子守唄の童謡・民謡・わらべうた。なつかしい寝かしつけの歌
子守唄は古くからどんな国にもある、子供をあやす歌のことですね。
NHKの教育チャンネルで流れていたようなものから、外国の民謡をアレンジしたものまで、たくさんの子守唄をリストにしました。
子供のころ、みんなで一緒に歌った曲もあるのではないでしょうか?
子供に戻った気持ちで今あらためて聴いてみると、新しい発見があるかもしれません。
「子供の寝かしつけに毎回苦労している」という方はぜひ一度聴いて、歌ってあげてみてくださいね。
子守唄の童謡・民謡・わらべうた。なつかしい寝かしつけの歌(21〜30)
バナナのおやこ作詞:関和男/作曲:福田和禾子

南の島に住むバナナ一家の愛らしい日常をコミカルに描いた、関和男さんと福田和禾子さんによる心温まる作品です。
親子それぞれの名前の響きが織りなす繰り返しのフレーズは、小さな子供でも自然と口ずさめるリズミカルさが魅力的。
本作は1982年にNHK『おかあさんといっしょ』で放送され、多くの家庭で愛され続けています。
アルバム『おかあさんといっしょ メモリアルアルバム』にも収録されているので、親子で一緒に歌うのにピッタリ!
家族の絆を感じながら、みんなでほっこりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
ねんねこせ おぼこせ
非常に子守唄らしい、ゆったりとした楽曲がこちらの『ねんねこせ おぼこせ』。
宮崎県に伝わる子守唄で、子守奉行ではなく、母親の目線で歌われたことがわかる愛のある楽曲です。
とくにわが子を歌の中に入れるところなど、本当に美しいですね。
現代では歌う人おのおのの子供の名前を歌詞に入れることによって楽しめるものになっており、宮崎なまりや韻を踏んだ歌詞なども歌っていて気持ちがいい、頼もしい子守唄として歌いつがれています。
コロコロたまご

同じ動きを繰り返す手遊び歌『コロコロたまご』もオススメです。
こちらはタマゴが転がっていく様子と、そこからうまれたひよこが歩く様子、そして成長したニワトリが鳴く様子を表現する内容です。
タマゴは手をグーにして腕を回す、ひよこは人差し指を上下させる、ニワトリは手をバタバタと動かして表します。
どの動きもシンプルなので早い段階からマネしやすいとされています。
また体を大きく動かす様子を楽しめるというのも魅力ですね。
ねんにゃこコロチャコ

東北は秋田県仙北郡に伝わる『ねんにゃこコロチャコ』。
タイトルの語感がとてもおもしろく、一見すれば子猫のじゃれるような印象を持ってしまいます。
しかしながら、なんとなくかわいげのあるこの『ねんにゃこコロチャコ』というタイトルの子守唄も、歌詞をひもとけば、なかなかに恐ろしい歌であります。
白い犬が歌詞に出てくるのですが、当時秋田では白い生き物は「恐怖」の象徴であったとされています。
そんな白い犬が一斉にほえる、その恐ろしさを歌って早く寝なさいよと子供を寝かしつける子守唄です。
柴の折戸

岩手県西磐井郡平泉町に伝わる寝かせ歌です。
「柴の折戸」は、折った木の枝や竹を組み合わせて作った簡単な開き戸です。
庭の出入り口に設けられます。
歌の内容としては、童話『桃太郎』。
子供を寝かしつける時に、桃太郎を歌にして読み聴かせたのだと思います。
なかなかほいわらべうた

手足の動きと歌をリズミカルに組み合わせた楽しい作品です。
内側と外側を意味する「なか」「そと」の掛け合いが生み出すリズムに乗って手や足を動かせば、自然と体も心も弾んでいきます。
輪になって遊ぶことで、子供たちの協調性や一体感が生まれ、笑顔の輪が広がっていくのも本作の魅力の一つでしょう。
保育園や幼稚園では年齢を問わず長く愛されており、2020年4月には全国保育士会が選ぶ「伝承遊び100選」にも選出されました。
お子さんと触れ合ったり、リズム遊びを楽しんだりしたい方にオススメの1曲です。
岡崎の子守唄

こちらの子守歌は愛知県岡崎市で歌われている子守歌です。
歌詞がいわゆる江戸子守歌と呼ばれる子守歌と似ており、共通点を研究している方もいらっしゃるようです。
子守歌は長い時代歌われているうち、少しずつ変化をとげているものもあるのでしょう。
そしてこのような子守歌は子供だけでなく、全年齢層に安らぎを与えてくれますよね。
仕事や勉強に疲れたら、子供の頃にかえってこんな歌を聴きながら、眠ってみるのもよいかもしれません。