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【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚

ヒップホップの歴史は長く、その影響力は他のジャンルはもちろんカルチャーやファッションにいたるまで及ぶものです。

ここ日本でも、素晴らしいアーティストが商業的に成功を収めている実績も多く見られますが、まだまだある種のイメージで敬遠している方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、今や海外においてはポピュラー音楽の中心といっても過言ではないヒップホップの、その時代時代におけるエポックメイキング的な作品を中心とした名盤を集めてみました。

進化し続けるヒップホップという音楽を、この機会にぜひ味わってみてください!

【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚(11〜20)

It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back

Bring The NoisePublic Enemy

Bring The Noise – Public Enemy ( Original Video )
Bring The NoisePublic Enemy

問答無用、ヒップホップ史上最も影響力のある作品の一つであり、強烈なメッセージの数々は混迷を極める現代社会であればこそ、ますます鋭利な刃の如き切れ味を発揮するのです。

カリスマティックなMC、チャック・Dさん率いるパブリック・エナミーは、ニューヨーク出身でシリアスなメッセージ性を持つヒップホップ・グループの代表的な存在。

そのリリックや斬新なプロダクションもさることながら、時代に呼応した柔軟な姿勢で活動の幅を広げ、ロックやメタル・バンドとのコラボレーションやツアーを実施するなど、ジャンルをこえた影響を与えた偉大なグループなのですね。

そんなパブリック・エナミーが1988年にリリースしたセカンド・アルバム『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』は、プロダクションを担当したボム・スクワッドによるノイジーかつファンキーな骨太サウンドがとにかく強烈で、初期メンバーのターミネーターXさんによるスクラッチの存在感もすさまじい。

どれか1つが欠けても成立しない、才能あるミュージシャンたちと1980年代後半という時代が生み出した必然の1枚と言えるのではないでしょうか。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやリンキン・パークといったバンドが好きなロック・ファンも、一度は聴くべき大傑作です!

Donuts

Last Donut of the NightJ Dilla

J Dilla – Last Donut of the Night (Donuts) Official Video
Last Donut of the NightJ Dilla

多くの著名なアーティストから「天才」と称賛され、没後もなお絶大な影響力を誇るデトロイト出身のジェイ・ディラさん。

カニエ・ウェストさんらもリスペクトを公言するなど、まさに「プロデューサーの中のプロデューサー」といえる存在ですよね。

そんな彼が難病との闘いのさなか、病室で作り上げ2006年の誕生日にリリースしたのが『Donuts』です。

発売のわずか3日後にジェイ・ディラさんは亡くなってしまいますが、本作に悲壮感はなく、ソウルやファンクなどのレコードを切り貼りして再構築した、ユーモアと愛にあふれるビートが詰まっています。

言葉のないインスト作品でありながら、まるで人生そのものを鳴らしているかのような響きは、ジャンルを超えて多くの音楽ファンの心を揺さぶることでしょう。

Astroworld

SICKO MODE (ft. Drake)Travis Scott

Travis Scott – SICKO MODE (Official Video) ft. Drake
SICKO MODE (ft. Drake)Travis Scott

2010年代以降のヒップホップ・シーンにおいて、オートチューンを駆使した独特なスタイルで絶大な人気を誇るトラヴィス・スコットさん。

ファッション業界でも影響力を持つ彼が、2018年にリリースした3作目のアルバム『Astroworld』を紹介します。

タイトルの由来は、地元ヒューストンにかつて実在し、閉園してしまった遊園地から。

失われた遊び場を音楽で再構築するというコンセプトのもと、ジェットコースターのように展開が変わるビートやサイケデリックな音像は、聴く者を非日常へと連れ出してくれます。

グラミー賞ノミネートも納得の完成度で、ドレイクさんら豪華ゲストも参加。

まるでテーマパークにいるような高揚感を味わえる本作は、トラップの入り口としても自信を持ってオススメできる名盤ですよ!

The Miseducation of Lauryn Hill

Doo-Wop (That Thing)Lauryn Hill

Lauryn Hill – Doo Wop (That Thing) (Official HD Video)
Doo-Wop (That Thing)Lauryn Hill

2020年代を半ばを過ぎた現在にいたっても、ソロ名義としてリリースされた唯一のオリジナル・アルバムであり、ローリン・ヒルさんが22~23歳という若さで制作・リリースされたあらゆる面において伝説的なアルバムが本作です。

グラミー賞を席巻して各音楽メディアからの大絶賛、商業的にも記録的な成功を収めた作品というのはもちろん、冒頭でも述べたようにまだ20代前半という若さでローリンさんが出産などさまざまな経験を経て、女性としてのアイデンティティや信仰、人種やジェンダーをこえて人々の心に響くメッセージを描き巧みにラップするリリシストとして、圧倒的な歌唱力を持つシンガーとして、まさに永遠に色あせず輝き続ける楽曲群が収められていることはいつ聴いても感動的ですし、衝撃的ですよね。

ヒップホップ史に残る作品であること以上に、音楽史において、カルチャーという面においても絶大な影響力を誇る本作にぜひ一度耳を傾けてみてください。

Sometimes I Might Be Introvert

Woman (feat. Cleo Sol)Little Simz

Little Simz – Woman feat. Cleo Sol (Official Video)
Woman (feat. Cleo Sol)Little Simz

2020年代のUKシーンを象徴する存在といえば、間違いなくリトル・シムズさんでしょう。

ロンドン出身、ナイジェリアにルーツを持つ彼女は、俳優としても活動する多才な表現者です。

そんな彼女が2021年に放った4作目のアルバム『Sometimes I Might Be Introvert』は、ヒップホップの枠をこえて音楽史に刻まれるべき壮大な傑作です。

映画のようなオーケストラやアフロビートを取り入れたサウンド、内省と社会的なメッセージが交錯する構成……これらがインディペンデントな体制で作られたという事実が驚きですよね。

マーキュリー賞を受賞し、批評家から絶賛された本作。

自己との対話を描いた物語は、ジャンルを問わず多くの音楽ファンの心に響くはずですので、ぜひ体感してみてください!