【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚
ヒップホップの歴史は長く、その影響力は他のジャンルはもちろんカルチャーやファッションにいたるまで及ぶものです。
ここ日本でも、素晴らしいアーティストが商業的に成功を収めている実績も多く見られますが、まだまだある種のイメージで敬遠している方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、今や海外においてはポピュラー音楽の中心といっても過言ではないヒップホップの、その時代時代におけるエポックメイキング的な作品を中心とした名盤を集めてみました。
進化し続けるヒップホップという音楽を、この機会にぜひ味わってみてください!
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【洋楽】ヒップホップ史に残る名盤!押さえておきたい基本の1枚(21〜30)
Mama Said Knock You OutLL Cool J

2017年にケネディ・センター名誉賞を受賞した、ウェストチェスター出身のラッパー、LL・クール・Jさん。
俳優としても活躍しており、1999年のサメをテーマにした映画『ディープ・ブルー』に出演しています。
そんな彼のアルバムのなかでも特に人気の高い『Mama Said Knock You Out』。
このアルバムはプロモーションとして5曲がシングルとして発表されたのですが、なんとそのうち4曲がヒットを記録しました。
Take Care ft. RihannaDrake

ボーカルを取り入れたメロウなラップに定評がある、ドレイクさん。
ヒップホップといえばワルなイメージを抱く方が多いと思いますが、彼はそうでもありません。
離婚こそしましたが、わりと平和な家庭で育ってきたため、サグな楽曲はそこまでありません。
スタイリッシュなものが多いイメージですね。
そんな彼のアルバム『Take Care』は2011年にリリースされた作品で、ビルボードチャートで1位を獲得しました。
ガッツリ聴くのも、BGMとして聴くのも、どちらもオススメできるメロウな作品です。
Without MeEminem

日本でもおなじみのラッパー、エミネムさん。
世界一と称される高速ラップが持ち味のラッパーで、『Rap God』という曲では世界で最も速いラップとしてギネス記録に認定されました。
また、リリックにも定評があり、リアルな描写が高い評価を受けています。
そんな彼のアルバムである『The Eminem Show』は、3作目のスタジオ・アルバムで、2002年の世界のミュージックアルバムで最も多く売り上げました。
聞き覚えのある名曲が収録されているので、ぜひチェックしてみてください!
AmeriKKKa’s Most WantedIce Cube

ロサンゼルス出身の大物ラッパー、アイス・キューブさん。
ヒップホップの元祖と言われる、N.W.Aの元メンバーでもあります。
現在はラッパー業をこなしながら、プロデュース業にも積極的に挑んでいます。
そんな彼のアルバムである、こちらの『AmeriKKKa’s Most Wanted』。
N.W.Aを解散してから最初にリリースしたアルバムで、作品全体に人種差別や貧困などのテーマがもうけられています。
メロディーはかっこいいのですが、リリックは胸が苦しくなるものが多いので、気になる方はぜひ和訳の方もチェックしてみてください!
Respiration ft. CommonBlackstar

ニューヨークの喧騒と厳しい現実を、まるで生命体のように描写したBlack Starの名曲。
1998年発表のアルバム『Mos Def & Talib Kweli Are Black Star』からのセカンドシングルとして世に放たれました。
Mos Defさん、Talib Kweliさん、そしてCommonさんの3人が紡ぐリリックは、都市生活の光と影をありのままに表現。
都市を「呼吸する」存在として捉え、そこに暮らす人々の苦悩や希望を鋭く切り取っています。
2002年にはTVシリーズ『The Wire』でも使用され、その普遍的なメッセージは今なお多くの人の心に響きます。
ヒップホップの真髄を知りたい方、都市の息づかいを感じたい方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
Get Rich or Die Tryin’50 Cent

デビュー・アルバム『Get Rich or Die Tryin’』は、まさに2000年代初頭を象徴する作品です。
50セントさんの筋骨たくましいボディと「本物のギャングスタ」としての存在感が、衝撃的なデビューを飾りました。
エミネムさんとドクター・ドレ―さんという最強の布陣がバックアップを務め、2003年2月にリリースされたこのアルバムは、1,000万枚という驚異的なセールスを記録。
リードシングル『In Da Club』は9週連続でビルボード・ホット100の1位を獲得し、グラミー賞にもノミネートされる大ヒットとなりました。
50セントさんの生々しい経験に基づいた歌詞と、圧倒的な存在感を放つラップスタイルは、ヒップホップファンのみならず、音楽シーン全体に大きな影響を与えました。
The Audience’s ListeningCut Chemist

問答無用、ヒップホップ史上最も影響力のある作品の一つと言えるでしょう。
Cut Chemistさんによる2006年7月のデビュー作は、18ヶ月の制作期間を経て生み出された傑作です。
サンプリングの巧みさと独創的なターンテーブル操作が光る本作は、ジャンルの垣根を越えた音楽体験を提供します。
Hymnal、Edan、Mr. Lifなど、豪華ゲストも参加し、「Motivational Speaker」や「The Garden」といった印象的な楽曲が並びます。
批評家からも高い評価を受け、Viceの「史上最高のダンスアルバム49位」に選出。
ヒップホップに馴染みのない方でも楽しめる1枚として、音楽ファン必聴の名盤です。