RAG MusicJazz
素敵なジャズ
search

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

天性の歌声と独特の間が奏でるジャズの世界。

女性ジャズボーカリストの歌声には、聴く人の心を揺さぶる不思議な魅力が宿っていますね。

なめらかなフレージングと艶やかな声色で魅了する伝説のディーバから、斬新な解釈で新たな表現を追求する若手アーティストまで、時代を超えて愛される女性シンガーたちの世界をご案内します。

ジャズという音楽に秘められた深い情感を、女性ならではの繊細な表現で紡ぎ出す。

そんな珠玉の歌声との出会いが、きっとあなたの音楽体験をより豊かなものにしてくれるはずです。

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル(21〜30)

Song For My FatherNEW!Dee Dee Bridgewater

ジャズ界の最前線を半世紀以上も走り続けるアメリカの偉大な表現者、ディー・ディー・ブリッジウォーターさん。

その圧倒的な歌声は、ジャズの伝統に根ざしながらも、ソウルやアフリカ音楽、さらにはフランスの楽曲までも見事に融合させてしまいます。

エラ・フィッツジェラルドさんに捧げたトリビュート盤で見せるような、遊び心に満ちたスキャットに心を躍らせた方も多いのではないでしょうか?

グラミー賞はもちろん、演劇界のトニー賞まで獲得したその多彩な表現力は、まさに圧巻の一言。

音楽の喜びを全身で体現するような彼女のパフォーマンスは、聴く人の心を解き放ってくれますね。

Speak LowNEW!Diane Schuur

その魂を揺さぶる歌声に、思わず心が震えた経験がある方も多いのではないでしょうか?

アメリカ出身のダイアン・シュールさんは、『ディードルズ』の愛称で親しまれ、グラミー賞を2度も受賞した実力派。

生まれ持った困難を乗り越え、音楽の道をひたむきに歩んできた彼女の人生そのものが、歌声に深い情感を与えているかのようです。

絶対音感と3.5オクターブもの驚異的な声域、そしてジャズからブルースまで軽やかに歌いこなす表現力が見事にマッチし、多くのファンから絶賛の声が寄せられています。

彼女のパワフルで温かい歌声は、あなたの音楽体験をより豊かなものにしてくれるはずです。

Once upon a summertimeNEW!Betty Carter

“Once upon a summertime”, Betty Carter à Cannes en 1968
Once upon a summertimeNEW!Betty Carter

ジャズの即興演奏が持つスリリングな魅力に、心を鷲掴みにされた方も多いのではないでしょうか?

アメリカ出身のベティ・カーターさんは、まさにその即興性を声だけで体現した“唯一無二のシンガー”といえるでしょう。

メロディを絶妙にずらす歌唱法は、聴き手の予想を裏切るスリリングな駆け引きのよう。

その革新的なスタイルゆえ、ライオネル・ハンプトン楽団を七度も解雇された逸話は、彼女の信念の強さを物語っています。

グラミー賞に輝くだけでなく、若手を育てる指導者としても情熱を注いだ姿にも注目してみてください。

Stormy WeatherNEW!Ethel Waters

アメリカのエンターテインメント史に燦然と輝くエセル・ウォーターズさん。

彼女はブルースの深い情感とポピュラー音楽の華やかさを見事に結びつけた、まさに音楽界の先駆者です。

『Stormy Weather』や『Am I Blue?』といった名曲は、グラミー賞の殿堂入りを果たすなど、その功績は計り知れません。

逆境から這い上がり、音楽のみならずブロードウェイや映画の世界でも輝かしい足跡を残した彼女の生き様が、歌声に深みと説得力を与えているかのよう。

ブルースの哀愁とジャズの洗練が同居する彼女の歌を聴くと、困難に立ち向かう力強い魂が感じられるのがなんとも不思議です。

On The Sunny Side Of The StreetNEW!Keely Smith

「ラスベガス・スウィングの女王」と称賛されたアメリカの歌手、キーリー・スミスさん。

夫でジャズミュージシャンのルイ・プリマさんとの陽気なデュオでグラミー賞に輝いた彼女ですが、ソロシンガーとしての実力もまた格別です。

気取らない人柄でありながら、一度ステージに立てば圧巻のパフォーマンスで観客を虜にする姿は、多くのファンの憧れの的でした。

バラードを完ぺきに歌いこなし、どのような曲であれ彼女が歌えばスウィングさせることができると称された歌声で、晩年に至るまで現役を貫き通した姿も最高にかっこいいですよね。

Send in the ClownsNEW!Cleo Laine

イギリス出身で「ジャズの女王」と称されるクレオ・レインさん。

彼女の最大の魅力は、ジャズの枠に到底収まらない、舞台で培われた表現力と驚異的な声域にあります。

夫ジョニー・ダンクワースさんとの共演盤『シェイクスピア・アンド・オール・ザット・ジャズ』は、その変幻自在な歌唱が楽しめる名盤としてあまりにも有名です。

特筆すべきは、ジャズ、ポピュラー、クラシックの3部門全てでグラミー賞にノミネートされた、史上唯一の女性シンガーであること!

ジャンルを軽やかに横断するそのパフォーマンスは圧巻で、彼女の歌声に触れれば、そのスケールの大きさに誰もが心を奪われることでしょう。

Cry Me A RiverDiana Krall

1990年代以降の女性ジャズシンガーとして、世界的な知名度を誇るのはやはりカナダ出身のダイアナ・クラールでしょう。

そのクールな歌声はスウィングはもちろん、やわらかいバラード曲にも映えます。

ピアニストとしての腕前も一級品で、ピアノを弾きながら歌う彼女の姿はまさに現代ジャズシーンの象徴と言えます。