【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚
ヒップホップの歴史は長く、その影響力は他のジャンルはもちろんカルチャーやファッションにいたるまで及ぶものです。
ここ日本でも、素晴らしいアーティストが商業的に成功を収めている実績も多く見られますが、まだまだある種のイメージで敬遠している方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、今や海外においてはポピュラー音楽の中心といっても過言ではないヒップホップの、その時代時代におけるエポックメイキング的な作品を中心とした名盤を集めてみました。
進化し続けるヒップホップという音楽を、この機会にぜひ味わってみてください!
【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚(41〜50)
Work It Out ft. Dave Matthews BandJurassic 5

ジャズとヒップホップを見事に融合させた楽曲で、リスナーの心を掴むJurassic 5の才能が存分に発揮されています。
Dave Matthews Bandとのコラボレーションによって生まれた独特のサウンドは、ジャンルの垣根を超えた魅力を放っています。
2006年にリリースされたアルバム『Feedback』に収録され、NBA Live 07のサウンドトラックにも使用されるなど、幅広い層から支持を集めました。
問題解決への希望とポジティブな変化を促すメッセージは、現代社会に生きる私たちにとって心強い味方となるでしょう。
音楽を通じて前向きな気持ちになりたい方におすすめの一曲です。
Doo-Wop (That Thing)Lauryn Hill

ソウルフルな歌声とリリカルなラップが織りなす、90年代ヒップホップの金字塔とも呼べる1曲。
ローリン・ヒルさんの才能が存分に発揮された本作は、1998年8月にリリースされ、ビルボードHot 100で1位を獲得。
グラミー賞では2部門を受賞するなど、圧倒的な支持を得ました。
自尊心や真の愛の大切さを説く歌詞は、世代を超えて共感を呼ぶメッセージ性の高さが魅力。
ヒップホップ初心者から熟練リスナーまで、幅広い層におすすめの1曲です。
ぜひ、心に響く歌声とリズムに身を委ねてみてはいかがでしょうか。
Food & LiquorLupe Fiasco

デビュー・アルバム『Food & Liquor』は、Lupe Fiascoさんの才能を世に知らしめた作品です。
2006年9月にリリースされたこの1枚は、ビルボード200で8位にランクインし、グラミー賞で4部門にノミネートされるなど、批評家からも高い評価を得ました。
アルバムには、貧困やテロリズム、人種差別など重いテーマを扱った楽曲が収録されていますが、Lupeさん独特の詩的な表現と洗練されたビートが織りなす音世界は、聴く人の心に深く響きます。
スケートボードを愛する若者の物語や、シングルマザーと子供の葛藤など、日常に潜む小さなドラマにも焦点を当てた本作は、ヒップホップ初心者の方にもおすすめの1枚です。
Apocalypse 91…The Enemy Strikes BlackPublic Enemy

問答無用、ヒップホップ史上最も影響力のある作品の一つであり、強烈なメッセージの数々は混迷を極める現代社会であればこそ、ますます鋭利な刃の如き切れ味を発揮するのです。
カリスマティックなMC、チャック・Dさん率いるPublic Enemyは、ニューヨーク出身でシリアスなメッセージ性を持つヒップホップ・グループの代表的な存在。
そのリリックや斬新なプロダクションもさることながら、時代に呼応した柔軟な姿勢で活動の幅を広げ、アルバム『Apocalypse 91…The Enemy Strikes Black』は1991年10月にリリースされ、ビルボード200で4位を記録。
アメリカの社会政治的な状況に鋭いコメントを投げかけ、システム上の人種差別やメディアの問題など、今日でも関連性のある強力なメッセージを含む52分の革新的な作品として高い評価を受けています。
5 minutes (ft. Procussions)The Sound Providers

ジャズとヒップホップの融合を体現する作品として、本作は音楽ファンの心を掴んで離しません。
スムースなビートとジャジーなサウンドが織りなす美しいハーモニーは、まさに都会的な洗練さそのもの。
ステージでのパフォーマンスや観客との一体感を描いた歌詞は、音楽の持つ力強さを改めて感じさせてくれます。
2004年にリリースされたアルバム『An Evening With The Sound Providers』に収録された本作は、ジャズラップの傑作として高い評価を受けています。
The Sound Providersさんの音楽は、カフェでくつろぐ時間や夜のドライブにぴったり。
心地よい雰囲気に包まれながら、音楽の魅力を再発見できる一曲です。
Wu-Tang ClanWu Tang Clan

90年代における東海岸ヒップホップの象徴的存在として、Wu-Tang Clanは音楽シーンに革命をもたらしました。
彼らのデビューアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』は、1993年11月にリリースされ、ヒップホップの歴史に新たな1ページを刻みました。
RZAさんのプロデュースによる独特なサウンドスケープと、メンバー全員の個性的なフローが融合した本作は、ストリートの現実を赤裸々に描き出しています。
カンフー映画のサンプリングやニューヨークの荒廃した都市環境を反映したリリックは、リスナーを彼らの世界観に引き込みます。
ヒップホップファンはもちろん、音楽の真髄を求める方にもおすすめの1枚です。
Ghetto Gospel2Pac

社会問題に立ち向かう力強いメッセージが込められた作品です。
2004年にリリースされたこの曲は、2パックさんの死後に発表された『Loyal to the Game』からのリードシングルとして世に送り出されました。
貧困や人種差別といった重いテーマを扱いながらも、エルトン・ジョンさんのコーラスが印象的なサウンドが心に響きます。
本作は、オーストラリアやイギリスなど複数の国でチャート1位を獲得し、プラチナ認定も受けるなど、国際的な成功を収めました。
ヒップホップの歴史を紐解きたい方や、音楽を通じて社会問題について考えたい方におすすめの1曲です。