【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚
ヒップホップの歴史は長く、その影響力は他のジャンルはもちろんカルチャーやファッションにいたるまで及ぶものです。
ここ日本でも、素晴らしいアーティストが商業的に成功を収めている実績も多く見られますが、まだまだある種のイメージで敬遠している方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、今や海外においてはポピュラー音楽の中心といっても過言ではないヒップホップの、その時代時代におけるエポックメイキング的な作品を中心とした名盤を集めてみました。
進化し続けるヒップホップという音楽を、この機会にぜひ味わってみてください!
- 90年代洋楽ヒップホップまとめ。黄金期のクラシック
- 【ヒップホップ・クラシック】定番HIPHOP・往年の名曲
- 【アメリカ】偉大なヒップホップの名曲
- オシャレなヒップホップ!洋楽JAZZY HIP HOPの名盤まとめ
- 【2026】ヒップホップ初心者に聴いてほしい名曲・人気曲まとめ
- 90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト
- 洋楽ラップのススメ|伝説の名曲たちを紹介
- 洋楽ヒップホップ人気ランキング【2026】
- 偉大なるブラックミュージック・おすすめの名曲
- 【洋楽】ノリのいいヒップホップの名曲
- 海外の人気ラッパー。おすすめの洋楽ラッパー
- 歴史を変えたヒップホップ・クラシック
- 20代におすすめのラップの名曲
【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚(11〜20)
Walk This WayRun-D.M.C.

ロックとヒップホップが革新的な融合を果たした歴史的な名曲『Walk This Way』は、おそらくヒップホップに興味がない方でも多くの人が耳にしたことがあるでしょう。
原曲を作り上げたエアロスミスも出演したMVは、多くのパロディが生まれるほどに有名となりました。
そんな楽曲を世に送り込んだ伝説的なヒップホップ・ユニットが、1980年代の初頭から活動を始めたRun-D.M.C.です。
貧困層の若者たちではなく、クイーンズ出身の中産階級であったメンバーはアディダスの3本ラインのジャージとスーパースターという特徴的なスタイルで、ヒップホップ史上においてさまざまな記録を作り上げました。
そんな3人組が1986年にリリース、先述した『Walk This Way』も収録されているサード・アルバムが『Raising Hell』です。
本作はヒップホップ史上初のマルチ・プラチナを記録、MTVで初めてMVが放映されるなど、まさにエポックメイキング的なアルバムとして永遠に語り継がれる名盤中の名盤なのですね。
文句なしのクラシックなヒップホップ・アルバムであり、サンプリングという手法を世に広め、ロック・リスナーをも巻き込んでヒットを飛ばした本作は、ヒップホップを聴く上で避けては通れない作品の1枚というのは誰もが認めるところでしょう。
Last Donut of the NightJ Dilla

多くの著名なアーティストから「天才」と称賛され、没後もなお絶大な影響力を誇るデトロイト出身のジェイ・ディラさん。
カニエ・ウェストさんらもリスペクトを公言するなど、まさに「プロデューサーの中のプロデューサー」といえる存在ですよね。
そんな彼が難病との闘いのさなか、病室で作り上げ2006年の誕生日にリリースしたのが『Donuts』です。
発売のわずか3日後にジェイ・ディラさんは亡くなってしまいますが、本作に悲壮感はなく、ソウルやファンクなどのレコードを切り貼りして再構築した、ユーモアと愛にあふれるビートが詰まっています。
言葉のないインスト作品でありながら、まるで人生そのものを鳴らしているかのような響きは、ジャンルを超えて多くの音楽ファンの心を揺さぶることでしょう。
SICKO MODE (ft. Drake)Travis Scott

2010年代以降のヒップホップ・シーンにおいて、オートチューンを駆使した独特なスタイルで絶大な人気を誇るトラヴィス・スコットさん。
ファッション業界でも影響力を持つ彼が、2018年にリリースした3作目のアルバム『Astroworld』を紹介します。
タイトルの由来は、地元ヒューストンにかつて実在し、閉園してしまった遊園地から。
失われた遊び場を音楽で再構築するというコンセプトのもと、ジェットコースターのように展開が変わるビートやサイケデリックな音像は、聴く者を非日常へと連れ出してくれます。
グラミー賞ノミネートも納得の完成度で、ドレイクさんら豪華ゲストも参加。
まるでテーマパークにいるような高揚感を味わえる本作は、トラップの入り口としても自信を持ってオススメできる名盤ですよ!
Doo-Wop (That Thing)Lauryn Hill

2020年代を半ばを過ぎた現在にいたっても、ソロ名義としてリリースされた唯一のオリジナル・アルバムであり、ローリン・ヒルさんが22~23歳という若さで制作・リリースされたあらゆる面において伝説的なアルバムが本作です。
グラミー賞を席巻して各音楽メディアからの大絶賛、商業的にも記録的な成功を収めた作品というのはもちろん、冒頭でも述べたようにまだ20代前半という若さでローリンさんが出産などさまざまな経験を経て、女性としてのアイデンティティや信仰、人種やジェンダーをこえて人々の心に響くメッセージを描き巧みにラップするリリシストとして、圧倒的な歌唱力を持つシンガーとして、まさに永遠に色あせず輝き続ける楽曲群が収められていることはいつ聴いても感動的ですし、衝撃的ですよね。
ヒップホップ史に残る作品であること以上に、音楽史において、カルチャーという面においても絶大な影響力を誇る本作にぜひ一度耳を傾けてみてください。
Woman (feat. Cleo Sol)Little Simz

2020年代のUKシーンを象徴する存在といえば、間違いなくリトル・シムズさんでしょう。
ロンドン出身、ナイジェリアにルーツを持つ彼女は、俳優としても活動する多才な表現者です。
そんな彼女が2021年に放った4作目のアルバム『Sometimes I Might Be Introvert』は、ヒップホップの枠をこえて音楽史に刻まれるべき壮大な傑作です。
映画のようなオーケストラやアフロビートを取り入れたサウンド、内省と社会的なメッセージが交錯する構成……これらがインディペンデントな体制で作られたという事実が驚きですよね。
マーキュリー賞を受賞し、批評家から絶賛された本作。
自己との対話を描いた物語は、ジャンルを問わず多くの音楽ファンの心に響くはずですので、ぜひ体感してみてください!


