【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲
音楽は私たちにとってかかせないものですよね。
明るい曲を聴くと、不思議なことに気分が向上するなんて方も多いのではないでしょうか。
とくに高齢者施設などでは音楽療法を通して心身のリハビリをおこなっています。
高齢者の心身の状態にあわせた曲を選んで、レクリエーションなどに活用してみてくださいね。
今回紹介するのは、高齢者の方が聞きなじみのある音楽をたくさん集めてみました。
音楽療法で使用する曲に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲(11〜20)
朝はどこから岡本敦郎

清々しい朝の始まりを歌ったこの楽曲は、戦後復興期の希望に満ちた時代の空気を見事に表現した名作です。
岡本敦郎さんの温かみのある歌声が、新たな一日への期待と自然の美しさを優しく包み込んでいますね。
1950年代初頭に中田喜直さんが作曲し、横井弘さんが作詞を手がけたこの作品は、NHKラジオ「うたのえほん」のオープニングテーマとしても親しまれました。
明るく軽快なメロディは、施設でのレクリエーションや朝の体操の時間にぴったりです。
昔を懐かしみながら一緒に口ずさんでいただけることでしょう。
SEPTEMBEREarth, Wind & Fire

1978年に公開された作品で、楽しく体を動かしたい気分の時に最適な一曲です。
軽やかなギターの音と心地よいリズムに乗って、自然と手拍子や足踏みが出てきますよ。
ソウル・ファンク・ジャズ・R&Bなどさまざまな魅力を兼ね備えた音楽性は、Earth,Wind&Fireならではの醍醐味。
映画『ナイト ミュージアム』や『インティマシー』でも使用され、多くの方の心を魅了してきた名曲です。
アメリカレコード協会からゴールド認定を受けるほどの評価も納得の、普遍的な魅力に満ちた一曲。
体を動かしたい時はもちろん、心が元気になりたい時にもおすすめの一曲です。
リズムに合わせて体を動かしながら、すてきな音楽の時間を過ごしてみませんか。
チャンチキおけさ三波春夫

『チャンチキおけさ』は三波春夫さんが1957年に発表し、多くの方に親しまれてきた楽曲です。
暖かく、どこか懐かしいメロディは、多くの高齢者の方々にとっても思い出豊かな時を連想させるかもしれません。
優雅に、または勢い良く足を踏みしめながら、リズムを楽しむことで体の動きもスムーズになります。
もちろん、座ったままでも手をたたいたり、体を揺らしたりすることで、音楽の力を感じながら心身共にリフレッシュできるはずです。
みんなで集まって、三波春夫さんの深い声に耳を傾け、心地良い時間を共有してみましょう。
みかんの花咲く丘

歌いながら向かい合って交互に手をたたく。
たったそれだけの動作でも、歌に合わせておこなうと一気に楽しいコミュニケーションに早変わりします。
「みかんの咲く丘」の優しいメロディーに乗せて、手を動かすことで脳が刺激され、認知機能の低下防止に役立ちます。
座ったままでもできるので体の負担も少なく、話すきっかけがつかめない人にも入りやすい活動です。
気負わず始められるこの手遊びは、介護の現場でも交流を生みやすく、日々のレクリエーションにぴったりです。
【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲
ふるさと 歌体操

【高齢者向け】心身の状態にあわせた音楽療法におすすめの曲(11〜20)
明日があるさ坂本九

前を向いて歩こうという前向きなメッセージを、明るく軽快なメロディで表現した楽曲で、坂本九さんの温かみのある歌声が印象的です。
うまくいかないことがあっても諦めない強さを、爽やかな声で元気いっぱいに歌い上げます。
1963年12月に販売されたシングルで、日本テレビのバラエティ番組の主題歌としても使用されました。
発売当時は80万枚以上を売り上げ、後に教育出版の音楽教科書にも掲載されるなど、世代を超えて愛され続けています。
本作は、懐かしい思い出と共に心が温まるひとときを過ごしたい高齢者の方におすすめです。
坂本九さんの優しい歌声に包まれながら、思い出に浸りながら一緒に口ずさんでいただけたら素敵ですね。
線路は続くよどこまでも

リズムに合わせて楽しく体を動かせる手あそびうた「線路は続くよどこまでも」のアイディアをご紹介いたします。
向かい合った相手と、手のひらを合わせて交互にたたいたり、上下左右に動きを加えることで、単調にならず集中力や反射力が鍛えられます。
テンポを変えて早くしたり、ゆっくりにしてみてみたりとバリエーションをつけることで、飽きずに楽しめるのもポイントです。
手や腕の動きだけなので、座ったままでも参加できます。
向かい合っておこなうことで笑顔や会話も生まれやすく、交流の機会としてもオススメです。