地球に関する心がざわつく雑学&豆知識まとめ
人間をはじめとした多くの生物が暮らす地球。
宇宙と同じく、まだまだ謎に包まれたところも多く、日々研究が進められています。
この記事では、そんな地球に関する一般向けの雑学&豆知識を紹介します。
地球の歴史、ちょっと怖い未来の話、びっくりするような現象など、地球に関するさまざまな情報を集めました。
知ればちょっと胸がざわざわしたり、もっと環境に優しい行動をしようと思ったり、地球のことをもっと考えようという思いが生まれるでしょう。
地球の驚きの事実、秘密をぜひご覧ください!
地球に関する心がざわつく雑学&豆知識まとめ(1〜10)
「ジーランディア大陸」という七つ目の大陸がある

ユーラシア大陸やアフリカ大陸など世界には六つの大陸があります。
六大陸は学校でも習うので、ご存じの方もおおいですよね。
ですが、七つ目になるジーランディア大陸があるそうですよ。
地図上では見えないその大陸は、オーストラリアの東側の海底1000mの付近にあります。
大陸の90%以上が水中なので、大陸と呼べるのかと議論も出ていますが、大陸にしかない花崗岩や変成岩も見つかっています。
ジーランディア大陸はかつてオーストラリアの一部でしたが、分裂し水没したことが分かっています。
分裂した理由などまだ解明されていないことが多い大陸ですが、今後謎が明らかにされることが楽しみな大陸でもあります。
地球は完全な球体ではない

地球の形といえば美しい丸のイメージ、イラストなどでも描かれるので誰もがその印象を持っているかと思います。
しかし、地球は丸くはあるものの、完全な球体ではないということは知っているでしょうか。
厳密には「回転楕円体」という形で、赤道がふくらみ、北極や南極がつぶれたような形です。
この理由は地球が自転しているからで、その遠心力によって、赤道がふくらんだと考えられています。
地球がどれほどのスピードで回転して、どのような力が発生しているのかが見えてくるような事実ですね。
オーロラは高度によって色が変わる

オーロラは寒い国でしか見られないイメージが強いもの、夜空に輝く美しいカーテンのような光は観光の目玉でもありますよね。
そんなオーロラは高度によって見え方が変わるものだということを知っているでしょうか。
高度が高いほどに大気の密度が低く、それによって太陽からの粒子も変化、違う色に見えるという仕組みですね。
どの場所だとどのような色に見えるのかを知っておくと、理想の色のオーロラを探す旅にもつながっていくかもしれませんよ。
地球に関する心がざわつく雑学&豆知識まとめ(11〜20)
地球の酸素濃度は少しずつ減少している

人が生きていくうえで酸素は欠かせないもので、地球は大気中に酸素が存在している奇跡の星だと言えますよね。
そんな地球のらしさのひとつでもある酸素の濃度が、地球上で減少傾向にあるのは知っているでしょうか。
日常生活に影響が出るレベルの現象ではないものの、生きていくうえで必要なものが少しずつでも減っているという事実はおそろしく感じてしまいますよね。
化石燃料の燃焼や、森林火災などが原因といわれているので、改善していけるのかということも考えさせられます。
ハワイは徐々に日本に近づいている

日本人に人気の観光地、ハワイ。
実は年々、日本に近づいてきているんですよ。
どういうことなのか解説しましょう。
ハワイは太平洋プレートに乗っているのですが、そのプレートは少しずつ日本がある北西方向に移動してきているんです。
1年に移動する距離はおよそ8㎝、日本とハワイの距離は6600 kmなので、8000万年後には日本とくっつく計算になります。
ただし、ハワイがある太平洋プレートはほかのプレートの下に引きずり込まれて行っているため、せっかく近づいたとしても海底に沈むこととなります。
地球が誕生した当初は1日が5時間だった

現在の一日の長さは24時間と決まっていますが、地球が誕生した頃はもっと短かったようです。
地球が誕生した46億年前は、1日が5時間でした。
ちなみに、一日の長さは地球が一回転する長さです。
ですので、46億年前は今よりも速いスピードで地球は回っていました。
回るスピードが遅くなった理由は複数ありますが、一番大きな要因は潮の満ち引きによる摩擦です。
月の万有引力によっておこる満潮と干潮ですが、海水が地球上で移動するときに海底に摩擦をおこします。
摩擦が生じるときにおこる抵抗力によって、地球が回るスピードがじょじょに減速していったと考えられています。
現在でも、地球の回るスピードは遅くなっていますが、20年で1万分の1秒ほどだそうです。
地球の重さは少しずつ軽くなっている

地球の重さが少しずつ軽くなっていることはご存じでしょうか。
地球上には、人口やビルや建造物などが増え、地球の引力により年間4万トンの宇宙空間を漂っているチリが降り注いでいます。
「地球は重くなっている」と思ってしまいそうですが、毎年5トンも軽くなっているそうです。
不思議に思えますが、軽くなる大きな理由として水素とヘリウムにあります。
水素とヘリウムはとても軽く地球の引力でとどめておくことはできず、宇宙空間に逃げてしまうそうです。
また、地球内部の核の消費エネルギーによる質量の減少も加えると毎年5トン軽くなります。
ですが、地球の質量から考えると5トンは、ほんの微量な数に過ぎないようですよ。