【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲
音楽は私たちにとってかかせないものですよね。
明るい曲を聴くと、不思議なことに気分が向上するなんて方も多いのではないでしょうか。
とくに高齢者施設などでは音楽療法を通して心身のリハビリをおこなっています。
高齢者の心身の状態にあわせた曲を選んで、レクリエーションなどに活用してみてくださいね。
今回紹介するのは、高齢者の方が聞きなじみのある音楽をたくさん集めてみました。
音楽療法で使用する曲に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲(31〜40)
下町の太陽倍賞千恵子

昭和の下町情緒が詰まった楽曲で、庶民の暮らしを優しく包み込むような温かい歌声が魅力です。
輝く太陽のように前を向いて生きる人々の姿を描いた歌詞と、ロシア民謡を思わせる哀愁漂うメロディが心に響きます。
1962年に倍賞千恵子さんのデビュー曲として公開された本作は、翌年の第4回日本レコード大賞新人賞を受賞。
同名の映画も制作され、山田洋次監督のもと倍賞さんが主演を務めました。
山の手とは違う、人情味あふれる下町の雰囲気を懐かしむ高齢者の方におすすめです。
昔の思い出話に花を咲かせながら、皆様でゆっくりと歌を楽しんでいただけたらと思います。
ソーラン節

曲の途中に入る「はいはい」の合いの手も楽しい『ソーラン節』。
この曲がどこの県の民謡かご存じですか?
これは北海道発祥の曲なんです。
聞くところによるとニシン漁の作業の呼吸を合わせるために歌われ始めたとか。
『船漕ぎ音頭』『子叩き音頭』などの4部構成だというのですから、結構壮大ですね。
北海道では運動会で『ソーラン節』を踊る学校もあるというので、体操やダンスにぴったりな楽曲です!
盆踊り風に、体操風に、自由に振り付けを考えて体を動かしてくださいね。
河内音頭

盆踊りなどで知られる民謡の1つである『河内音頭』は、現在の大阪府南東部にあたる地域で歌われていた土着の音頭や民謡などが混ざり、アレンジされて出来上がったと言われています。
主に盆踊り歌として歌われることになるため、仏教との関連も深く、鎮魂歌の一面も併せ持っています。
そんな一地方で生まれた河内音頭ですが、1961年に出されたレコード『鉄砲節河内音頭』がミリオンセラーになり、日本のみならず海外まで名を広げることになりました。
ご年配の方でしたら、音を聞くだけでつい手が動いてしまうかもしれませんね。
東京ブギウギ笠置シヅ子

昭和の音楽シーンに大きな影響を与えた笠置シヅ子さんによるこちらの名曲は、戦後の日本に明るさと活力をもたらしたニッポン・ポップスの金字塔です。
ブギウギのリズム感に乗せて、青春の喜びと希望に満ちた心おどる世界が描かれています。
1948年1月に日本コロムビアからリリースされ、発売初年度に27万枚という記録的なヒットを生み出しました。
映画『醉いどれ天使』への起用もあり、幅広い層に愛されました。
本作は、昭和の思い出とともに心に刻まれた曲として、懐かしい記憶を呼び起こす力を持っています。
高齢者の方々と一緒に口ずさみながら、当時の楽しかった思い出を共有できる大切な一曲になりそうですね。
花は咲く

仙台出身の映画監督、岩井俊二さんが作詞した「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして企画、制作された1曲。
震災を経験された方は苦しかった当時を思い出す、また復興の支えとなった曲ではないしょうか。
宮城県、福島県、岩手県にゆかりのある歌手、タレントやスポーツ選手で構成された「花は咲くプロジェクト」の動画も残っています。
分かりやすいメロディー、歌い易いサビですのでみんなで歌うのも一興。
催し物の合唱曲としてもオススメの1曲です。
星影のワルツ千昌夫

昭和41年に発売。
その2年後より徐々に日本各地の有線放送で火がつきはじめ、累計250万枚を売り上げた、千昌夫さん最大ヒット曲として知られる『星影のワルツ』。
愛する人と別れなければならなくなった切なさや、本心ではないのだけれど仕方がない……といった、後ろ髪を引かれる思いが男性目線で歌われています。
ゆったりとした三拍子のワルツのリズムは歌いやすく、高齢者施設でカラオケをおこなう場合にはその有名さもあいまって、多くの方が楽しめる一曲となるでしょう。
【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲(41〜50)
箱根八里の半次郎氷川きよし

特徴的なフレーズでおなじみの、氷川きよしさんのデビューシングル「箱根八里の半次郎」。
歌唱力はもちろんのこと、その端正なルックスは、これまで演歌に興味を持ちにくかった若い女性層に幅広く受け入れられ、一躍国民的歌手になりました。
同曲のフレーズはファンとのコール&レスポンスとなり、コンサートでは大変な盛り上がりを見せているそうです。
また、そのことから楽曲も多くの方に認知されており、カラオケなどでは大変な人気を誇っています。
高齢者施設のレクリエーションなどでも、とても盛り上がることでしょう。