日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】
まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。
というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。
ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。
「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。
今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!
日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(1〜10)
凡能um-hum

ヒップホップやR&B、オルタナティブロックなどを融合した先進的なサウンドを奏でるバンドがum-humです。
2020年に行われた関西最大の音楽コンテストであるeo Music Try 19/20に出場すると、結成約1年にもかかわらずグランプリを獲得し話題を呼びました。
前衛ジャズのような予想もつかないコード進行や、シーケンスやシンセサイザーなどの電子機器をうまく取り入れたサウンドは唯一無二で個性的なんですよね。
2022年にはセカンドミニアルバム『steteco』をデジタルリリースしています。
世界五分後神話有形ランペイジ

「SF」と「寓話」をベースとした楽曲で人気を獲得し、ボカロPとしても知られるサウンドプロデューサー、sasakure.UKさんの世界観を具現化するために生まれたプログレッシブバンド。
ギター、ベース、キーボード、ドラムといったすべてのパートがハイレベルな演奏技術を持ち、変拍子を取り入れた複雑な音楽性の中にも確かなポップ性を持つ楽曲で注目を集めています。
また、フィーチャリングアーティストとしてさまざまなボーカリストを積極的に起用したり、既存のボカロ有名曲をカバーしたりなど、バンドのカラーを生かした幅広い表現の活動をしています。
前衛的でありながら親しみやすい、新時代のプログレッシブロックです。
あくびのカーブBialystocks

東京を拠点に活動する2人組バンドです。
フォークとジャズの要素を絶妙に融合させた音楽性が魅力。
甫木元空さんのソウルフルな歌声と、菊池剛さんの自由な音楽構成が絶妙なハーモニーを奏でます。
2019年に配信シングル『EMPTYMAN』でデビューし、その後も数々のシングルをリリース。
2022年11月にメジャー1stアルバム『Quicksand』をリリースし、多くのリスナーから高評価を獲得しました。
リラックスした雰囲気の中に独創性を感じる音楽が好きな方にオススメです!
Lankaポチャカイテマルコ

ゴーストの荻野和夫さんと元高円寺百景の桑原重和さんによって、1996年に結成されたのがポチャカイテマルコです。
その邪悪で重圧感のあるサウンドは世界でも高い評価を得ていて、ファーストアルバム『POCHAKAITE MALKO』は2006年にリマスターされ再発されました。
バンド名はブルガリア語で「ちょっと待ってください」と言う意味なのだとか。
残念ながら2012年に解散してしまいましたが、2019年に再結成され復活ライブを成功させています。
Hopeless Ravenulma sound junction

世界最大級のインディーズバンドコンテストであるエマージェンザ・ミュージック・フェスティバルで世界3位を受賞したのがulma sound junctionです。
沖縄県石垣島出身の幼馴染であるメンバーによって2005年に結成された、ラウドで重厚なロックサウンドが持ち味のプログレッシブロックバンドなんですよね。
2022年にはEP『Reignition』でメジャーデビューを果たし、ワンマン公演「ulma sound junction One Man Live 2022 “Reignition”」を成功させました。