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日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】

まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。

というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。

ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。

「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。

今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!

日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(11〜20)

悲しみのゴールJYOCHO

JYOCHO – 悲しみのゴール / The End of Sorrow (Official Music Video)
悲しみのゴールJYOCHO

京都を中心に活動していたポストロックバンドである宇宙コンビニのギタリストだっただいじろーさんが、宇宙コンビニ解散後にソロプロジェクトとしてスタートしたのがJYOCHOです。

ソロプロジェクトとしての活動からバンドとなり、2015年にファーストアルバム『美しい終末サイクル』をリリースしています。

ライトハンド奏法などのだいじろーさんの圧倒的なギターテクニックを生かした『sugoi kawaii』や、変拍子を取り入れつつもメロウに奏でる『悲しみのゴール』など魅力的な楽曲がたくさんあるんですよね。

パラレルスペックゲスの極み乙女。

ゲスの極み乙女。「パラレルスペック」
パラレルスペックゲスの極み乙女。

『私以外私じゃないの』や『ロマンスがありあまる』など、強烈なインパクトの歌詞とハイレベルな演奏技術で人気を博している4人組ロックバンド。

「ヒップホッププログレ」とも称される独特なアレンジの楽曲は、それまでのJ-POPシーンでは見られなかった世界観や空気感とともにリスナーを魅了しました。

複雑でありながらキャッチーなメロディーやコード進行は、プログレッシブロックの近寄りがたいイメージとは違ったポップ性を生み出していますよね。

日本人にも受け入れやすいプログレッシブサウンドを生み出し続けている、今後も活躍が期待されているロックバンドです。

Dhorimviskha高円寺百景

Dhorimviskha- Koenji Hyakkei 高円寺百景
Dhorimviskha高円寺百景

日本を代表する超絶テクニックドラマーである吉田達也さんによって結成されたのが高円寺百景で、フランスのプログレッシブロックバンドのマグマのコピーバンドとしてスタートしました。

難解なフレーズのユニゾンをバックに、器楽的なメロディをオペラ調の発声で歌い上げるサウンドはまさに前衛的です。

幾度もメンバーチェンジをくり返し、その時々で少しずつ変化するバンドサウンドも魅力的なんですよね。

メンバー全員の圧倒的なテクニックで奏でられる自由演奏のインプロからも耳が離せません!

Flyあらかじめ決められた恋人たちへ

Fly / あらかじめ決められた恋人たちへ MV
Flyあらかじめ決められた恋人たちへ

1997年に池永正二さんによって始まった音楽プロジェクト、あらかじめ決められた恋人たちへ。

ノスタルジックなメロディーと90年代のオルタナティブ音楽、ダブ音楽の要素を融合させたサウンドで知られています。

2011年にリリースされたアルバム『CALLING』では、叙情派轟音ダブバンドとしての地位を確立。

FUJI ROCK FESTIVALやRISING SUN ROCK FESTIVALなどの大型フェスへも出演しています。

前衛的な音楽を探求している方にオススメです。

tigerSouth Penguin

South Penguin – tiger (Official Music Video)
tigerSouth Penguin

さまざまなジャンルを融合させた実験的な音楽性が魅力のSouth Penguin。

2016年にEP『alaska』でデビューし、FUJI ROCK FESTIVALにも出演するなど、着実にその存在感を高めてきました。

2019年には1stアルバム『Y』、2022年には2ndアルバム『R』をリリース。

2018年には中国ツアーを成功させるなど、国内外で高い評価を得ています。

Talking HeadsやMGMTの影響を受けたサウンドは、オルタナティブロックを基盤に、ポストパンクやフリージャズなどを取り入れた独自のスタイル。

ぜひ彼らの音楽をチェック!