邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~
「フュージョン」と呼ばれる音楽は、ジャズを軸としながらも、ロックやワールド・ミュージック、電子音楽からクラシックに至るまで、多くの要素を融合させたハイブリッドな音楽ジャンルです。
ここ日本においても、70年代後半から80年代前半にかけてフュージョンのブームが巻き起こり、商業的に大きな成功を収めるバンドやアーティストが次々と登場しました。
今回は、日本人アーティスト及びバンドに焦点を当てた形で、邦楽フュージョンの名曲をご紹介。
J-POPの歴史にも大きな影響を与え、近年話題のCITY POPと呼ばれる音楽におけるキーパーソンも多く存在している、日本のフュージョンの素晴らしさをぜひ楽しんでくださいね!
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邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~(1〜10)
YOU BABE松原正樹

スタジオ・ミュージシャンのギタリストとして長きに渡って日本の音楽シーンを支え、J-POPの歴史に残る多くの名曲に携わった松原正樹さん。
フュージョン・バンドのPARACHUTEの主要メンバーでもあり、ソロ・ミュージシャンとしても精力的に作品を発表していた松原さんのディスコグラフィの中でも、今回はロマンティックなフレーズが心地良いフュージョン・ナンバーの『You Babe』を紹介しましょう。
1983年にリリースされたソロ・アルバム『SNIPER』に収録されており、松原さんと同じくPARACHUTEのメンバーにして数え切れないほどのJ-POPの名曲に参加したギタリスト、今剛さんも参加しています。
甘くせつないメロディが生み出す絶妙なムードは、都会的でありどこか哀愁を感じさせるものですね。
まさに大人の音楽と呼べる、フュージョンらしい名曲と言えましょう!
CyclingPRISM

日本のフュージョンを語る上では欠かせないバンド、プリズムが1977年にリリースした、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムに収録されている名曲です!
デビュー前から、あのエリック・クラプトンさんの日本武道館公演で前座を務めるなど、前評判の高かったプリズムが、その実力をいかんなく発揮した名盤の収録曲の中でも高い人気を誇る楽曲で、ベスト盤などでも大抵選ばれるナンバーです。
軽快なギターのカッティングを軸とした、疾走感のあるメロディアスなフュージョンのお手本のような展開の中にも、ハードロックのダイナミズム、プログレッシブ・ロックの革新性、ラテンやファンクといった要素も盛り込まれた、当時の日本における才気あふれる若きプレイヤーが繰り広げるサウンドの応酬は、聴いているだけでノックアウトされてしまいますね。
ROUND TRIPDimension

もうイントロから手加減なし、ど派手なサックスとギター及びシンセの応酬に思わず飛び出したくなってしまいますね!
こちらの楽曲『ROUND TRIP』は、ビーイングに所属しているアーティストを中心としてサポートしているサックス奏者の勝田一樹さん、ギタリストの増崎孝司さん、キーボディストの小野塚晃さんらを中心として1992年に結成されたバンド、DIMENSIONが1992年にリリースした唯一のシングル曲です。
テレビ朝日系プロ野球中継のテーマ曲として1992年から1997年まで起用され、当時の野球ファンに愛された名曲として、今もなお記憶に残る楽曲ですね。
卓越した演奏技術に裏打ちされたバンド・アンサンブルは見事としか言いようがなく、単にテクニックの押し付けではない、緩急をつけた楽曲展開は誰が聴いても心地良く楽しめる、抜群にキャッチーかつメロディアスなフュージョン・ナンバーとなっております。
夏のドライブにふさわしい、爽快なインストゥルメンタル曲をお探しの方はぜひこの曲をチョイスしてみては?
邦楽フュージョンの名曲~懐かしの曲から近年のオススメ曲まで~(11〜20)
コズミック・サーフィンYellow Magic Orchestra

