女子フィギュアスケート選手がフリーで使用している曲
フィギュアスケートの女子の選手が、フリースケーティングで使用している曲を紹介します!
フリースケーティングは、決められた時間と技数で自由に技を組み合わせて演技するものです。
荒川静香さんの『誰も寝てはならぬ』や、浅田真央さんの『ピアノ協奏曲第2番』を使用したフリー演技は、日本のみならず世界中に大きな感動を呼びましたよね。
この記事では、そんな各選手が最大限の力を発揮して舞い踊るパフォーマンスを支える曲たちを集めました。
感動の名場面を思い出しながら、聴いてみてくださいね!
女子フィギュアスケート選手がフリーで使用している曲(1〜10)
Nella fantasiaEnnnio Morricone

荒川静香選手や安藤美姫選手が使用したことで知られている『Nella Fantasia』。
こちらはもともと、映画『ミッション』のためにエンニオ・モリコーネさんが書き下ろした作品です。
ただし、現在広く知られているのは、後にサラ・ブライトマンさんが歌詞をつけて歌ったバージョン。
その歌詞は、人間の魂の美しさや、はかなさについて描くものです。
彼女のクリスタルボイスも相まって、神聖な雰囲気に仕上がっていますよ。
歌劇『カルメン』よりジョルジュ・ビゼー

金メダリストのアリーナ・ザキトワ選手。
彼女が2018年のグランプリシリーズで選んだのが『カルメン』です。
こちらはジョルジュ・ビゼーが、同名小説より着想を得て書き下ろしたオペラ。
楽し気な様子や鬼気迫る様子など、シーンに合わせて曲調が急変するのが魅力です。
ちなみにスケートと『カルメン』といえば、カルガリーオリンピックでのカルメン対決も有名。
この機会に、曲とスケートの深いつながりを振り返ってみましょう。
Drowningアンヌ・シラ

「耳に残る」と多くの反響を呼んでいるのが『Drowning』です。
こちらはフランスのシンガー、アン・シラさんが手掛けた曲。
意中の相手を恋しく思う心境を、溺れる様子に例える歌詞に仕上がっています。
超高音かつパワフルな歌唱は、一度聴いたら耳から離れなくなること間違いなしです。
フランスで広く親しまれている曲だからこそ、河辺愛菜さんはフランス国際2022で使用したのかもしれませんね。
それからこの曲は、北京オリンピックで銅メダルを獲得したマディソン・ハベル選手&ザカリー・ダナヒュー選手の課題曲としても知られています。
女子フィギュアスケート選手がフリーで使用している曲(11〜20)
『恋は魔術師より』火祭りの踊りマヌエル・デ・ファリャ

イギリスグランプリ2022で三原舞依選手が選択した課題曲が『恋は魔術師』です。
こちらは、スペインの作曲家であるマヌエル・デ・ファリャが音楽劇『ヒタネリア』のために制作した曲。
曲はいくつかのパートにわかれており、三原舞依選手が使用したのは『火祭りの踊り』という部分です。
実は悪霊を払う様子を描いた少し怖い雰囲気もありながら、ユーモラスなストーリーなんですよ。
フラメンコのようなリズミカルなサウンドが、不思議な世界観を演出してくれています。
ピアノ協奏曲第2番Sergei Rachmaninov

「浅田真央さんといえばこの曲!」という人も多いのではないでしょうか?
2014年のソチ五輪にて使用された楽曲です。
力強く舞ったフリーの演技は、順位をしのぐ感動を世界中に与えました。
ラフマニノフの4曲あるピアノ協奏曲の中で、最も人気のある傑作の一つ。
わかりやすい旋律美に加え技巧的で華やかな和音やアルペジオなど、非常に魅力的な作品となっています。
ボレロモーリス・ラヴェル

フィギュアスケートと切っても切り離せない曲が『ボレロ』です。
その優雅なメロディーは、これまで多くの選手に愛されてきました。
日本では、宇野昌磨選手が使用。
またフィギュアスケート史を振り返ってみると、ジェーン・トービル選手とクリストファー・ディーン選手が、芸術点で満点をたたき出した際に使用していたのが『ボレロ』だったりします。
もともとは、モーリス・ラヴェルがバレエのために書き下ろした曲なんですよ。
そのため、演技と合わせやすいのかもしれませんね。
JIN-仁-高見優

2022年のグランプリシリーズカナダ大会で優勝し、日本のスケートファンを沸かせた渡辺倫果選手。
彼女がそのときに使用していた曲が『JIN-仁-Main Title』です。
こちらは時代劇ドラマ『JIN-仁-』のテーマソングとして、高見優さんが作曲した作品。
和のテイストを感じさせるメロディーが、作品を盛り上げていましたよね。
実はこの曲調に合わせて、渡辺倫果選手は和風の衣装でパフォーマンスされていました。
細部にも注目ながら、パフォーマンスや曲を再チェックしてみましょう。