日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】
まず「プログレッシブロック」についての説明をビシッとしておきたいところですが……現状、一言で表現できる言葉はありません。
というのも「プログレッシブ」には「前衛的」などの意味合いがあるので「新しいことをしているロック」であれば当てはまるんですよね。
ただ、それだとイメージがつかみづらいと思うので、一般的に言われている要素を一度並べてみますね。
「技巧派」「ジャンルレスな音楽性」「電子楽器などを取り入れた特殊なバンド構成」この辺りが、ジャンルの境界線として認知されています。
今回、この記事に載っているバンドを押さえておいてくれれば、邦楽のプログレッシブシーンが見えてくるはずです!
日本のプログレッシブロックバンドまとめ【前衛的】(21〜30)
CROSS∞ROADSEast Of Eden

2023年に結成された全員女性のバイオリンロックバンド、East Of Edenです。
バイオリニストのAyasaさんをプロデューサー兼リーダーに据え、既存のジャンルを超えた音楽を目指しています。
デビューシングル『Evolve [Extended Version]』をはじめ『Chasing The Moon』など、夢や希望をテーマにした力強いメッセージを持つ楽曲をリリース。
バンドの特徴は、Ayasaさんのバイオリン演奏を中心に据えた独自のサウンド。
電子楽器も取り入れた特殊な構成で、ジャンルレスな音楽性を追求しています。
プログレッシブメタルの魅力にぜひ触れてみてください!
邦画indigo la End

ゲスの極み乙女で知られる川谷絵音さんの別バンドであるindigo la End。
美しいメロディや展開など彼の作曲センスが光る楽曲が特徴で、ゲスの極み乙女とはまた違った魅力があるんですよね。
2010年に結成されるとミニアルバム『あの街レコード』でメジャーデビューを果たしました。
2015年リリースのアルバム『幸せが溢れたら』ではオリコンアルバムチャートで第7位、2021年には7枚目のアルバムとなる『夜行秘密』をリリースし第6位にランクインしています。
ぶっこわれた僕だててんりゅう

1971年に京都で結成された、だててんりゅう。
当時まだ日本ではアンダーグラウンドの存在だったサイケデリックロックやプログレロックのサウンドをいち早く取り入れ、京都や関西を中心に精力的に活動しました。
壮大な世界観をもとにして緻密に曲を作っていくという一般的なプログレロックとはやや異なり、ガレージロックにも近い、粗削りでパワフルなロックサウンドが魅力です。
プログレロックだけでなく、1970年代の日本のロックシーンそのものを感じたい人は必見です!
時代劇としての高速道路ティポグラフィカ

アフリカ音楽をルーツに持つギタリスト今堀恒雄さんとジャズサックス奏者の菊地成孔さんによって結成されたインストバンドがティポグラフィカです。
アフリカのリズムのような訛りのあるグルーヴとジャズ的解釈によるサウンドメイクが特徴で、1993年にファーストアルバム『ティポグラフィカ』をリリースしています。
ジャズ、ロック、アフリカンなど一言では言い表せない多様性のあるサウンドが魅力のバンドなので、プログレッシブロックやジャズロックが好きな人にはオススメです!
DEAD ENDゴダイゴ

ボーカルのタケカワユキヒデさんを中心に1975年に結成され、日本のプログレッシブロックバンドの先駆けとして知られるゴダイゴ。
1978年のテレビドラマ『西遊記』に使用された『モンキー・マジック』『ガンダーラ』や『銀河鉄道999』は、きっと聴いたことがあるという方も多いはず。
外国人メンバーがいたり、歌詞に英語を使用するなど、日本だけでなく世界展開を視野に入れて幅広く活動していました。
1977年リリースの2枚目のアルバム『DEAD END』は、彼らの中でもロック色の強い1枚。
今聴いてもエネルギーに満ちています!