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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
最終更新:

ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。

その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。

「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。

もくじ

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(1〜20)

Cry Me A RiverJulie London

ジュリー・ロンドンのキャリアは、ジャズシンガーではなく、その美貌で射止めた女優からスタートしました。

女優としては大成せず、一度は引退するものの、その後ジャズボーカルとして再び表舞台に立った彼女は歌手として成功。

その「スモーキー」と評されたハスキーボイスで、日本でも人気でした。

Lullaby of BirdlandSarah Vaughan

三大女性ジャズボーカリストの一人に数えられるサラ・ヴォーン。

強烈なまでのスウィング感と、楽曲に命を吹き込む美しいヴィブラートは、今なお多くのジャズシンガーに影響を与え続けています。

その存在感はまさに「ジャズの女王」と呼ぶにふさわしいと言えるでしょう。

You’d Be So Nice to Come Home ToAnita O’Day

You’d Be So Nice to Come Home To – Anita O’Day
You'd Be So Nice to Come Home ToAnita O'Day

女性ジャズシンガーと言えば、力強いビブラートや幅広い音域、まるでサックスのようなロングトーンをイメージする人もいるかもしれません。

しかし、アニタ・オデイはそのような武器を持たない代わりに、音を短く断続的に出すような歌唱法でその独自性を確立しました。

唯一無二のリズミカルな歌声は必聴です。

MistyElla Fitzgerald

Ella Fitzgerald – Misty (Ella Fitzgerald Swings with the Tommy Flanagan Trio-London 1965)
MistyElla Fitzgerald

「三大女性ジャズボーカリスト」と言うときにだれを選ぶかは人によって多少異なりますが、サラ・ヴォーンと並んで必ず名前が挙がるのが伝説的なジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドです。

苦難の多い人生を送った彼女ですが、その神がかり的な歌唱力は永遠に色あせないことでしょう。

Afro BlueAbbey Lincoln

ドラムのマックス・ローチと公私ともにパートナーであったアビー・リンカーンは、音楽の中に切れ味鋭いメッセージを残したことで知られるほか、スタンダードジャズばかりではないオリジナル曲も多く残しています。

ジャズスタンダードとして知られる『アフロ・ブルー』も、アフリカ民謡を改作して彼女が取り上げたもの。

その後、ジョン・コルトレーン等が取り上げるスタンダード・ナンバーとなったのです。

Ain’t Got No, I Got LifeNina Simone

ジャズシーンにとどまらず、偉大なシンガーとして評価されているのがニーナ・シモンです。

彼女はジャズシンガーとしての実績だけでなく、公民権運動の活動家としての顔も持っていたことから、ブラックミュージシャンのアーティストから大きなリスペクトを受けています。

もちろん、幅広いジャンルを取り入れたその音楽性も大きな魅力です。