世界に通用する日本のジャズ・ミュージシャンは多く存在しておりますが、代表的な日本のジャズシンガーと言われてすぐに名前を挙げられる方は、意外に少ないかもしれません。
日本におけるジャズシンガーの歴史は、それこそ戦前から始まったものです。
戦後になると、ジャズを下地とした歌謡曲のヒット曲が次々と生まれ、大衆に愛されるスターも多く誕生しました。
そんな歴史を踏まえつつ、今回の記事では幅広い視点で日本のジャズシンガーをピックアップ!
ジャズの素養を持つ往年の大スターから純然たるジャズシンガー、実はジャズを歌っていた意外なあのアーティストまで、バラエティー豊かにお届けします!
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【2026】日本のジャズシンガー。国内ジャズシーンを代表するジャズボーカル(1〜10)
Tennessee Waltz綾戸智恵

小学生のころから両親の影響でジャズが好きだった彼女は、高校卒業後渡米し、アメリカで演奏活動を始めました。
その後1991年日本に帰国してから本格的にジャズボーカリストとして活動をはじめ、2003年には紅白歌合戦の出場も果たします。
魂を揺さぶられるようなブルージーな歌唱に加え、大阪出身の気さくな女性、といった親しみやすい一面も彼女の魅力のひとつで、母親の介護を通して、テレビCMやテレビのコメンテーターとしても人気を集めています。
It Don’t Mean A Thing小林桂

祖父にジャズ・スチールギター奏者の村上一徳さん、父にジャズピアニストの小林洋さん、母にジャズボーカリストの村上京子さんを持つ、ジャズ界のサラブレッドともいえる小林桂さん。
繊細なハイトーンボイスが魅力的ですよね。
子供のころはクラシック・バレエの才能がすばらしく、英国ロイヤル・バレエ・アカデミーの世界共通検定試験で最年少、最高点を獲得したこともあったそうですが、ジャズに興味を持ちだし、15歳くらいからジャズでの活動をはじめたそうです。
I Hear A Song牧野竜太郎

神奈川県鎌倉市の豊かな文化土壌と、10代から北米で培った本場のジャズセンスを併せ持つシンガーソングライター、牧野竜太郎さん。
2008年7月にアルバム『R.M』で本格的なキャリアをスタートさせ、Swing Journal誌のベストボーカル賞にノミネートされた実力派です。
ジャズを軸にポップスやソウルも自在に行き来する歌声が魅力的ですよね。
2022年にはテレビ東京系番組『シナぷしゅ』の楽曲制作と歌唱を担当するなど、幅広いフィールドで活躍しています。
地元で音楽祭を主催する一面もあり、音楽で人と人をつなぐ温かい姿勢が伝わってきます。
ジャンルの枠を超えた心地よい音楽を楽しみたい方にぴったりではないでしょうか。
悲しきハート弘田三枝子

弘田三枝子さんは、その力強く圧倒的な歌唱力とジャズという出自ならではのたくみなスキャットを武器として、多くの有名ミュージシャンへ影響を及ぼした方です。
7歳という年齢でティーブ・釜萢さんが設立した「日本ジャズ学校」に通い、ジャズの教育を受けたという経歴を持ち、10代の若さで洋楽のカバー曲『子供ぢゃないの』をリリース、デビューを果たします。
洋楽を和製ポップスとしてカバーした楽曲を多くヒットさせた彼女は、その後のGSブームなどで一時失速してしまいますが、作詞になかにし礼さん、作曲と編曲を川口真さんが担当して1969年にリリースした『人形の家』が大ヒットを記録。
再びシーンのトップ・アーティストへと返り咲きます。
若い音楽ファンにも知って頂きたい、日本の戦後を代表する偉大なシンガーですよ!
SING OUR SONG TOGETHER中本マリ

幼少期からピアノやバレエで培ったリズム感を武器に、日本の女性ジャズ・ボーカルの第一人者として君臨するのが中本マリさんです。
1973年にアルバム『Unforgettable』でデビュー。
そのハスキーで陰影のある歌声とスウィングするスキャットは、聴く人を瞬時に魅了してしまいますね。
スイングジャーナル誌の読者人気投票では8年連続で1位に輝くなど、圧倒的な支持を集めておりましたよ。
1978年から2年連続でスイスのモントルー・ジャズ祭に出演し、世界的な舞台でもその実力を証明。
1991年発売のアルバム『Voice』では日本ヴォーカル賞を受賞しました。
2023年にはアルバム『MUSE1』を発表するなど現在も精力的に活動中ですから、本物の歌声を堪能したい方はぜひ聴いてみましょう!
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン八代亜紀

1971年に本格的なデビューを果たして以降、数々の賞を受賞するなど輝かしい経歴を誇る八代亜紀さん。
女優や画家としての顔も持ち、多岐に渡り才能を発揮しています。
当時を知る方であれば、いわゆる「演歌の女王」といったイメージが強いかもしれませんが、そんな八代亜紀さんは2012年、あのピチカートファイブの小西康陽さんをプロデューサーとして迎えて、本格的なジャズ・アルバム『夜のアルバム』をリリースしております。
幼い頃にジュリー・ロンドンさんの曲を愛聴していた八代さんですから、いわばルーツ回帰と言えるかもしれません。
このアルバム、なんと日本のみならず世界各国でヒットを飛ばし、翌年にはニューヨークの名門ジャズクラブで海外公演が実現するほど高い評価を受けました。
ジャズ・シンガーとしての八代さんを知らない方は、ぜひチェックしてみてください!
Lover, Come Back to Me美空ひばり

12歳で天才少女としてデビューした美空ひばりさん、彼女が残したジャズ・スタンダード曲の録音は彼女の曲の中ではあまり知られてはいませんが、歌唱力、スウィング感、歌いまわし、発音などどれをとってもすばらしいものです。
彼女は英語にそれほど堪能ではなかったようですが、天性の耳の良さ、ボードビリアンの川田晴久とともに行った2カ月間のアメリカ・ツアーなどが彼女のジャズシンガーとしてのスキルを上げたのではないかと思われます。