日本が世界に誇るYMOことイエロー・マジック・オーケストラが1978年にリリースした、記念すべきセルフ・タイトルのデビュー・アルバムのレコードの帯に「フュージョン」と書かれていたことを踏まえつつ、細野晴臣さんが作曲を手掛けた名曲『コズミック・サーフィン』をぜひ聴いてみてください。
異国情緒を感じさせる特徴的なフレーズ、飛び交う自由奔放な電子音楽、テクノ・ポップとフュージョンの間をいくようなサウンドは革新的としか言いようがありません。
実はギタリストとして高中正義さんが参加しており、フュージョンの要素はそういった事情からも感じ取れるのかもしれません。
実はこの楽曲はもともと細野さんが鈴木茂さん、山下達郎さんが参加したオムニバス・アルバム『PACIFIC』に収録されていたものが原曲で、さらに言えばライブでは全く違う形で演奏されているのですね。
純然たるフュージョンではありませんが、この音がフュージョンという文脈で語られていた時代背景を念頭に置いておくと、また違った発見がありそうです!
Ready to FlySadistics

高橋幸宏さん、高中正義さん、後藤次利さん、今井裕さん――サディスティックスを構成するメンバーの4人をこうして書いてみると、いかにこのバンドが奇跡的な存在であったのかが分かりますよね。
サディスティック・ミカ・バンドのバック・バンドとして活動していた彼らが1976年に結成、1978年に活動を停止するまで非常に短い活動期間ながらも、残した作品の素晴らしさは邦楽フュージョン史はもとより日本の音楽史における重要作として、色あせない輝きを放ち続けています。
本稿で紹介している『Ready to Fly』は、1979年にリリースされたラスト作『Live Show』に収録されており、後に「ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト」としてリリースされた編集盤にも取り上げられた名曲です。
高中さんの流麗なギター・フレーズが全面に押し出された爽快なナンバーで、ラテン風味の軽快なビートも最高に気持ちいい!
高中さんご自身の代表曲としても知られている楽曲ですから、それぞれのバージョンの違いを楽しんでみるのもオススメです。
イン・ザ・スペーススペクトラム
1979年から1981年という非常に短い活動期間ながら、甲冑や被り物を駆使したど派手な見た目と遊び心のあるパフォーマンスで、強烈なインパクトを日本の音楽史に残したバンドがスペクトラムです。
シカゴに影響を受けたフュージョン~ブラス・ロックバンドを軸としたサウンドは、むしろ当時としては早すぎたのではと思うほど。
そんな彼らが1979年にリリースしたセカンド・シングル『IN THE SPACE』は、アース・ウィンド・アンド・ファイアーとの類似性も指摘されましたが、2020年代を過ぎた今聴けば、その革新性と見事な音楽性に改めて気付かされるはず。
全編ファルセットで歌われるメロディ、圧巻のホーン・セクション、強力なリズム隊……どれをとっても超一流でありながら、独特のユーモアを兼ね備えているというのがまたいいですよね。
ぜひ、彼らのライブ映像を見て楽しんでください!
Straight to the Top渡辺貞夫

「ナベサダ」の愛称でも知られている、日本が世界に誇るサックス奏者である渡辺貞夫さん。
邦楽ジャズ・シーンにおいて欠かせない偉大な存在の渡辺さんは、フュージョン・アルバムも多くリリースしており、商業的にも大きな成功を収めていますね。
今回紹介している『Straight to the Top』は、世界的なジャズ~フュージョン・ピアニストであるデイヴ・グルーシンさんと組んで発表された1981年の『Orange Express』に収録されている名曲です。
エリック・ゲイルさんやマーカス・ミラーさんといった鉄壁の演奏陣はすべて海外のミュージシャンであり、純然たる邦楽フュージョンとは言えないかもしれませんが、この楽曲における渡辺さんの名演を愛するファンは多く、最高にロマンチックでメロディアスなフレーズに魅せられた方は数知れず。
こんな曲をBGMとして、海岸沿いをドライブしたら最高に気持ちいいでしょう!



