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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。

その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。

「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。

もくじ

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(1〜20)

You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

Helen Merrill – You’d Be So Nice To Come Home To – live 1960
You'd Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

「ニューヨークのため息」と呼ばれることもあるハスキーな歌声が魅力のヘレン・メリル。

『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』収録の『ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ』はとくに有名で、日本でも人気が高いナンバーでした。

親日家でもあり、その活動歴の中で多くの来日公演を行っています。

What Difference A Day MakesDinah Washington

ジャズのみにとどまらず、ブルースやR&B、そしてカントリーやポップスまで歌いこなす幅広いスタイルで活動したダイナ・ワシントン。

グラミー賞の受賞歴もある彼女は、「ブルースの女王」の呼び名でも知られています。

そのソウルフルな歌声で、ジャズだけでなく幅広いジャンルで影響力を持ちました。

Black CoffeePeggy Lee

ハスキーな歌声でありながらどこかエレガントささえ感じさせるのが、ペギー・リーの歌声。

「ソフト・アンド・クール」と称された彼女の歌には、ブラックミュージック的なスウィング感のジャズシンガーとはまた違う魅力があります。

歌だけでなく作曲面でもその才能を発揮し、多くの楽曲を残しています。

I Love You PorgyBillie Holiday

「レディ・デイ」の呼び名でも知られる女性ジャズシンガー、ビリー・ホリデイ。

ベニー・グッドマンやデューク・エリントンといった伝説的なジャズ・ジャイアンツとの共演といった輝かしい実績の陰で、多くの苦難も経験した彼女ですが、その歌声はジャズシーンにとどまらず、多くのアーティストに影響を与えたのです。

There Will Never Be Another YouDoris Day

ジャズボーカルというよりも、女優として、そして1956年の映画『知りすぎていた男』の劇中歌だった『ケ・セラ・セラ』の大ヒットで知られるドリス・デイ。

しかし、彼女の歌うジャズにはある種のポップさ、キャッチーさが感じられ、ジャズになじみのない人にもオススメしやすいと言えるのではないでしょうか。

「ヒットしたポップス歌手」というだけの評価では済ませたくないシンガーの一人です。

Someone To Watch Over MeBlossom Dearie

「太く伸びやかな声」というイメージが強い女性ジャズボーカルシーンについて、ブロッサム・ディアリーのかわいらしい歌声は異質にも感じられるかもしれません。

しかし、コーラスグループ出身というのも納得の繊細な歌唱には、他の多くの女性ジャズシンガーとはまったく異なる魅力にあふれています。