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日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】

日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】
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まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。

というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。

ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。

「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。

今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!

日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(1〜20)

飾り窓の出来事マンドレイク

1972年に結成されたマンドレイクも、日本のプログレロックバンドの原点としておさえておきたいバンドです。

当初はハードロック、ヘビーメタル路線だったこともあり、重厚感のある激しく攻撃的なサウンドが彼らの大きな魅力。

この『飾り窓の出来事』でも、ドラマチックな曲展開とダークな歌詞で、独特の世界観を展開しています。

活動期間は短く、レコードを1枚も出すことなく1979年には解散。

ニューウェイブバンド、P-MODELとしての活動を始めることになりましたが、マンドレイクの名は現在の邦楽ロックシーンでも伝説として語り継がれています。

UNCROWNED KINGDOMTHE ALFEE

『星空のディスタンス』や『メリーアン』などの名曲で知られるTHE ALFEEは、実はプログレッシブロックバンドでもあります。

ギターを担当する高見沢俊彦さんは見た目からも分かる通りハードロックやプログレから影響を受けていて、五大プログレバンドの一つであるピンクフロイドの名盤『原子心母』がルーツなのだとか。

アルバム『The Renaissance』収録の『GATE OF HEAVEN』やアルバム『GLINT BEAT』収録の『UNCROWNED KINGDOM』など、たくさんのプログレの名曲を残しているんです。

くじらの歌は聴こえない曇ヶ原

曇ヶ原 / くじらの歌は聴こえない (Official Music Video)
くじらの歌は聴こえない曇ヶ原

日本の音楽シーンに異彩を放つプログレッシブハードフォークバンド、曇ヶ原です。

2010年に結成され、2016年にアルバム『独言独笑』、2022年にシングル『くじらの歌は聴こえない』などをリリース。

King Crimsonの影響を受けた奇数拍子のリフと、日本語詞による情緒豊かな楽曲が特徴です。

2024年、FUJI ROCK FESTIVAL ’24への出演も話題に。

プログレッシブロックが好きな方はもちろん、日本語の歌詞で独特の世界観を楽しみたい方にもオススメです。

無情のスキャット人間椅子

NINGEN ISU / Heartless Scat(人間椅子 / 無情のスキャット)
無情のスキャット人間椅子

1987年に結成された人間椅子は、1970年代のイギリスで流行したハードロックサウンドを基調に、和音階を絡めるなど日本的な要素をプラスした独自のサウンドで知られています。

江戸川乱歩の小説をバンド名にしたり、アルバムタイトルに『人間失格』『羅生門』と名付けるなど、日本の文学からも大きな影響を受けており、日本人にはなじみ深い仏教的な世界観を表現した楽曲も数多く発表。

欧米のプログレロックとは一味違う、日本ならではのプログレサウンドを楽しみたい人にオススメのバンドです!

あくびのカーブBialystocks

東京を拠点に活動する2人組バンドです。

フォークとジャズの要素を絶妙に融合させた音楽性が魅力。

甫木元空さんのソウルフルな歌声と、菊池剛さんの自由な音楽構成が絶妙なハーモニーを奏でます。

2019年に配信シングル『EMPTYMAN』でデビューし、その後も数々のシングルをリリース。

2022年11月にメジャー1stアルバム『Quicksand』をリリースし、多くのリスナーから高評価を獲得しました。

リラックスした雰囲気の中に独創性を感じる音楽が好きな方にオススメです!

一触即発四人囃子

四人囃子 LIVE FULL HOUSE MATINEE 一触即発
一触即発四人囃子

日本のプログレシーンを語るうえで絶対に外せないバンド、四人囃子。

1971年に結成され、当時の欧米でピンク・フロイドやキング・クリムゾンなどの活躍により徐々にメインストリームへと躍り出つつあったプログレロックのサウンドを、いち早く日本でも取り入れました。

メンバー交代や再結成をくり返して、音楽性を少しずつ変化させながら、現在でも活躍している息の長いバンドでもあります。

1974年リリースの彼らの1枚目のアルバム『一触即発』を聴けば、日本のプログレロックの原点を感じられますよ!