邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~
「フュージョン」と呼ばれる音楽は、ジャズを軸としながらも、ロックやワールド・ミュージック、電子音楽からクラシックに至るまで、多くの要素を融合させたハイブリッドな音楽ジャンルです。
ここ日本においても、70年代後半から80年代前半にかけてフュージョンのブームが巻き起こり、商業的に大きな成功を収めるバンドやアーティストが次々と登場しました。
今回は、日本人アーティスト及びバンドに焦点を当てた形で、邦楽フュージョンの名曲をご紹介。
J-POPの歴史にも大きな影響を与え、近年話題のCITY POPと呼ばれる音楽におけるキーパーソンも多く存在している、日本のフュージョンの素晴らしさをぜひ楽しんでくださいね!
邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~(61〜80)
FLAMINGISSEI NORO INSPIRITS

フュージョンギタリスト、野呂一生を中心に結成されたバンド、ISSEI NORO INSPIRITSの楽曲です。
2017年にリリースされたアルバム「TURNING」に収録されています。
バランスの取れたサウンド、曲調には脱帽するしかありません。
Funky PunchJIMSAKU

ベーシストの櫻井哲夫とドラマーの神保彰が結成したフュージョンユニットがジンサクです。
「Funky Punch」は1993年にリリースされたアルバム「WIND LOVES US」に収録されています。
2つの楽器だけとは思えない音の厚みが魅力です。
スヌーズカリオカ

サンバにボサノバといったブラジリアンサウンドをテーマに優れた楽曲を長年発表し続けているラテン・フュージョンバンドのカリオカ。
本作は81年発表のアルバムで、同タイトルのスローテンポなインストナンバーです。
Happy Go Lucky塩谷哲

若くしてオルケスタ・デ・ラルスのピアニストに起用されたりと、優れたプレイヤー、ミュージシャンである塩谷哲。
こちらは彼のオリジナルサードアルバムに収められたファンキーなナンバー。
胸に刻まれるような力強いピアノがリズミカルで気持ち良いです。
BelievinNANIWA EXP

日本のフュージョン全盛期には、各地でその盛況ぶりが確認できましたが、特に関西エリアのバンドをまとめて上方フュージョンと呼び、その代表格として知られていたのが彼らでした。
エモーショナルな演奏と客との一体感。
インストナンバーがこういった盛り上がりを見せる時代だったのです。
おわりに
冒頭で述べましたように、日本のフュージョン史に残る名曲の数々を改めて聴いてみると、バンド・アンサンブルや編曲の方法論なども含めて、その影響はさまざまなジャンルへと波及していることがよく分かりますよね。
今回の記事が、ジャズの発展形という観点にとらわれず、多角的に邦楽フュージョンを楽しむきっかけとなれば幸いです!