ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
天性の歌声と独特の間が奏でるジャズの世界。
女性ジャズボーカリストの歌声には、聴く人の心を揺さぶる不思議な魅力が宿っていますね。
なめらかなフレージングと艶やかな声色で魅了する伝説のディーバから、斬新な解釈で新たな表現を追求する若手アーティストまで、時代を超えて愛される女性シンガーたちの世界をご案内します。
ジャズという音楽に秘められた深い情感を、女性ならではの繊細な表現で紡ぎ出す。
そんな珠玉の歌声との出会いが、きっとあなたの音楽体験をより豊かなものにしてくれるはずです。
ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(31〜40)
La TerrazzaCaro Josee

ドイツ出身のジャズシンガー、カロ・ジョゼ。
しっかりとした演奏をバックに、古いジャズシンガーの歌唱を継承したような歌い方でじっくりと聴かせてくれます。
ミディアムテンポのスウィングナンバーで、軽快なアレンジが楽しめるオススメ曲です。
Afro BlueAbbey Lincoln

ドラムのマックス・ローチと公私ともにパートナーであったアビー・リンカーンは、音楽の中に切れ味鋭いメッセージを残したことで知られるほか、スタンダードジャズばかりではないオリジナル曲も多く残しています。
ジャズスタンダードとして知られる『アフロ・ブルー』も、アフリカ民謡を改作して彼女が取り上げたもの。
その後、ジョン・コルトレーン等が取り上げるスタンダード・ナンバーとなったのです。
You Belong To MeJo Stafford

Chilton PriceとRedd Stewart、Pee Wee Kingによって1952年に制作されたトラック。
多くのアーティストによってレコーディングされています。
このバージョンはアメリカのシンガーであるJo Staffordによるもので、Caviarの2000年のトラック「The Good Times Are Over」でサンプリングされています。
AnthropologySheila Jordan

芸術肌シンガーと言われるシェイラ・ジョーダン。
今回取り上げたのは初期の作品で、ウッドベースとボーカルのデュオという珍しいナンバーです。
彼女の持つ不思議な魅力に引き込まれ、独特の世界観を感じさせてくれます。
Something CoolJune Christy
ジューン・クリスティは1940年代初頭、ジャズ・ビッグバンドのシンガーとして活動していたものの、なかなか芽が出ませんでした。
しかし、その後のクール・ジャズのムーブメントに乗って、その軽やかな歌声と高い歌唱力という魅力を存分に発揮。
1950年代には、白人女性ソロシンガーの代表格として人気を博しました。
ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(41〜50)
Tea For TwoBeverly Kenney

クラブで歌っていたところをスカウトされデビューしたジャズシンガーのビヴァリー・ケニー。
この曲はピアノとのデュオで、彼女のキュートな歌声がクリアに聴こえ、聴き終わった後に爽快感がたっぷり残る楽曲だと思います。
Wrap Your Troubles In DreamsErnestine Anderson

この曲はそんなに派手なインパクトはありませんが、嫌なことや困ったことも夢で包んでしまえば、夢が忘れさせてくれるというとても前向きな歌詞の曲です。
曲調も明るく、元気になれる曲ともいえます。
このErnestineのバージョンも背中を押してくれるようなそんな優しさがあります。