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【変形ギターの王道】フライングVタイプを愛用しているギタリスト

特にメタルやハードロックといったジャンルがお好きでギターを始めたという方であれば、一度は憧れるであろうフライングVタイプのギター。

Vの字を逆さにした、全体像は矢印のようにも見える独特のシェイプを持つフライングVは1958年、同じく変形ギターとして有名なエクスプローラーとともにギブソン社が発表したものの、当初はあまりにも先鋭的なデザインが不評で全く売れなかったそうです。

今回の記事では、変形ギターの先駆けとしてギターの歴史にその名を残すフライングVタイプのギターを愛用しているプレイヤーを、海外のみならず日本人も含めて集めてみました。

意外なギタリストの名前に驚かれるかもしれません!

ぜひご覧ください。

【変形ギターの王道】フライングVタイプを愛用しているギタリスト(11〜20)

Blues PowerAlbert King

Albert King – Blues Power – 9/23/1970 – Fillmore East (Official)
Blues PowerAlbert King

ブルース界の3大キングの1人として知られ、ブルースだけでなくロックギタリストにも多大な影響を与えたギタリスト。

左利きでありながら右利き用に弦を張ったギターを逆に持ち、さらに変則的にチューニングされたサウンドは、独学で習得したとは思えない純度の高いブルーステイストを紡ぎ出しました。

また、フライングVが市場に出回り始めた頃から愛用し、「ルーシー」という愛称で呼んでいたことからも、好んで使用していたことがわかりますよね。

晩年はブルースにこだわらない幅広い音楽性を吸収し、新しいサウンド生み出していた伝説的なギタリストです。

Freewheel BurningK. K. Downing

イングランド出身のギタリストであるK・K・ダウニングさん、世界的ヘヴィメタルバンド、ジューダス・プリーストのメンバーとして活躍されていたことでも有名ですね。

メインで使用されているギターはフライングVで、激しいギターソロから泣けるソロまでさまざまな音色を奏でるギタリストです。

プレイヤーとしても最前線を走り続けるギタリストですが、後輩のメタルバンドをプロデュースするなどの、メタルの世界においてさまざまな才能を発揮しています。

KICK IT OUT川島道行

BOOM BOOM SATELLITES 『KICK IT OUT-Full ver.-』
KICK IT OUT川島道行

ロックユニット・BOOM BOOM SATELLITESのボーカルギターとして活躍しながらも、2016年に逝去してしまったミュージシャン。

ポストロックやインダストリアルを取り込んだ独創的なオルタナティブサウンドは、川島道行さんのトレードマークであったフライングVのサウンドなくしては成立しなかったのではないでしょうか。

また、1998年にはヨーロッパの大型フェスに出演するなど、その活躍は国内外で知られています。

メタルのイメージが強いフライングVと現代的なデジタルサウンドとの相性の良さを体現した、現在でも多くのバンドに影響を与えているギタリストです。

Rock You Like A HurricaneRudolf Schenker

Scorpions – Rock You Like A Hurricane (Official Video)
Rock You Like A HurricaneRudolf Schenker

実弟であるマイケル・シェンカーさんとともに世界的なギターヒーローとして知られるドイツ出身のギタリスト。

後に世界的なロックバンドとなるスコーピオンズを結成し、マイケル・シェンカーさんをはじめとした歴代のリードギタリストを支えるリズムギターの名手としてバンドをけん引し続けています。

フライングVがトレードマークであることでも知られ、エレキはもちろんアコースティックギターでもVシェイプを使用するなど、その愛用ぶりがうかがえますよね。

また、バンドにおいてほとんどの楽曲を作曲していることから、コンポーザーとしても才能を発揮しているアーティストです。

Tired of WaitingDave Davies

1960年代にアメリカを席巻したブリティッシュ・インヴェイジョンの代表的なロックバンドとして脚光を浴びたキンクスのギタリスト。

ジャズやロックンロールといった幅広い音楽に影響を受け、当時のロック界に重要な影響を与えました。

また、1965年というまだフライングVを使用しているギタリストが少なかった時代からライブなどのパフォーマンスでフライングVを愛用していたことでも知られています。

1996年にバンドは解散してしまいましたが、2018年以降に再結成の機運が高まっていることでも注目を集めているシンガーソングライターです。

No Standing Still広瀬さとし

JIMMYの愛称で知られ、ジャパニーズメタルの先駆けとして知られているロックバンド・44MAGNUMのメンバーとしてメジャーデビューを果たしたギタリスト。

日本のメタルシーンにおいて後に登場する数多くのバンドに影響を与え、また金髪やカラーコンタクトといった当時としては珍しいルックスでも話題を集めました。

フロイドローズを搭載したフライングVによる変幻自在のプレイやサウンドは、まさにメタルギタリストというにふさわしいアグレッシブさに満ちていますよね。

現在も44MAGNUMのギタリストとして精力的に活動している、日本のメタルシーンをけん引し続けているミュージシャンです。

ImperiumRobb Flynn

Machine Head – Imperium (Live at Wacken 2012)
ImperiumRobb Flynn

1991年に結成されたアメリカのメタルバンド、マシーン・ヘッドのギターボーカルであるロブ・フロンさんもフライングVを使用しています。

そのコレクションは幅広く、本家ギブソンのスタンダードなモデルから上位モデルを表すスプリット・ダイヤモンド・インレイが施されたモデル、さらにはESPのフライングVタイプの変形モデルも使用しています。

エピフォンからは彼のシグネチャーモデルも発売されていますね。

正真正銘のフライングV使いの一人です。

Blowin’ FreeAndy Powell

Wishbone Ash – Blowin’ Free – 1973
Blowin' FreeAndy Powell

イギリス出身のバンド、ウィッシュボーン・アッシュのギターボーカル、アンディ・パウエルも長年フライングVを使用しているギタリストです。

ウィッシュボーン・アッシュはツインリードギターのスタイルを確立したバンドで、2本のギターによる見事な掛け合いが魅力。

フライングVというとメタルのイメージが強いかもしれませんが、ブルースミュージシャンにも親しまれている楽器で、ウィッシュボーン・アッシュもロックにブルースやカントリーのエッセンスを取り入れたスタイルが魅力です。

高見沢俊彦

Takamiy(高見沢俊彦) – 夜桜お七 [Short Version]
高見沢俊彦

アルフィーのエレキギターを担当する永遠の美少年、高見沢俊彦。

たかみーの愛称で知られています。

ギターコレクターとしても名の知れた存在で、特注の天使がフライングVを抱きかかえる高見沢俊彦モデルギターはあまりにも有名です。

Whole Lotta Love (Led Zeppelin Cover)Grace Potter

Grace Potter – “Whole Lotta Love” (Led Zeppelin) Monday Night Twilight Hour (5.4.20)
Whole Lotta Love (Led Zeppelin Cover)Grace Potter

アメリカ出身のシンガーソングライター、グレイス・ポッターさんもフライングVがトレードマークとなっているギタリストの一人です。

2002年にバンド、グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズを結成するとともに、2004年からは並行してソロ活動もおこなっています。

2019年にリリースしたソロアルバム『Daylight』はグラミー賞の最優秀ロック・アルバム賞を受賞したので、洋楽ロック好きの方ならご存じかもしれませんね。

自身のYouTubeチャンネルでは幅広いカバーを披露しており、フライングVを使ってスライドバーを駆使したブルースギター的な演奏も楽しめます。