RAG MusicJazz
素敵なジャズ
search

【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲

「ジャズに興味はあるけど、何から聴いたらいいのかわからない!」という方は多いのではないかと思います。

何を隠そう、私もその一人でした。

でも、昔ながらのジャズってなんだか難しそうだし、逆に最近のヒットしているボーカル作品を聴いてみてもポップスとどう違うのかが分からない、調べてみても謎は深まるばかり…という感じですよね。

そこで、初めてジャズに触れる方にもオススメできる、「分かりやすさ」と「ジャズっぽさ」を両立した楽曲をチョイスしてみました。

聴き覚えのある名曲に「これもジャズだったの?」と驚くかもしれませんよ。

【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲(1〜20)

St. ThomasSonny Rollins

ジャズでは「スウィング」や「バウンス・ビート」と呼ばれる跳ねたリズムが定番ですが、この『St. Thomas』では冒頭からカリブ音楽の「カリプソ」というリズムが用いられています。

マックス・ローチによる豪快なドラムソロをはさんでスウィングのリズムに切り替わるのも聴きどころ。

多くのミュージシャンが演奏し続けている名曲です。

Spring, Spring, SpringJohnny Mercer

春の生命力が躍動する陽気なメロディーと、ウィットに富んだ歌詞が魅力的な一曲。

アメリカを代表する作詞家ジョニー・マーサーさんが描く春の情景は、カエルやカモなどの生き物たちの姿を通して、自然界の喜びと再生を温かく表現しています。

1954年6月にM-G-Mスタジオオーケストラによってリリースされ、同年のミュージカル映画『掠奪された七人の花嫁』で主要なシーンを彩りました。

本作は、1976年にはビング・クロスビーさんとフレッド・アステアさんによるデュエットでも取り上げられ、新たな輝きを放っています。

朝の散歩や春の行楽のお供に聴いていただきたい、心温まるジャズスタンダードです。

【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲(21〜40)

Over the RainbowKeith Jarrett

Keith Jarrett – Over the Rainbow (Tokyo 1984) [Restored]
Over the RainbowKeith Jarrett

キース・ジャレットというと、「コンサート中に観客のせきの音に怒って演奏を中断」などというエピソードもありますが、そのピアノ演奏の芸術性の高さは誰もが認めるところです。

定番のスタンダード曲をピアノトリオで演奏することも多いですが、こちらはソロピアノによる演奏。

崇高な美しささえ感じさせる演奏を聴いてみてください。

Morning SpriteChick Corea

ジャズ初心者にオススメされる曲の定番のひとつがチック・コリアの『スペイン』ですが、彼はそれ以外にも多くの名曲を生み出してきました。

その中でもこのアコースティック・トリオによる『モーニング・スプライト』は、「こんなジャズもあるんだ!」と思っていただけるのではないでしょうか?

爽やかなメロディと独特のフレーズ、そしてメンバーのテクニックを堪能できる一曲です。

What A Wonderful WorldLouis Armstrong

「ジャズに興味がない人でも知っている曲」というと、ディズニー映画等で使用された曲が挙げられることも多いですが、ジャズミュージシャンによる楽曲としてリリースされた中ではやはり『この素晴らしき世界』を紹介しないわけにはいきません。

ルイ・アームストロングはリリース時既に66歳という年齢でありながら、この曲で全英チャート1位を獲得しました。

ジャズ初心者の方には独特の歌声が敬遠されてしまうかもしれませんが、カバーバージョンも多く存在するのでそちらも聴いてみてくださいね。

Almost BlueChet Baker

さほど有名とは言えないかもしれませんが、ジャズにおけるバラードの名曲として、どうしても紹介したいのがこの曲です。

叙情的なトランペットの音色と物憂げな歌声で、ジャズの歴史にその名前を刻みながらも、破滅的な人生を送ったチェット・ベイカー。

彼が晩年に好んで演奏したのが、この『Almost Blue』でした。

シンプルなメロディでありながら、語りかけるようなトランペットの一音は、ほかのプレイヤーが100種類の音を鳴らしても表現できないものです。

ジャズにはこのような表現手法もあるんですね。