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素敵な子供の歌
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子守唄の童謡・民謡・わらべうた。なつかしい寝かしつけの歌

子守唄は古くからどんな国にもある、子供をあやす歌のことですね。

NHKの教育チャンネルで流れていたようなものから、外国の民謡をアレンジしたものまで、たくさんの子守唄をリストにしました。

子供のころ、みんなで一緒に歌った曲もあるのではないでしょうか?

子供に戻った気持ちで今あらためて聴いてみると、新しい発見があるかもしれません。

「子供の寝かしつけに毎回苦労している」という方はぜひ一度聴いて、歌ってあげてみてくださいね。

子守唄の童謡・民謡・わらべうた。なつかしい寝かしつけの歌(21〜40)

奈良田の子守歌

KURI ≪奈良田の子守唄 Lullaby of Narada≫第四回 わとわまつり(小淵沢)2014年
奈良田の子守歌

こちら『奈良田の子守唄』は奈良の歌ではなく、山梨県は南巨摩郡早川町の子守唄です。

地名も登場し、この地方と深く関わりがあったこともうかがえます。

楽曲は、歌詞がとてもおもしろく、この年代の子守唄のように暗い世界観ではありません。

前半は焼き餅が大好きなおばあさんがお餅をたくさん食べたよ、というものです。

どうやら後半では馬に乗り、そのお餅を一つ落としてしまうようです。

やはりこうしてみるとなかなかユニークな歌詞ですね!

竹馬よいち

滋賀県は近江八幡市上畑町発祥の子守唄で、近隣の京都や三重、愛知、さらには九州地方にまで広がった子守唄です。

『竹馬よいち』というのは竹馬という屋号のよいちさんのことで、ここで働く人が行商の道すがら歌い、伝えたとされています。

歌詞はいくつかのバリエーションがあルことが確認されています。

このバージョンでは船で野菜を運び、三途の川を渡り、怖いヘビがいるぞとおどすような歌詞ですね。

しかしながら最後の一節でウソだよ、とネタばらしされます。

越後の子守唄

小杉真貴子 越後の子守唄
越後の子守唄

この越後の子守歌はペギー葉山さんや三橋美智也さんも歌っている新潟県の旧頚城郡の海岸地方の子守唄ですが、最近ではあまり聴かれることが少なくなってきました。

歌詞内容から、新潟の海が浮かんでくるような曲ですね。

このように、日本各地でご当地ソングならぬ、ご当地子守歌が生まれては消えたのかもしれません。

今の時代には合わないのかもしれませんが、親から子へずっと歌い継がれていくとよいなあと願わずにはいられません。

岩谷の子守歌

秋田の子守唄(岩谷村)
岩谷の子守歌

秋田県にかつて存在した岩谷村の子守唄である、『岩谷の子守唄』。

現在の秋田県由利本荘市に当たる岩谷村の伝統的な子守唄として知られています。

歌詞もかなりの秋田県なまりで、翻訳が難しいものでもあります。

そんな歌詞はなかなかにつらいもので、当時の子守唄らしくうらみ節となっています。

その歌詞から子守娘として奉行にやってきた人たちが生み出した子守唄だというのがわかりますね。

もうこの仕事をやめてしまおう、ということが歌われています。

子守唄の童謡・民謡・わらべうた。なつかしい寝かしつけの歌(41〜60)

大黒様

大黒様 〜静岡県の子守唄〜
大黒様

静岡民謡の『大黒様』は、まりつき歌として静岡県で伝承され、福の神である大黒様にちなんで歌詞が書かれた一から十までの数え歌です。

非常に軽快な楽曲で、この曲でまりをついていた当時の子供たちの様子が思い浮かぶようです。

そしてとても縁起のいい楽曲で、歌詞においても、福の神の所業に感謝するといったとても気分のいいもの。

静岡ではこの曲をおじいちゃんから聴いた!という人もおり、根強く残っている子守唄です。

おわりに

さまざまな子守唄をご紹介しました。

いかがでしたか?

こうしていろいろな子守唄を聴いてみるとあらためて、昔から子供の寝かしつけにはみんな苦労していたんだな……とわかりますね。

あなたのお子さんが気持ちよく眠れる曲が1曲でも見つかりますように。