【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲
音楽は私たちにとってかかせないものですよね。
明るい曲を聴くと、不思議なことに気分が向上するなんて方も多いのではないでしょうか。
とくに高齢者施設などでは音楽療法を通して心身のリハビリをおこなっています。
高齢者の心身の状態にあわせた曲を選んで、レクリエーションなどに活用してみてくださいね。
今回紹介するのは、高齢者の方が聞きなじみのある音楽をたくさん集めてみました。
音楽療法で使用する曲に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲(1〜10)
丘を越えて藤山一郎

『丘を越えて』は、昭和の大ヒット曲であり藤山一郎さんが歌うこの曲は、心に染み渡るメロディと歌詞が魅力です。
豊かな自然を背景に希望を象徴する「丘を越えて」というフレーズは、聴いているだけで爽快感を感じさせ、新しいスタートをきっかけにする励みにもなります。
こんな時代を歩んでこられた高齢者の方にとって、きっと心にとって大切な曲でしょう。
ゆったりしたテンポで、ともに過ごす時間がより豊かなものになるはずです。
音楽に合わせ、思い出話に花を咲かせながら楽しく過ごしましょう。
りんごの唄並木路子

音楽の力で高齢者の方々の心身を癒やし、元気を与える『りんごの唄』。
この楽曲は、並木路子さんによって歌われた明るく懐かしいメロディが特徴です。
心に温かな光を灯すような甘酸っぱい歌詞は、高齢者の方にも喜ばれるでしょう。
また、ゆっくりとしたリズムが体にやさしい運動にもぴったり。
一緒に口ずさむことで、楽しいひとときを過ごせます。
歌いながら体を動かすことで、コミュニケーションと健康を同時にサポートする素晴らしい曲です。
桜坂福山雅治

福山雅治さんの『桜坂』は、過ぎ去った日々を美しく優しいメロディーでなつかしむ楽曲です。
心に残る思い出を歌うこの曲は、高齢者の方と共有できる特別な時間を提供してくれます。
ゆったりとしたリズムは心を落ち着かせ、遠くの記憶をそっと呼びさます。
温かい言葉が込められた歌詞は、高齢者の方の心に優しく寄り添い、共感を誘います。
音楽療法に取り入れることで、それぞれの思い出に花を添えながら、心の健康を大切にする一時を過ごせるでしょう。
ももたろう

歌って、体を動かして、楽しく笑える、そんな時間を使ってくれる手遊びのアイディア「桃太郎」をご紹介します。
懐かしいメロディに合わせ手を動かすだけなので、座ったままでも無理がなく参加でき、高齢者にも好評です。
言葉がなかなか出にくい方も、歌をきっかけに自然と表情がほぐれ会話の糸口に。
歌いながら左右の手のグーパーを入れ替えることで脳が刺激され、認知機能の低下防止にも効果が期待できます。
少人数でも、グループみんなでも一緒に楽しめ、交流の場としても活用されています。
簡単なのに奥が深い、そんな手遊びの力を再発見できるアイディアです。
浜千鳥作詞:鹿島鳴秋/作曲:弘田龍太郎

青い月夜の浜辺で親を探して鳴く千鳥の姿を情緒豊かに描いた作品は、鹿島鳴秋さんと弘田龍太郎さんによって1919年に雑誌『少女号』新年号で初めて世に送り出されました。
波の国から生まれ出た濡れた翼の銀の色を持つ鳥が、親を尋ねて海を越え、月夜の国へと消えていく様子が詩的に表現されています。
この楽曲の背景には、鹿島鳴秋さんが早くに生き別れた両親を偲ぶ気持ちがあったとされ、親子の絆や別れの悲しみを象徴する深い内容となっています。
本作は童謡として分類されながらも抒情歌としても評価され、静かで穏やかな曲調が海辺の情景を美しく彩ります。
昔を懐かしみながら歌いたい方や、季節の移ろいを感じたいひとときにぴったりですね。
おちゃらかほい

昔ながらの手遊び歌「おちゃらかほい」の歌詞に合わせて体を動かすことで、脳の刺激が得られる遊びに早変わりします。
例えば「せっせっせ」は背中に手をやり、「ヨイヨイヨイ」の部分では、右手は4、左手は1を表し、交互に表現するといった動作を加えることで、記憶力や注意力、判断力を同時に使うことにつながります。
こうした複数の動きを同時におこなう動きは、認知機能の低下予防に効果的です。
座ったままでもおこなえ、参加人数も選びません。
介護の現場でも導入しやすく、飽きずに続けられる脳トレのひとつです。
高校三年生舟木一夫

舟木一夫さんの『高校三年生』は、青春の甘酸っぱい記憶を呼び覚ます楽曲です。
たくさんの人に親しまれ、特に学生時代を過ごした時代に重なる高齢者の方々には特別な思い出が刻まれているかもしれません。
静かに座ったままでも、リズムに合わせて手をたたいたり、体を揺らしたりできるので、心も体もリフレッシュできそうです。
仲間と一緒に楽しむことで、さらに心が温かくなり、人とのつながりを再確認する時間にもなりますね。
この曲で、ちょっとした運動や歌を楽しんでみてはいかがでしょうか。