【2025】邦楽プログレ・プログレッシブロックの名曲まとめ
1970年代に欧米で大きな盛り上がりを見せたプログレッシブロックは、曲の構成や演奏技術の面で実験的かつ野心的な音楽性を追求するロックの一つのジャンルです。
日本でも70年代以降、多くのミュージシャンに影響を与え、独自の発展を遂げてきました。
近年では新しい世代のバンドも続々と登場し、現代的な解釈で新たな魅力を生み出しています。
この記事では、プログレの魅力に触れたい方に向けて、クラシックな名曲から最新の注目作まで、日本のプログレッシブロックの世界をご案内します。
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【2025】邦楽プログレ・プログレッシブロックの名曲まとめ(1〜10)
Satori Part IFLOWER TRAVELLIN’ BAND

東洋的な旋律とヘヴィなサウンドがぶつかり合う、魂を揺さぶるナンバーです。
日本のロック史に名を刻むFlower Travellin’ Bandの名盤『Satori』の冒頭を飾る本作は、聴く者を一気にその世界観に引き込みます。
ジョー・ヤマナカさんのオペラティックなボーカルと、石間ヒデキさんの呪術的なギターリフが絡み合い、言葉を超えた精神の高まりや内なる葛藤を描いているように感じられますよね。
この楽曲が収録されたアルバムは1971年4月に公開、カナダのチャートにも入るなど海外でも評価されました。
また、映画『新・仁義なき戦い 組長の首』でアルバム全編が使用されたことでも知られています。
日常を忘れて音楽の世界に深く沈み込みたい、そんな夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
Nivraym高円寺百景

ドラマーであり作曲家である吉田達也さんが率いる高円寺百景。
2001年に国内で発表されたアルバム『Nivraym』の表題曲は、後に海外でも高く評価されることになる作品です。
フランス由来の音楽性“Zeuhl”を基盤に、ジャズの洗練とハードコアの衝動を融合させたサウンドは、まさに圧巻の一言。
変拍子を駆使した迷宮のような曲展開と、オペラを思わせる荘厳なコーラスの応酬は、聴いているだけで異次元に引き込まれるような感覚がありますよね。
架空言語で歌われる本作は、意味を超えて古代の儀式や壮大な物語を想起させ、聴く者の想像力をかき立てます。
圧倒的な情報量を持つ音の洪水に身を委ねたい時に聴いてみてください。
メリディアンGERARD

キーボーディスト永川敏郎さんを中心に、高度な技術と構成力で知られるプログレッシブ・ロック・バンド、GERARD。
1984年3月に発売されたファースト・アルバム『Gerard』に収録されているこの楽曲は、壮麗なシンフォニック・サウンドが聴く人の心を捉えますよね。
チューブラーベルの響きから変拍子を駆使した怒涛の展開へと移り変わる構成は、強いインパクトを生み出しています。
本作は1998年のアルバム『Meridian』で再録音もされており、メロトロンが奏でる叙情的な旋律と美しいボーカルが織りなす華麗な音世界は、時代を超えて人々を魅了するのではないでしょうか。
テクニカルでドラマティックな楽曲が好きな方にはたまらない、聴きごたえ満点のプログレ・ナンバーです。
【2025】邦楽プログレ・プログレッシブロックの名曲まとめ(11〜20)
妖精の森AIN SOPH

情景が目に浮かぶような、幻想的でリリカルなサウンドが魅力のAIN SOPH。
1980年6月に公開されたデビュー・アルバム『A Story Of Mysterious Forest』の表題を飾る本作は、音だけで壮大な物語を描き出す、まさにバンドの真骨頂といえる一曲です。
カンタベリーロックに影響を受けたギターとキーボードが織りなすアンサンブルは、まるで工芸品のように緻密で、聴く人を神秘的な世界へといざないますよね。
本作は、1980年1月から始まったレコーディングでの極度の緊張感の中から生まれたという逸話も、その奇跡的な完成度を物語っているようです。
バンドはその後も名盤『Hat and Field』などを世に問い、独自の音楽性を追求し続けています。
歌詞がないからこそ、想像力をふくらませてじっくりと音の風景に浸りたいときにぴったりのナンバーではないでしょうか。
内部への月影Kenso

技巧的なアンサンブルと日本的な叙情性が融合したサウンドで独自の道を歩むKenso。
1982年12月公開のアルバム『KENSO II』に収められた名曲は、まるで自分の心の内側を静かに照らす月光のような、深く内省的な世界観を描き出しますよね。
清水義央さん自身が手がけたリリックは、自己との対話を促す哲学的なメッセージとして受け取れるのではないでしょうか。
緻密に構成されたメロディと展開が、その思索の旅をドラマティックに彩ります。
時代を超え、アメリカのラッパーがサンプリングを熱望したという逸話は、本作の普遍的な魅力を証明しています。
物思いにふける静かな夜、じっくりと音の世界に浸りたい人にこそ聴いてほしい一曲です。
組曲「乱」美狂乱

日本のプログレッシブ・ロック・シーンで「和製キング・クリムゾン」の異名を持つバンド、美狂乱。
彼らの真骨頂ともいえるのが、1983年に発売された名盤『Parallax』に収められた大曲です。
アルバムのB面を丸ごと使用した壮大な組曲構成になっており、当時のバンドの野心的な姿勢が伝わってきておもしろいですよね。
ヘヴィなギターと叙情的なヴァイオリンが織りなすサウンドは、静と動のコントラストが見事で、東洋的な響きが独特の緊張感を生み出しています。
本作は、狂気と静寂が交錯する音の渦に飲み込まれるような体験ができるナンバーです。
構築美あふれる長尺の楽曲にどっぷり浸りたいとき、ぜひ聴いてみてください!
魔少女A金属恵比須

昭和歌謡の香りとヘヴィメタルが融合した、唯一無二の世界観を放つ金属恵比須!
2022年12月にリリースされたSFコンセプト・アルバム『虚無回廊』に収録されたこの楽曲は、彼らが提唱する「人間解体メタル」を体現したナンバーです。
どこか切なさを帯びたメロディは、危うさを秘めた少女の心の叫びのよう。
その裏で、間奏で次々とリフが変化するプログレッシヴな展開が渦巻き、聴く者を翻弄します。
聖飢魔II創始者のダミアン浜田陛下が称賛したという自由な編曲がお見事。
FM NACK5で放送された実績もあります。
歌謡曲好きもメタルファンも、この不思議な魅力の虜になるはず!





