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日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】

まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。

というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。

ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。

「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。

今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!

日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(11〜20)

WHATEVER IT TAKES (Raise Our Hands!)GALNERYUS

2001年に大阪で結成されたGALNERYUS。

メロディックスピードメタルを軸に、哀愁を帯びたメロディや複雑な変拍子、クラシック音楽のフレーズを取り入れた独自のサウンドを展開しています。

2009年に小野正利さんがボーカルとして加入し、同年のLOUD PARK 09で新生GALNERYUSとしてデビュー。

その後、ワーナーミュージック・ジャパンに移籍し、アルバム『ULTIMATE SACRIFICE』をリリース。

J-METALのトップランナーとしての地位を確立しました。

高度な演奏技術と、常に新たな挑戦を続ける姿勢で、国内外のファンから支持を集めています。

重厚なサウンドと疾走感あふれる楽曲をお求めならぜひとも!

Lankaポチャカイテマルコ

ゴーストの荻野和夫さんと元高円寺百景の桑原重和さんによって、1996年に結成されたのがポチャカイテマルコです。

その邪悪で重圧感のあるサウンドは世界でも高い評価を得ていて、ファーストアルバム『POCHAKAITE MALKO』は2006年にリマスターされ再発されました。

バンド名はブルガリア語で「ちょっと待ってください」と言う意味なのだとか。

残念ながら2012年に解散してしまいましたが、2019年に再結成され復活ライブを成功させています。

プリーズ!内核の波

1998年から2010年にかけて活躍したプログレバンド、内核の波。

残したアルバムは2枚だけですが、日本のみならず海外でも高い評価を受け、メキシコやアメリカのプログレフェスにも出演しました。

フルートやトランペットなどを取り入れた個性的な編成ながら、プログレらしい複雑な曲展開とダイナミックなロックサウンドが彼らの持ち味です。

不定期で限定復活ライブをおこなっているので、プログレロックに興味のある人はぜひチェックしてくださいね!

ヒドラ伯爵の館NOVELA

NOVELA 「ヒドラ伯爵の館」 (2021年10月3日 第2部『IN THE NIGHT』 @THE LIVE HOUSE Soma)
ヒドラ伯爵の館NOVELA

1980年にデビューした関西出身のプログレッシブハードロックバンド。

当時、プログレバンドとして神戸で活躍してたScheherazadeと、後にACTION!で活躍する高橋ヨシロウさんが在籍していた人気バンドの山水館が合体するような形で結成され、キングレコードからデビューしました。

実は筆者が音楽の道にのめり込むことになったのも、当時、中学生の時に彼らの音源作品を従兄弟から聴かせてもらったことが大きな理由の一つなんです!

HM/HM的なサウンドと、とてもプログレバンドらしいドラマティックな楽曲展開、そしてボーカルの五十嵐さんの特徴的なハイトーンボイスにすぐに彼らのとりこになりました。

今回ここでご紹介させていただいている『ヒドラ伯爵の館』は、彼らのセカンドアルバム『IN THE NIGHT』に収録されているので、この記事でNOVELAにご興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。

ちなみにこの動画ではボーカルはNOVELAのリードシンガー、五十嵐久勝さんが担当されていますが、アルバム収録のオリジナルバージョンでは高橋ヨシロウさんが担当されています。

多元宇宙への旅ファー・イースト・ファミリー・バンド

シンセサイザー奏者の喜多郎さんが在籍していたことでも有名なプログレバンド、ファー・イースト・ファミリー・バンド。

宮下文夫さんを中心に1973年に結成され、欧米のプログレバンドにはない、日本ならではのオリエンタルな要素のある楽曲を多くリリースしました。

1976年のアルバム『多元宇宙への旅』では、ドイツの電子音楽のパイオニア、クラウス・シュルツェさんをプロデューサーとして迎えて制作。

シンセサイザーの音色が印象的な、神秘的な作品を楽しめますよ!