【高齢者向け】ピアノで弾きたい名曲。クラシック・童謡など弾きやすい曲まとめ
ピアノの鍵盤に指を置いた瞬間、懐かしいメロディーが心によみがえる。
高齢者の方がピアノに挑戦するとき、どんな曲を選べば楽しく演奏できるでしょうか?
幼いころに歌った童謡や唱歌、そしてクラシックの名曲まで、穏やかで美しいメロディーの楽曲たちをご紹介します。
音数が少なく弾きやすいものから、少しずつステップアップできるアレンジのヒントまで、演奏する喜びを感じていただけるアイデアが満載です。
指先から奏でられる音楽は、高齢者の方の心を豊かにしてくれるでしょう。
まずは片手から、ゆっくり穏やかな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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【高齢者向け】ピアノで弾きたい名曲。クラシック・童謡など弾きやすい曲まとめ(1〜10)
夏の思い出作詞:江間章子/作曲:中田喜直

尾瀬の情景を描いたこの作品は、戦後間もない1949年6月にNHKラジオ歌謡で放送され、静かな感動とともに広まりました。
作詞の江間章子さんは戦時中に訪れた尾瀬のミズバショウに心を動かされ、「夢と希望のある歌を」という依頼に応えて詩を綴りました。
作曲の中田喜直さんは一度母から「お粗末」と言われ作り直したというエピソードも残っています。
本作は1962年にNHK『みんなのうた』で紹介され、音楽教科書にも掲載されました。
懐かしい旋律が記憶を呼び覚まし、情景が目に浮かぶような歌詞に心が引き寄せられます。
ピアノで弾いてみると、シンプルな音の運びが心地よく、ゆったりとしたテンポで演奏を楽しめるでしょう。
おぼろ月夜作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

春の夕暮れの田園風景を描いた唱歌で、菜の花畑や霞む空、淡い月の光が情景豊かに表現されています。
高野辰之さんと岡野貞一さんのコンビが手がけ、1914年に『尋常小学唱歌 第六学年用』に掲載された作品です。
穏やかで覚えやすいメロディーは口ずさんできた方も多いはず。
記憶に深く刻まれている曲なら、ピアノでの再現も取り組みやすいでしょう。
右手でメロディーを弾きながら歌い、慣れてきたら左手を少しずつ加えていくのがオススメです。
昔を懐かしむ時間にもなるかもしれませんね。
小さな世界 It’s a small world作詞・作曲:シャーマン兄弟

ディズニーパークのアトラクションから生まれた本作は、少ない音で曲の雰囲気を十分に味わえる、ピアノに親しむ方にオススメの1曲です。
シャーマン兄弟さんが1964年のニューヨーク万博のために書き下ろした作品で、世界中の子どもたちが歌う平和のメッセージが込められています。
右手のメロディは指を運びやすい流れになっており、左手もシンプルなアレンジであれば、ほぼポジション移動なしで演奏できます。
ワクワク感にあふれた曲調は、素朴なピアノの音色と相性抜群ですので、冒険しているような気分で、楽しみながら練習してみてくださいね。
【高齢者向け】ピアノで弾きたい名曲。クラシック・童謡など弾きやすい曲まとめ(11〜20)
椰子の実作詩:島崎藤村/作曲:田中寅二
文豪・島崎藤村さんの詩に大中寅二さんが曲を付けた本作は、1936年にラジオ番組「国民歌謡」で放送されて以来、広く愛されてきました。
海岸に流れ着いた1つのヤシの実を見つめながら、遠い島から黒潮に乗って旅してきたであろうその実に、歌い手自身の旅の境遇を重ね合わせる歌詞が印象的です。
穏やかな波のうねりを思わせるメロディーは音域も狭く、レガートで歌うように右手で弾いてみると心地よいですよ。
左手は1拍目を中心にシンプルに添えるだけでも十分に雰囲気が出ますから、ご自分のペースで少しずつ音を重ねていってください。
文語の美しい響きとともに、望郷の思いが静かに広がっていく名曲です。
愛の挨拶Edward Elgar

優しく甘い旋律が心に響くこの小品は、1888年にエルガーさんが婚約者への贈り物として書いた作品です。
もともとヴァイオリンとピアノのために作曲されましたが、ピアノ独奏版もエルガーさん自身が編曲しており、さまざまなアレンジの楽譜が出版されているため、ご自身に合ったものを選んで無理なく弾けるのも魅力です。
1915年には作曲者自身の指揮による録音も残されており、映画やテレビCMでも使用されてきた馴染み深い作品。
結婚式や記念式典のBGMとしても選ばれる機会が多く、懐かしさと温かさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
穏やかなテンポでゆっくり取り組めるので、片手ずつ練習してから両手で合わせていくのもよいでしょう。
メリーさんの羊アメリカ民謡

1830年にアメリカで出版された詩に翌年メロディーがつけられて広まった『Mary Had a Little Lamb』。
少女の後をどこまでもついていく子羊の健気な愛情を描いた物語は、世代を超えて世界中で親しまれてきました。
隣り合う音階を上下するだけの音列で、音域も1オクターブ以内に収まるため、鍵盤ハーモニカやリコーダーと並んでピアノの入門曲としても定番です。
右手のメロディーに慣れたら、左手でベース音を加えたり、簡単な和音を入れたりと、ご自身のペースでステップアップしていくのがオススメ。
シンプルな構成ゆえに、さまざまなアレンジを試しながら両手奏を楽しめる作品です。
ジングルベル作詞:久野静夫/作曲:J S Pierpont

世界中で愛されているクリスマスの定番曲として、そり遊びの楽しさを歌ったこの作品は1857年にアメリカで生まれました。
作曲者のジェームズ・ロード・ピアポントが雪原を駆けるそりの情景を明るく軽快なメロディに乗せて表現し、後にクリスマスの代表曲として世界中に広まっていきました。
日本では久野静夫さんによる訳詞で親しまれ、教科書や児童向けのCDに収録されて長く歌い継がれています。
鈴の音が響くようなリズムと華やかな伴奏が心を弾ませてくれるこの曲は、音数の少ないアレンジから始めて、慣れてきたら和音や装飾を加えた華やかなバージョンにも挑戦してみるのがオススメです。
クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれる一曲を、ピアノのクリアな音色で奏でてみてはいかがでしょうか。







