【HIPHOP入門】日本のおすすめヒップホップアーティスト【2025】
かつて、日本ではロックが音楽シーンの覇権を握っていました。
現在では、昨今のフリースタイルブームが起因し、現在でもヒップホップを含めたブラックミュージックが主流となりつつあります。
しかし、ヒップホップというジャンルはただの音楽ジャンルというだけではなく、1つのカルチャーでもあるため、初心者にとっては敷居が高いと感じるかもしれません。
今回はそんな方に向けて、入門編の日本語ラップを紹介いたします!
往年の名曲から最新のヒップホップシーンを引っ張る若手まで、この記事1つで大体の時代を網羅できるようにピックアップしています。
ぜひ最後までご覧ください!
【HIPHOP入門】日本のおすすめヒップホップアーティスト【2025】(1〜10)
小名浜鬼

福島県いわき市小名浜出身の日本のヒップホップMC、鬼さん。
刑務所での経験や個人的な苦悩をリリックに込めた深いメッセージ性が特徴です。
2度目の刑務所入所後、鬼一家名義で『赤落』をリリース。
その後、『獄窓』でメジャーデビューを果たしました。
2016年には新レーベル「D.O.P.E」を立ち上げ、新宿歌舞伎町に直営バー「DOPE」をオープン。
ヒップホップに分類される彼の楽曲は、個人的な経験や社会問題に焦点を当てており、リリックの深さとビートの重厚さで評価されています。
重厚なサウンドと深いメッセージを求める方におすすめです。
Gear 5 feat. ACE COOL & Ralph(Prod. FOUX)OZworld

OZworldさんの楽曲『Gear 5 feat. ACE COOL & Ralph(Prod. FOUX)』は、多彩な才能が集結して生まれた一曲です。
独特な音色とリズム感が溶け合い、リスナーを瞬時に音楽の世界観へといざないます。
参加したACE COOLさんの鋭いライムとRalphさんの熱いフロウが、まるでバトンを渡すかのように絡み合う構成は聴きどころ満載。
プロデューサーFOUXさんの手がけるトラックは、沖縄の風を感じさせると同時に、モダンなヒップホップシーンのトレンドも取り入れています。
アニメにちなんだタイトルが示す通り、この曲はパワーに満ちており、聴く人の情熱をかきたてることでしょう。
オススメの一曲です。
Don’t Look BackZORN

2019年7月、般若が主催する昭和レコードから脱退を表明した東京葛飾区出身のラッパー、ZORN。
子を持つ父親であり、塗装工としても働く彼のリリックは、ハードなストリートの生活を歌ったものとはまるで違う、平凡な毎日を独自の視点で切り取ったもので、その等身大の姿と飾らないメッセージは、多くのリスナーから注目を集めています。
【HIPHOP入門】日本のおすすめヒップホップアーティスト【2025】(11〜20)
Get Back feat. JUMADIBA & Watsonralph

ヒップホップとは、ただの音楽ジャンルに留まらず、ダンスやアートなどを含む文化の一つです。
音楽の中でもラップというリズミカルに言葉を口に出す表現方法が特徴で、ドリルとはそのなかでも特に重低音のビートに乗せた速いテンポのスタイルを指します。
ralphさんの新たなシングル『Get Back』では、JUMADIBAさんとWatsonさんが客演し、個々の個性が光るトラックが完成しました。
ralphさんの深みのある低音ボイスがこのドリルサウンドに力強さを与え、その魅力をひときわ際立たせています。
他では聴けないこの個性的なサウンドの調和は、ヒップホップが持つ多様性と革新性を証明しています。
興味を持った方々はぜひ、この感覚を自分の耳で体験してみてください。
口に出して (Prod. ZOT on the WAVE)Awich

Awichさんの『口に出して (Prod. ZOT on the WAVE)』は、彼女が抱える社会に対する不満を女性のセクシーな描写になぞらえて表現した作品です。
2021年にリリースされた本作は、その力強いメッセージ性が受けて、10代から30代の女性から大きな共感を呼びました。
正直な自己表現の美しさをたたえつつも、女性が直面するコミュニケーションの障壁にもスポットを当てています。
心の内をあらわにすること、ありのままの自分を受け入れる勇気、そういった内容を見事に描いた作品なので、日本語ラップのフィメールラッパーを知りたいという方は、まずはこちらの楽曲を聴いてみることをオススメいたします。
禁断の惑星志人

現在の日本では、かつての音楽シーンを牽引したロックに代わり、ヒップホップが急速にその地位を不動のものへと変えつつあります。
そんなヒップホップの名曲として現在でも若いヘッズから支持を集めている名曲が、こちらの『禁断の惑星』。
本作は、志人さんとTABOOさんによって作られた楽曲です。
彼らが繰り出す歌詞は、私たちの生き方や社会の行く末に警鐘を鳴らし、リスナーに考えるきっかけを与えます。
GOMESSさんが影響を受けたというそのスタイルは、語り口的なフローとリリカルで豊かな言葉遣いが特徴で、緻密なリズム感で聴き手を惹きつけます。
聴く人々に深い共感を呼び覚ます、現代を象徴するメッセージが詰まった楽曲と言えるでしょう。
THIS ’98THA BLUE HERB

ヒップホップの世界観を力強いライムで表現するTha Blue Herb。
彼らの代表曲『THIS ’98』は、札幌から巻き起こった嵐のようなムーブメントの中心的役割を果たしました。
90年代の終わり、東京が中心だった音楽シーンに風穴を空けたのは、現在も札幌では伝説として語り継がれていますね。
ILL-BOSSTINOさんの鋭い言葉遣いとO.N.Oさんの生み出すビートは、聴く者を日本語ラップの新たな地平へ引き込む力があります。
そんな彼らのデビューアルバム『STILLING,STILL DREAMING』は、攻撃的でありながらも美しい作品です。
その響きは、今なお多くの人々に影響を与え続けています。
北の大地から発せられる熱いメッセージに耳を傾け、感じてみることをオススメします。