失恋をテーマにした演歌。歌詞に込められた未練が染みる名曲まとめ
長年日本の音楽シーンで深く愛されてきた演歌。
これまでに数多くの演歌歌手によってたくさんの曲が歌われ、多くのリスナーに愛されてきました。
実は演歌の中には失恋を描いた曲がたくさん存在しており、その中には多くの方がご存じであろう名曲がたくさんあります。
この記事では、そうした失恋をテーマにした演歌の名曲を一挙に紹介していきますね。
情感たっぷりなメロディや歌声に乗せて、未練や切なさが込められた歌詞が届けられます。
心に染みる名曲に、ぜひ耳を傾けてみてくだださい。
失恋をテーマにした演歌。歌詞に込められた未練が染みる名曲まとめ(1〜10)
木漏れ日~こもれび~NEW!つかさ学

テイチクレコードへの移籍第1弾として2025年10月にリリースされた本作。
富山県魚津市出身のつかさ学さんが歌う、別れと後悔を静かに見つめるミディアムバラードです。
木漏れ日の中でひとり立ちすくむ主人公の、かつて寄り添った人への思いをかみしめる様子が描かれており、失った愛への未練と後悔の感情が胸に迫ります。
鮫島琉星さんの詩と南乃星太さんの曲、杉山ユカリさんの優しい編曲が絶妙に調和。
過去の恋を振り返りたいときにぴったりの1曲です。
泣いて…長崎NEW!角川博

1976年にデビューしてから約半世紀にわたり演歌界で活躍を続けている角川博さん。
2025年10月にリリースされた『なみだ望郷風岬』は、雨の夜の長崎を舞台に、訪れない人を待ち続ける切ない心情が描かれています。
オランダ坂や思案橋といった長崎の情景を織り交ぜながら、孤独と恋心が繊細に表現。
角川さんの深みのある歌声が世界観に見事に調和しているんですよね。
ぜひともじっくり、味わうように聴いてみてください。
波止場の哀歌NEW!叶竜也

宮崎県出身の演歌歌手、叶竜也さん。
2002年にクラウン歌謡フェスティバルでグランプリを獲得し、翌年には五木ひろしさん主催のカラオケ大会で連続優勝を果たした実力派です。
そんな彼が2025年10月にリリースしたシングル『波止場の哀歌(エレジー)/青春IPPON』は、7年ぶりの男歌として注目を集めました。
港町を舞台に、はぐれた恋人を探す男の切ない心情を歌い上げた本作。
函館の氷雨、夜霧の横浜といった情景描写が心に染み入ります。
かつての恋を思い出したくなったとき、ぜひ耳を傾けてみてください。
みれんの旅路五代ショウ

福井県出身の演歌歌手、五代ショウさん。
NHK『のど自慢』での優勝を経て、2019年にシングル『三日月ララバイ』でデビューした実力派です。
彼の魅力はなんといっても、敬愛する五木ひろしさんを彷彿とさせる、語りと歌いを行き来する表現力。
そんな彼の4作目となったのが、2025年9月に発売された作品『みれんの旅路』。
本作は、忘れられない人の面影を追い、北国をさすらう未練の旅路を描いた王道の旅情演歌に仕上がっています。
金沢から函館へと続く物悲しい情景が、五代さんのこぶしを効かせた歌声と絡み合い、聴く者の胸に迫ります。
物語性豊かな演歌がお好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
紫陽花のひと北山たけし

甘くムーディーな歌唱が印象的な演歌歌手、北山たけしさん。
彼の『紫陽花のひと』は、雨に濡れて咲く紫陽花に、はかなくもいじらしい女性の姿を重ねた切ないムード歌謡に仕上がっています。
別れた人への後悔とやるせない思いが、北山さんの持ち味である中低音の響きと共に、胸にじんわりと染み渡るんですよね。
カラオケでチャレンジする曲としてもオススメできます!
恋雨~KOISAME~石原詢子

詩吟で培われた確かな表現力で聴くひとを魅了する、石原詢子さん。
1999年に発売された『みれん酒』は40万枚を超えるヒットを記録しましたね。
そんな彼女による、通算48枚目のシングルが2025年9月にリリースされました。
本作は、報われないと知りつつも募る恋心を、冷たい雨が雪へと変わっていく冬の情景に重ねて描いた作品です。
作詞は石原さん自身が「いとう冨士子」名義で担当し、作曲は彼女がファンだと公言してきた三浦和人さん。
フォーク歌謡の香りがただよう叙情的な旋律が、切ない気持ちにそっと寄り添ってくれます。
みちのく 銀山 なみだ雪山口ひろみ

師匠北島三郎さん譲りの本格的な正統派演歌で知られる山口ひろみさん。
身長147cmの小柄な身体からは想像もつかない、パワフルで情緒豊かな歌声が魅力です。
そんな彼女が2025年9月にリリースした1曲は、山形の銀山温泉を舞台にした王道の失恋演歌。
この楽曲は、許されない恋に終止符を打った女性の悲しみが、湯けむりや舞い落ちる雪の情景とともに痛いほど伝わってきます。
旅情あふれる楽曲で、しっとりとした感傷を感じてみてはいかがでしょうか。






