ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。
その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。
「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。
もくじ
- ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
- Cry Me A RiverJulie London
- Lullaby of BirdlandSarah Vaughan
- You’d Be So Nice to Come Home ToAnita O’Day
- MistyElla Fitzgerald
- Afro BlueAbbey Lincoln
- Ain’t Got No, I Got LifeNina Simone
- You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill
- What Difference A Day MakesDinah Washington
- Black CoffeePeggy Lee
- I Love You PorgyBillie Holiday
- There Will Never Be Another YouDoris Day
- Someone To Watch Over MeBlossom Dearie
- Something CoolJune Christy
- Take FiveCarmen McRae
- At LastEtta James
- Speak LowDianne Reeves
- Fly Me to the MoonHalie Loren
- A Time For LoveShirley Horn
- Cry Me A RiverDiana Krall
- Don’t ExplainCassandra Wilson
- The Days of Wine and RosesRosemary Clooney
- Cheek To CheekJane Monheit
- Beautiful LoveSophie Milman
- CREEPKaren Souza
- Try MeEsther Phillips
- BewitchedLaura Fygi
- Over The RainbowHilary Kole
- You Belong To MeJo Stafford
- La TerrazzaCaro Josee
- The Lady is a TrampLady Gaga
- AnthropologySheila Jordan
- On the Sunny side of the streetEsperanza Spalding
- Tea For TwoBeverly Kenney
- Wrap Your Troubles In DreamsErnestine Anderson
- TangerineEliane Elias
- Moon RiverLena Horne
- I Get Along Without You Very WellSara Gazarek
- It Never Entered My MindAnn Burton
- So Long,Big TimeMonica Zetterlund
- Route 66Natalie Cole
- I’m Old FashionedMargareta Bengtson
- Stardust美空ひばり
- Dance Me To The End Of LoveMadeleine Peyroux
- Meet Me Around MidnightIda Sand
- Seven yearsNorah Jones
- Bewitched, Bothered and BewilderedStacey Kent
- Baby I’m A FoolMelody Gardot
- Tennessee Waltz綾戸智恵
ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(1〜20)
Cry Me A RiverJulie London

ジュリー・ロンドンのキャリアは、ジャズシンガーではなく、その美貌で射止めた女優からスタートしました。
女優としては大成せず、一度は引退するものの、その後ジャズボーカルとして再び表舞台に立った彼女は歌手として成功。
その「スモーキー」と評されたハスキーボイスで、日本でも人気でした。
Lullaby of BirdlandSarah Vaughan

三大女性ジャズボーカリストの一人に数えられるサラ・ヴォーン。
強烈なまでのスウィング感と、楽曲に命を吹き込む美しいヴィブラートは、今なお多くのジャズシンガーに影響を与え続けています。
その存在感はまさに「ジャズの女王」と呼ぶにふさわしいと言えるでしょう。
You’d Be So Nice to Come Home ToAnita O’Day

女性ジャズシンガーと言えば、力強いビブラートや幅広い音域、まるでサックスのようなロングトーンをイメージする人もいるかもしれません。
しかし、アニタ・オデイはそのような武器を持たない代わりに、音を短く断続的に出すような歌唱法でその独自性を確立しました。
唯一無二のリズミカルな歌声は必聴です。
MistyElla Fitzgerald

「三大女性ジャズボーカリスト」と言うときにだれを選ぶかは人によって多少異なりますが、サラ・ヴォーンと並んで必ず名前が挙がるのが伝説的なジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドです。
苦難の多い人生を送った彼女ですが、その神がかり的な歌唱力は永遠に色あせないことでしょう。
Afro BlueAbbey Lincoln

ドラムのマックス・ローチと公私ともにパートナーであったアビー・リンカーンは、音楽の中に切れ味鋭いメッセージを残したことで知られるほか、スタンダードジャズばかりではないオリジナル曲も多く残しています。
ジャズスタンダードとして知られる『アフロ・ブルー』も、アフリカ民謡を改作して彼女が取り上げたもの。
その後、ジョン・コルトレーン等が取り上げるスタンダード・ナンバーとなったのです。
Ain’t Got No, I Got LifeNina Simone

ジャズシーンにとどまらず、偉大なシンガーとして評価されているのがニーナ・シモンです。
彼女はジャズシンガーとしての実績だけでなく、公民権運動の活動家としての顔も持っていたことから、ブラックミュージシャンのアーティストから大きなリスペクトを受けています。
もちろん、幅広いジャンルを取り入れたその音楽性も大きな魅力です。