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【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲

「ジャズに興味はあるけど、何から聴いたらいいのかわからない!」という方は多いのではないかと思います。

何を隠そう、私もその一人でした。

でも、昔ながらのジャズってなんだか難しそうだし、逆に最近のヒットしているボーカル作品を聴いてみてもポップスとどう違うのかが分からない、調べてみても謎は深まるばかり…という感じですよね。

そこで、初めてジャズに触れる方にもオススメできる、「分かりやすさ」と「ジャズっぽさ」を両立した楽曲をチョイスしてみました。

聴き覚えのある名曲に「これもジャズだったの?」と驚くかもしれませんよ。

【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲(21〜40)

Bags’ GrooveMilt Jackson

12小節で構成された、「ジャズブルース」と呼ばれるスタイルの楽曲は多く存在します。

その中でも有名な曲のひとつが『Bags’ Groove』です。

多くのミューじしゃんによる演奏が存在しますが、今回はビブラフォン奏者、ミルト・ジャクソンによる演奏をご紹介。

ビブラフォンは鉄琴の一種で、鉄琴でジャズというと驚かれるかもしれませんが、実際に聴いてみると独特の揺れを持つ柔らかい音質がジャズにもピッタリだと感じませんか?

CountdownJohn Coltrane

『BLUE GIANT』において、というより主人公の宮本大にとってジョン・コルトレーンさんの存在は非常に重要であり、サックス奏者の大にとっては最も敬愛するプレイヤーの1人ですよね。

作品をより楽しむ上でコルトレーンさんの音楽は欠かせないといっても過言ではないですが、こちらで紹介している楽曲『Countdown』は学園祭で大が披露する楽曲です。

1960年にリリースされたジャズ史に残る名盤中の名盤『Giant Steps』に収録されているナンバーで、コルトレーンさんが自身が作曲を務めた2分20秒と短い楽曲ながらも、縦横無尽に吹きまくるテナーサックスの迫力はまさに圧倒的の一言!

多くのジャズアーティストがカバーしている人気曲でもありますし、大がこの曲を選んだのは当然と言えるかもしれませんね。

CaravanDuke Ellington

2014年にアメリカで公開され、アカデミー賞3部門に輝いた映画『セッション(原題:WHIPLASH)』。

ジャズドラマーを目指す少年と鬼指導者の関係を描いたこの映画のクライマックスで登場したのが『Caravan』でした。

映画で使用された演奏だけでなく、この曲はドラムソロからスタートするのが定番になっており、演奏家によって様々な解釈によるドラムイントロを聴くことができます。

多くのミュージシャンが名演を残していますので、聴き比べてみるのもいいかもしれませんね。

Giant StepsJohn Coltrane

ジャズの名曲には、プレイヤー泣かせの超難曲が存在します。

その中でも有名なのがこちらの『Giant Steps』です。

リスナーとして聴くぶんには、ちょっと不思議な感じがするけどシンプルなメロディで、テンポも速く、演奏家のテクニックが楽しめる1曲ですのでジャズ入門としてもオススメなのですが、「コルトレーン・チェンジ」と呼ばれる非常に難解なコード進行はアドリブ演奏の難易度が極めて高く、ジャズ演奏の初心者にとって超ハイレベルな楽曲なのです。

そんな背景をふまえて聴くと、思わず手に汗握ってしまいますね。

I Got RhythmSonny Stitt

ジャズのコード進行のひとつに「リズム・チェンジ」と呼ばれるものがあります。

『Oleo』や『Anthropology』といった楽曲が有名ですが、それらの基礎となったのがジョージ・ガーシュウィン作曲の『I Got Rhythm』です。

32小節からなるテーマはシンプルなメロディで構成されますが、同様のメロディの繰り返しの中で17~24小節目だけが異なる進行となっており、「おっ」と思わせてくれます。

この進行に乗せて演奏されるアドリブソロの展開は、演奏家にとって腕の見せどころです。

Take FiveDave Brubeck

Dave Brubeck, The Dave Brubeck Quartet – Take Five (Audio)
Take FiveDave Brubeck

5/4拍子による独特なリズムで有名なのがこちらの『Take Five』。

テレビでよく使われるという知名度の高さや、演奏の難しさといった観点で語られることも多い曲ですが、その最大の魅力は5拍子であることを感じさせない親しみやすいメロディではないでしょうか?

デイヴ・ブルーベック・カルテットの1959年の名盤『TIME OUT』に収録されたこの曲は、ジャズという音楽が持つ自由度の高さを象徴しているとも言えるかもしれませんね。