのブリストル。
土地の名前にちなんで「ブリストル・サウンド」と呼ばれることもあり、さまざまな音楽シーンに影響を与えるブリストル出身のロニ・サイズさんもまた、ブリストルが生んだ偉大なアーティストであり、イギリスのドラムンベース界において重要なプロデューサー兼DJとして知られている存在です。
そんなロニ・サイズさんが「ロニ・サイズ・アンド・レプラゼント」名義で1997年にリリースしたアルバム『New Forms』は、イギリスにおいて最も権威のある音楽賞とも言われるマーキュリー賞を受賞するなど高く評価されている名盤中の名盤!
ベースやドラムといった生楽器を使った独自のドラムンベースが生み出す心地良い浮遊感、ジャズやソウルの影響を感じさせる音作りはダンスミュージックでありながらもプリミティブに躍らせるサウンドとは全く違うムードが漂っており、初めて聴いた方は衝撃を受けるはず。
本稿で紹介している楽曲は女性ボーカリストによるメロディを導入した名曲『Heroes』。
この楽曲を聴けば、これもドラムンベースなのかと驚かれるのではないでしょうか。





