【高齢者向け】ピアノで弾きたい名曲。クラシック・童謡など弾きやすい曲まとめ
ピアノの鍵盤に指を置いた瞬間、懐かしいメロディーが心によみがえる。
高齢者の方がピアノに挑戦するとき、どんな曲を選べば楽しく演奏できるでしょうか?
幼いころに歌った童謡や唱歌、そしてクラシックの名曲まで、穏やかで美しいメロディーの楽曲たちをご紹介します。
音数が少なく弾きやすいものから、少しずつステップアップできるアレンジのヒントまで、演奏する喜びを感じていただけるアイデアが満載です。
指先から奏でられる音楽は、高齢者の方の心を豊かにしてくれるでしょう。
まずは片手から、ゆっくり穏やかな気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【高齢者向け】ピアノで弾きたい名曲。クラシック・童謡など弾きやすい曲まとめ(1〜10)
愛の喜びMartini

フランスの作曲家ジャン・ポール・マルティーニが作曲した歌曲であり、声楽やピアノ、バイオリンなどさまざまな形態で演奏されている名曲『愛の喜び』。
エルヴィス・プレスリーさんの『好きにならずにいられない』の原曲としても知られています。
穏やかなメロディーはピアノでも演奏しやすく、初めてピアノ演奏にチャレンジされる高齢者の方にピッタリ!
音をなめらかにつなげて美しいメロディーを奏でられるよう、指使いにも注目しながら練習できるとよいでしょう。
ジムノペディErik Satie

静謐で美しいメロディーが心に染み入る、エリック・サティの代表作。
1888年に作曲されたこの作品は、古代ギリシャの祭典に由来するタイトルを持ち、左手の単純な伴奏に乗せて右手が夢見るような旋律を奏でます。
極めてゆったりとしたテンポと穏やかな響きは、難しい技巧を必要とせず、音の少なさゆえに一音一音を丁寧に味わいながら弾くことができるでしょう。
ドビュッシーが管弦楽に編曲したことでも知られ、映画やドラマでも使われてきた名曲です。
静かな午後のひととき、懐かしさと安らぎに包まれながら、この曲に触れてみてはいかがでしょうか?
カノンJohann Pachelbel

ゆったりとした優雅な旋律が心を落ち着かせてくれる、ヨハン・パッヘルベルの代表作。
同じ低音の進行が繰り返される中で、少しずつ装飾が増していく構成は、弾いていて自然に曲の世界へ引き込まれていきます。
フランスのオーケストラによる録音が世界的に広まり、1980年の映画『Ordinary People』でも使用されたことで、結婚式や式典の定番曲として親しまれるようになりました。
穏やかな気持ちでピアノに向き合いたい方、思い出深い曲をご自分の手で奏でてみたい方にぴったりです。
ハ長調のアレンジなら白鍵中心で練習でき、まずは片手からゆっくり始めて、慣れてきたら強弱をつけて優雅さを表現してみるのもよいでしょう。
夏の思い出作詞:江間章子/作曲:中田喜直

尾瀬の情景を描いたこの作品は、戦後間もない1949年6月にNHKラジオ歌謡で放送され、静かな感動とともに広まりました。
作詞の江間章子さんは戦時中に訪れた尾瀬のミズバショウに心を動かされ、「夢と希望のある歌を」という依頼に応えて詩を綴りました。
作曲の中田喜直さんは一度母から「お粗末」と言われ作り直したというエピソードも残っています。
本作は1962年にNHK『みんなのうた』で紹介され、音楽教科書にも掲載されました。
懐かしい旋律が記憶を呼び覚まし、情景が目に浮かぶような歌詞に心が引き寄せられます。
ピアノで弾いてみると、シンプルな音の運びが心地よく、ゆったりとしたテンポで演奏を楽しめるでしょう。
喜びの歌Ludwig van Beethoven

誰もが一度は耳にしたことのある親しみやすいメロディーで、ベートーヴェンさんの『交響曲第9番』の終楽章に含まれる合唱部分です。
1824年にウィーンで初演された壮大な作品で、歓喜と兄弟愛を歌い上げた内容は、世界中で平和と連帯の象徴として演奏されてきました。
日本では年末の風物詩としても親しまれ、「第九」と呼ばれて多くの方に愛されています。
右手でメロディーを、左手で和音を弾くだけのシンプルなアレンジを選べば、ピアノに触れたばかりの方でも無理なく挑戦できます。
懐かしい旋律を自分の手で奏でる喜びは、日々の暮らしに彩りを添えてくれるでしょう。
まずは「ミミファソ」の印象的な部分から始めてみてはいかがでしょうか。
アメイジング・グレイス讃美歌

「すばらしい恵み」を意味する讃美歌として、世界中で愛され続けてきた本作。
作詞者ジョン・ニュートンの波乱に満ちた人生と深い悔恨が、シンプルで美しい旋律に込められています。
1772年に作詞され、1835年にアメリカで現在の旋律と結びついて以来、黒人霊歌やゴスペル、フォークソングとしても歌い継がれてきました。
日本では本田美奈子.さんや白鳥英美子さん、中島美嘉さんらがカバーしました。
3拍子の穏やかな流れと限られた音域は、ピアノでゆっくりと弾くのにぴったり。
懐かしいメロディを指先でたどりながら、心静かなひとときを過ごしたい方にオススメの一曲です。
メヌエットChristian Petzold

クリストフ・エッシェンバッハが演奏するこの曲は、バロック時代の優雅な舞曲として多くの方に親しまれてきた作品です。
かつてはバッハの作品とされていましたが、現在ではクリスティアン・ペツォールトによるものと判明しています。
3拍子の穏やかなリズムと、シンプルながら気品あるメロディーが魅力で、左右の手のバランスを意識しながら弾くことで、自然と呼吸が整っていく心地よさを感じられるでしょう。
本作は1979年にドイツ・グラモフォンから録音されたもので、『ピアノ・レッスン・ベスト』というアルバムにも収められています。
ピアノに向かう時間を大切にしたい方、懐かしい旋律をご自身の指で奏でてみたい方にぜひおすすめしたい一曲です。




