【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲
「ジャズに興味はあるけど、何から聴いたらいいのかわからない!」という方は多いのではないかと思います。
何を隠そう、私もその一人でした。
でも、昔ながらのジャズってなんだか難しそうだし、逆に最近のヒットしているボーカル作品を聴いてみてもポップスとどう違うのかが分からない、調べてみても謎は深まるばかり…という感じですよね。
そこで、初めてジャズに触れる方にもオススメできる、「分かりやすさ」と「ジャズっぽさ」を両立した楽曲をチョイスしてみました。
聴き覚えのある名曲に「これもジャズだったの?」と驚くかもしれませんよ。
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【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲(21〜30)
Almost BlueChet Baker

さほど有名とは言えないかもしれませんが、ジャズにおけるバラードの名曲として、どうしても紹介したいのがこの曲です。
叙情的なトランペットの音色と物憂げな歌声で、ジャズの歴史にその名前を刻みながらも、破滅的な人生を送ったチェット・ベイカー。
彼が晩年に好んで演奏したのが、この『Almost Blue』でした。
シンプルなメロディでありながら、語りかけるようなトランペットの一音は、ほかのプレイヤーが100種類の音を鳴らしても表現できないものです。
ジャズにはこのような表現手法もあるんですね。
What A Wonderful WorldLouis Armstrong

「ジャズに興味がない人でも知っている曲」というと、ディズニー映画等で使用された曲が挙げられることも多いですが、ジャズミュージシャンによる楽曲としてリリースされた中ではやはり『この素晴らしき世界』を紹介しないわけにはいきません。
ルイ・アームストロングはリリース時既に66歳という年齢でありながら、この曲で全英チャート1位を獲得しました。
ジャズ初心者の方には独特の歌声が敬遠されてしまうかもしれませんが、カバーバージョンも多く存在するのでそちらも聴いてみてくださいね。
Spring, Spring, SpringJohnny Mercer

春の生命力が躍動する陽気なメロディーと、ウィットに富んだ歌詞が魅力的な一曲。
アメリカを代表する作詞家ジョニー・マーサーさんが描く春の情景は、カエルやカモなどの生き物たちの姿を通して、自然界の喜びと再生を温かく表現しています。
1954年6月にM-G-Mスタジオオーケストラによってリリースされ、同年のミュージカル映画『掠奪された七人の花嫁』で主要なシーンを彩りました。
本作は、1976年にはビング・クロスビーさんとフレッド・アステアさんによるデュエットでも取り上げられ、新たな輝きを放っています。
朝の散歩や春の行楽のお供に聴いていただきたい、心温まるジャズスタンダードです。
CountdownJohn Coltrane

『BLUE GIANT』において、というより主人公の宮本大にとってジョン・コルトレーンさんの存在は非常に重要であり、サックス奏者の大にとっては最も敬愛するプレイヤーの1人ですよね。
作品をより楽しむ上でコルトレーンさんの音楽は欠かせないといっても過言ではないですが、こちらで紹介している楽曲『Countdown』は学園祭で大が披露する楽曲です。
1960年にリリースされたジャズ史に残る名盤中の名盤『Giant Steps』に収録されているナンバーで、コルトレーンさんが自身が作曲を務めた2分20秒と短い楽曲ながらも、縦横無尽に吹きまくるテナーサックスの迫力はまさに圧倒的の一言!
多くのジャズアーティストがカバーしている人気曲でもありますし、大がこの曲を選んだのは当然と言えるかもしれませんね。
Bags’ GrooveMilt Jackson

12小節で構成された、「ジャズブルース」と呼ばれるスタイルの楽曲は多く存在します。
その中でも有名な曲のひとつが『Bags’ Groove』です。
多くのミューじしゃんによる演奏が存在しますが、今回はビブラフォン奏者、ミルト・ジャクソンによる演奏をご紹介。
ビブラフォンは鉄琴の一種で、鉄琴でジャズというと驚かれるかもしれませんが、実際に聴いてみると独特の揺れを持つ柔らかい音質がジャズにもピッタリだと感じませんか?
CaravanDuke Ellington

2014年にアメリカで公開され、アカデミー賞3部門に輝いた映画『セッション(原題:WHIPLASH)』。
ジャズドラマーを目指す少年と鬼指導者の関係を描いたこの映画のクライマックスで登場したのが『Caravan』でした。
映画で使用された演奏だけでなく、この曲はドラムソロからスタートするのが定番になっており、演奏家によって様々な解釈によるドラムイントロを聴くことができます。
多くのミュージシャンが名演を残していますので、聴き比べてみるのもいいかもしれませんね。
SummertimeElla Fitzgerald

タイトルだけ見ると夏らしいアップテンポな曲を連想するかもしれませんが、こちらはもともとは黒人社会をテーマにしたオペラ『ポーギーとベス』の劇中で登場した子守歌です。
多くのジャズミュージシャンが取り上げたことにより、ジャズスタンダードとしての地位を確立した1曲です。
中でも伝説的な女性ジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドによるこちらのバージョンは、その歌唱力はもちろん、彼女自身が黒人であり孤児でもあったという背景も含め、心に迫ってくる名演です。





