RAG MusicEDM
おすすめのEDM
search

ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲

ダンスミュージックにあまり興味がなければ、ドラムンベースと言われても何のことだか分からないという方々がほとんどかもしれません。

いわゆる電子音楽の1つであり、ジャングルと呼ばれるジャンルから派生したと言われているドラムンベースは1990年代の半ば辺りに誕生し、90年代後半にはドラムンベースの手法を用いたヒット曲も生まれました。

今回の記事では、2020年代の現在も独自の進化を続けるドラムンベースの名曲を紹介しています。

往年のクラシックなナンバーから近年の注目曲まで、ロックやジャズといった分野との融合も見せる名曲の数々をぜひお楽しみください!

もくじ

ドラムンベースの名曲。おすすめの人気曲(1〜20)

CompoundEd Rush & Optical

エド・ラッシュ&オプティカルは、ドラムンベース界を代表するイギリスのプロデューサー2人による音楽デュオ。

もともとはお互いソロアーティストとして作品をリリースしていたのですが、1998年に現在のデュオ名義で自らが主宰するレーベル「Virus Recordings」を立ち上げてデビューアルバム『Wormhole』をリリース、高い人気を誇る存在です。

本稿で紹介している『Compound』はそのアルバム『Wormhole』に収録されている曲で、1990年代後半のドラムンベースがシーンを席巻していた時代ならではのクールな空気感を楽しめますね。

無駄のないシンプルかつ計算されたトラックがたまらなくかっこいいですよ!

Run YouThe Qemists

The Qemists – Run You (Official Music Video)
Run YouThe Qemists

ロックバンドという編成でありながらも、ドラムンベースを中心としたエレクトロニックミュージックの影響が色濃いサウンドを提示、ペンデュラムと並ぶ高い評価を得ているダンスロックバンドであるザ・ケミスツ。

イギリスはブライトン出身の彼らは老舗レーベル「Ninja Tune」よりデビューアルバム『Join the Q』をリリース、ダンスミュージックの持つプリミティブな快楽に則った完全フロア仕様の爆音サウンドがここ日本でも評判を呼び、2016年の単独来日公演も大盛況となりました。

そんな彼らの作品の中でも、今回紹介している『Run You』は当時新たに加入したボーカリスト、オリバー・シモンズさんのメロディとシャウトを使い分けるエモーショナルなパフォーマンスが光るキラーチューン!

モダンなヘビーロックがお好きな方も間違いなくはまる、高速ドラムンベースとラウドなヘビーロックが渾然一体となって迫りくるサウンドをぜひ爆音で聴いていただきたいですね。

2016年にリリースされたサードアルバム『Warrior Sound』に収録されています。

Racing GreenHigh Contrast

何はともあれ、特に映画がお好きな方はMVを先にチェックしていただきたいですね!

名作『シャイニング』のパロディ、オマージュした映像が楽曲と妙にマッチしていておもしろいです。

そんなMVも興味深い『Racing Green』は、イギリスはウェールズ出身のドラムンベース系のDJ兼音楽プロデューサーであるハイ・コントラストさんが、2004年にリリースした楽曲です。

世界的に活躍するヒットメイカーであり、数多くの大物アーティストのリミックスも手掛ける彼が同年にリリースしたセカンドアルバム『High Society』に収録されており、シングルとしてイギリスの音楽チャート入りも果たしているキラーチューンなのですね。

キレのあるボーカルチョップ、アグレッシブな疾走感、全体的にきらびやかで多幸感のあるシンセが聴いていて楽しいですし、元気をもらえそうなトラックです!

ドラムンベースにプリミティブなダンスミュージックとしての快楽を求めている方も、ぜひ聴いてほしいですね。

Time (feat. Cleveland Watkiss)Makoto

日本発のドラムンベースを軸としたDJ兼作曲家としてグローバルな活躍を続ける、東京都出身のMAKOTOさん。

日本大学芸術学部在籍時に当時盛り上がりを見せていたドラムンベースに影響を受け、自らドラムンベースのトラック製作を始めたというMAKOTOさんは、ドラムンベースのオリジネイターの1人であるLTJブケムさんに見いだされて頭角を現したという経歴を持つ方なのですね。

そんなMAKOTOさんのディスコグラフィの中から、今回は2003年に名門Good Looking Recordsよりリリースされた記念すべきデビューアルバム『』にも収録されている、名曲『Human Elements』を紹介しましょう。

イギリスのシンガー、クリーヴランド・ワトキスさんをフィーチャーしたメロディアスなトラックであり、ドラムンベースとしてはBPMもやや緩いトラックで、歌モノがお好きな方にも間違いなくいける心地良い楽曲です!

12インチシングルにはリミックス版も収録されていますから、そちらも要チェックですよ。

All NightJohn B

ドラムンベースの歴史において重要なレーベルの1つである「Metalheadz」が25周年を記念して、2021年よりリリースが開始したEPシリーズ「5 YEARS OF METALHEADZ」第1弾として選ばれたのが、ジョン・Bさんが同レーベルにて2001年に発表した歴史的名作『Up All Night』です。

ジョン・Bさんは1977年生まれのイギリス出身のDJ兼プロデューサーで、先鋭的なトラックを発表する一方でこちらもドラムンベースの老舗レーベル「Beta Recordings」を運営するなど、イギリスのエレクトロニックミュージックシーンに大きな影響力を持つ存在なのですね。

そんなジョン・Bさんの『Up All Night』は非常にハードコアな音作りが特徴的なドラムンベースの古典的名曲であり、緩急の使い分けも見事な逸品。

これをフロアで流されて盛り上がらないわけがない、ひたすら踊り狂えるサウンドはぜひ一度体感していただきたいところ。

冒頭で述べたリマスター版も、オリジナル版と合わせてチェックしてみてくださいね。

In LoveChase & Status feat. Jenna G

ドラムンベースを軸とした多くのアンセムをリリース、リミックスでも引っ張りだこで人気レーベル「MTA Records」の主催者でもあるチェイス&ステイタス。

ソウル・ミルトンさんとウィル・ケナードさんというデュオで構成されたチェイス&ステイタスもまた、ドラムンベースを語る上では欠かせないイギリスの名ユニットです。

ドラムンベースに限らずさまざまな分野からの影響を感じさせる、正しくミクスチャー精神を宿す彼らが世に放ったキラーチューンの中でも、本稿で取り上げている『In Love』はチェイス&ステイタスがプロダクションを務めたイギリスのシンガーであるジェナ・Gさんの世界的なヒットを記録した楽曲です。

イントロから畳みかけるような高速ドラムンベースのビートと、ソウルフルで多幸感あふれるメロディを歌い上げるジェナさんによるメロディが実に素晴らしい!

ドラムンベースとソウルの幸福な出会い、といった趣の名曲ですね。