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【吹奏楽】女子が好きな吹奏楽曲。女性におすすめの吹奏楽の名曲

全国に約13,000団体もあるとされる吹奏楽大国である日本ですが、中学校や高校生の部活では圧倒的に女子が多く、人気が高い部活が吹奏楽部であるため、女性が吹奏楽に触れることも多いと思います。

そこで吹奏楽女子や大人になった女性のためのおすすめの吹奏楽作品を記事にしました。

吹奏楽部での思い出や今、社会人団体に入り取り組んでる方も多いかと思いますが、今回は女の子でも大人の女性でも楽しめる吹奏楽の名曲を紹介します。

【吹奏楽】女子が好きな吹奏楽曲。女性におすすめの吹奏楽の名曲(1〜10)

さくらのうた福田洋介

桜の花びらが舞う情景が目に浮かぶような、繊細で感動的なメロディーが心にグッとくる名曲。

吹奏楽作品を数多く手がけ、高い評価を得ている福田洋介さんの作品です。

「コンクールでこの曲を演奏した」「春になると必ず聴きたくなる」など、吹奏楽を経験した人なら多くの思い出が蘇るのではないでしょうか。

作曲者が約15年もの構想期間を経て完成させたとされ、静寂から始まる本作の壮大な展開は聴く人の心を捉えて離しません。

2012年に全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰとして選ばれ、フジテレビ系月9ドラマ『366日』でも使用されました。

青春の記憶と重なる、いつまでも色褪せない一曲です。

レッドライン・タンゴJohn Mackey

【2022/9/4 原田慶太楼×ぱんだウインドオーケストラ】J.マッキー:レッドライン・タンゴ
レッドライン・タンゴJohn Mackey

強烈なドライビング・リズムで幕を開け、聴く者を一気にその世界へ引き込む「レッド・ライン・タンゴ」は、アメリカの作曲家ジョン・マッキーさんの代表作品です。

この楽曲は、もともと2003年にオーケストラのために書かれましたが、作曲者自らの手で吹奏楽版として編曲されました。

爆発的なエネルギーを放つ疾走感と、妖しく官能的なタンゴの旋律が織りなすスリリングな対比は、まるで危険な情熱そのものを音で表現しているかのようです。

2005年には権威があるSousa/Ostwald Awardを受賞し、マッキーさんの名を世界に知らしめた出世作で、アルバム『Redline Tango』に収録されています。

難易度の高さは演奏者の挑戦心をくすぐり、コンサートで披露すれば会場を熱狂させること間違いなしの1曲です。

セドナSteven Reinek

アメリカ・アリゾナ州に広がる赤い岩山や深い渓谷の風景を、壮大なサウンドで描き出したプログラム音楽の名曲です。

ポップスやクラシックなど幅広いジャンルを手掛けるアメリカの作曲家、スティーヴン・ライニキーさんの作品です。

この楽曲が持つダイナミックな魅力は、雄大なホルンの響きと、木管楽器が織りなす繊細な旋律の美しい対比から生まれているのかもしれません。

本作は2000年にワシントン・ウインズの演奏がアルバム『Rushmore』に収録されたのをはじめ、今なお多くの楽団に愛されています。

物語を旅するような感動が味わえるので、聴く人の心に情景を届けたいと願う演奏会で取り上げれば、忘れられない思い出になること間違いなしの一曲でしょう。

【吹奏楽】女子が好きな吹奏楽曲。女性におすすめの吹奏楽の名曲(11〜20)

民衆を導く自由の女神樽屋雅徳

フランスの有名な革命絵画を題材にした、樽屋雅徳さん作曲のドラマティックな吹奏楽曲。

抑圧からの解放を求める民衆の姿と、革命の壮大な物語が目に浮かぶような音楽です。

この楽曲では、「Liberty」と名付けられたテーマが自由の女神の象徴として何度も登場し、聴く人の心を奮い立たせます。

2000年代前半から親しまれている作品で、アルバム『樽屋雅徳作品集II~ラザロの復活』でもその感動的な演奏を聴くことが可能です。

本作はコンクールの自由曲としても人気が高く、演奏する学生たちの熱い想いを乗せて、会場を感動の渦に巻き込んできたのかもしれませんね。

何かに挑戦するあなたの背中を、力強く押してくれる一曲です。

宝島和泉宏隆

オリジナルは日本を代表するインストゥルメンタル・バンド「T-SQUARE」による曲ですが、吹奏楽界の名アレンジャーの一人である真島俊夫さんによる編曲で非常にノリがいい明るく楽しい吹奏楽曲として生まれ変わりました。

本アレンジ版の発表以降「T-SQUARE」以外の吹奏楽ファンの心をつかみ、今では吹奏楽のコンサートでは必ず登場するといっても過言ではない楽曲です。

また、中間にあるアルトサックスのソロは技量の見せ所でアルトサックスパートを担当しているならば一度は吹きたい吹奏楽のソロのナンバーワンでしょう。

たなばた酒井格

たなばた / 酒井格 The Seventh Night of July / Itaru Sakai
たなばた酒井格

中高生に人気な酒井格の名曲「The Seventh Night of July(たなばた)」です。

この曲が人気な理由は、酒井さん本人が「たなばた」という日本の風習を題材にして、吹奏楽やクラシックまたポップスに至るさまざまな曲からのインスピレーションを得て分かりやすく吹きやすく作られているだけではなく、作曲時が高校生ということもあり、世代的に共感が持てることでしょう。

曲の持つ、疾走感とキラキラ感は若い世代の心をつかみ、中間部の美しさは大人になった吹奏楽愛好家の青春時代を思い出せます。

吹奏楽女子にはキラキラ感と美しさでしょう。

「メルヘン」 2024年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ酒井格

数々の吹奏楽曲を手掛けてきた「たなばた」などでおなじみの酒井格さんによる、2024年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲です。

まるでおとぎ話の世界に入り込んだようなメルヘンチックな雰囲気が魅力的で吹奏楽女子の心をつかんでいきます。

優雅で優しい曲調の中に、テンポの変化や多彩な音色が織り交ぜられているのが特徴的ですね。

演奏には高い技術が求められますが、本作を通して、吹奏楽の楽しさと奥深さを存分に味わえるはずです。