日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】
まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。
というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。
ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。
「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。
今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!
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日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(1〜10)
世界五分後神話有形ランペイジ

「SF」と「寓話」をベースとした楽曲で人気を獲得し、ボカロPとしても知られるサウンドプロデューサー、sasakure.UKさんの世界観を具現化するために生まれたプログレッシブバンド。
ギター、ベース、キーボード、ドラムといったすべてのパートがハイレベルな演奏技術を持ち、変拍子を取り入れた複雑な音楽性の中にも確かなポップ性を持つ楽曲で注目を集めています。
また、フィーチャリングアーティストとしてさまざまなボーカリストを積極的に起用したり、既存のボカロ有名曲をカバーしたりなど、バンドのカラーを生かした幅広い表現の活動をしています。
前衛的でありながら親しみやすい、新時代のプログレッシブロックです。
Lankaポチャカイテマルコ

ゴーストの荻野和夫さんと元高円寺百景の桑原重和さんによって、1996年に結成されたのがポチャカイテマルコです。
その邪悪で重圧感のあるサウンドは世界でも高い評価を得ていて、ファーストアルバム『POCHAKAITE MALKO』は2006年にリマスターされ再発されました。
バンド名はブルガリア語で「ちょっと待ってください」と言う意味なのだとか。
残念ながら2012年に解散してしまいましたが、2019年に再結成され復活ライブを成功させています。
EverythingChanges宇宙コンビニ

複雑で変則的なギターを中心としたロックであるマスロックでありながら、どこかメロウでキャッチ―なサウンドが魅力のバンドが宇宙コンビニです。
2012年に京都で結成され、その独創的なサウンドで話題を呼びました。
カナダでライヴツアーを行うなど世界的な活動をみせていましたが、惜しまれつつも2015年に解散を発表しています。
宇宙コンビニのリーダーであったギタリストのだいじろーさんはバンド解散後、JYOCHOとして活動を続けています。
日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(11〜20)
Hopeless Ravenulma sound junction

世界最大級のインディーズバンドコンテストであるエマージェンザ・ミュージック・フェスティバルで世界3位を受賞したのがulma sound junctionです。
沖縄県石垣島出身の幼馴染であるメンバーによって2005年に結成された、ラウドで重厚なロックサウンドが持ち味のプログレッシブロックバンドなんですよね。
2022年にはEP『Reignition』でメジャーデビューを果たし、ワンマン公演「ulma sound junction One Man Live 2022 “Reignition”」を成功させました。
プリーズ!内核の波

1998年から2010年にかけて活躍したプログレバンド、内核の波。
残したアルバムは2枚だけですが、日本のみならず海外でも高い評価を受け、メキシコやアメリカのプログレフェスにも出演しました。
フルートやトランペットなどを取り入れた個性的な編成ながら、プログレらしい複雑な曲展開とダイナミックなロックサウンドが彼らの持ち味です。
不定期で限定復活ライブをおこなっているので、プログレロックに興味のある人はぜひチェックしてくださいね!
CROSS∞ROADSEast Of Eden

2023年に結成された全員女性のバイオリンロックバンド、East Of Edenです。
バイオリニストのAyasaさんをプロデューサー兼リーダーに据え、既存のジャンルを超えた音楽を目指しています。
デビューシングル『Evolve [Extended Version]』をはじめ『Chasing The Moon』など、夢や希望をテーマにした力強いメッセージを持つ楽曲をリリース。
バンドの特徴は、Ayasaさんのバイオリン演奏を中心に据えた独自のサウンド。
電子楽器も取り入れた特殊な構成で、ジャンルレスな音楽性を追求しています。
プログレッシブメタルの魅力にぜひ触れてみてください!
ヒドラ伯爵の館NOVELA

1980年にデビューした関西出身のプログレッシブハードロックバンド。
当時、プログレバンドとして神戸で活躍してたScheherazadeと、後にACTION!で活躍する高橋ヨシロウさんが在籍していた人気バンドの山水館が合体するような形で結成され、キングレコードからデビューしました。
実は筆者が音楽の道にのめり込むことになったのも、当時、中学生の時に彼らの音源作品を従兄弟から聴かせてもらったことが大きな理由の一つなんです!
HM/HM的なサウンドと、とてもプログレバンドらしいドラマティックな楽曲展開、そしてボーカルの五十嵐さんの特徴的なハイトーンボイスにすぐに彼らのとりこになりました。
今回ここでご紹介させていただいている『ヒドラ伯爵の館』は、彼らのセカンドアルバム『IN THE NIGHT』に収録されているので、この記事でNOVELAにご興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。
ちなみにこの動画ではボーカルはNOVELAのリードシンガー、五十嵐久勝さんが担当されていますが、アルバム収録のオリジナルバージョンでは高橋ヨシロウさんが担当されています。