【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲
「ジャズに興味はあるけど、何から聴いたらいいのかわからない!」という方は多いのではないかと思います。
何を隠そう、私もその一人でした。
でも、昔ながらのジャズってなんだか難しそうだし、逆に最近のヒットしているボーカル作品を聴いてみてもポップスとどう違うのかが分からない、調べてみても謎は深まるばかり…という感じですよね。
そこで、初めてジャズに触れる方にもオススメできる、「分かりやすさ」と「ジャズっぽさ」を両立した楽曲をチョイスしてみました。
聴き覚えのある名曲に「これもジャズだったの?」と驚くかもしれませんよ。
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【ジャズ入門】初めて聴く人におすすめのジャズの名曲(21〜30)
What A Wonderful WorldLouis Armstrong

「ジャズに興味がない人でも知っている曲」というと、ディズニー映画等で使用された曲が挙げられることも多いですが、ジャズミュージシャンによる楽曲としてリリースされた中ではやはり『この素晴らしき世界』を紹介しないわけにはいきません。
ルイ・アームストロングはリリース時既に66歳という年齢でありながら、この曲で全英チャート1位を獲得しました。
ジャズ初心者の方には独特の歌声が敬遠されてしまうかもしれませんが、カバーバージョンも多く存在するのでそちらも聴いてみてくださいね。
Central Park WestJohn Coltrane

穏やかな春の陽気を優雅に表現した珠玉のバラード。
ジョン・コルトレーンさんがニューヨークの街並みからインスピレーションを得て生み出した静謐な名演は、1964年にアルバム『Coltrane’s Sound』に収録され、モダンジャズの金字塔として輝き続けています。
複雑な和声進行とメロディアスなソプラノサックスが織りなす優美な世界観は、都会的な洗練さと自然の息吹が見事に調和しています。
マッコイ・タイナーさんの繊細なピアノタッチも印象的で、春の訪れを感じさせる瑞々しい感性が随所に光ります。
朝日の差し込むリビングで、お気に入りの本を片手にゆったりと浸りたい、そんな至福のひとときにおすすめの一曲です。
CountdownJohn Coltrane

『BLUE GIANT』において、というより主人公の宮本大にとってジョン・コルトレーンさんの存在は非常に重要であり、サックス奏者の大にとっては最も敬愛するプレイヤーの1人ですよね。
作品をより楽しむ上でコルトレーンさんの音楽は欠かせないといっても過言ではないですが、こちらで紹介している楽曲『Countdown』は学園祭で大が披露する楽曲です。
1960年にリリースされたジャズ史に残る名盤中の名盤『Giant Steps』に収録されているナンバーで、コルトレーンさんが自身が作曲を務めた2分20秒と短い楽曲ながらも、縦横無尽に吹きまくるテナーサックスの迫力はまさに圧倒的の一言!
多くのジャズアーティストがカバーしている人気曲でもありますし、大がこの曲を選んだのは当然と言えるかもしれませんね。
Almost BlueChet Baker

さほど有名とは言えないかもしれませんが、ジャズにおけるバラードの名曲として、どうしても紹介したいのがこの曲です。
叙情的なトランペットの音色と物憂げな歌声で、ジャズの歴史にその名前を刻みながらも、破滅的な人生を送ったチェット・ベイカー。
彼が晩年に好んで演奏したのが、この『Almost Blue』でした。
シンプルなメロディでありながら、語りかけるようなトランペットの一音は、ほかのプレイヤーが100種類の音を鳴らしても表現できないものです。
ジャズにはこのような表現手法もあるんですね。
CaravanDuke Ellington

2014年にアメリカで公開され、アカデミー賞3部門に輝いた映画『セッション(原題:WHIPLASH)』。
ジャズドラマーを目指す少年と鬼指導者の関係を描いたこの映画のクライマックスで登場したのが『Caravan』でした。
映画で使用された演奏だけでなく、この曲はドラムソロからスタートするのが定番になっており、演奏家によって様々な解釈によるドラムイントロを聴くことができます。
多くのミュージシャンが名演を残していますので、聴き比べてみるのもいいかもしれませんね。
Take FiveDave Brubeck

5/4拍子による独特なリズムで有名なのがこちらの『Take Five』。
テレビでよく使われるという知名度の高さや、演奏の難しさといった観点で語られることも多い曲ですが、その最大の魅力は5拍子であることを感じさせない親しみやすいメロディではないでしょうか?
デイヴ・ブルーベック・カルテットの1959年の名盤『TIME OUT』に収録されたこの曲は、ジャズという音楽が持つ自由度の高さを象徴しているとも言えるかもしれませんね。
SummertimeElla Fitzgerald

タイトルだけ見ると夏らしいアップテンポな曲を連想するかもしれませんが、こちらはもともとは黒人社会をテーマにしたオペラ『ポーギーとベス』の劇中で登場した子守歌です。
多くのジャズミュージシャンが取り上げたことにより、ジャズスタンダードとしての地位を確立した1曲です。
中でも伝説的な女性ジャズシンガー、エラ・フィッツジェラルドによるこちらのバージョンは、その歌唱力はもちろん、彼女自身が黒人であり孤児でもあったという背景も含め、心に迫ってくる名演です。
Giant StepsJohn Coltrane

ジャズの名曲には、プレイヤー泣かせの超難曲が存在します。
その中でも有名なのがこちらの『Giant Steps』です。
リスナーとして聴くぶんには、ちょっと不思議な感じがするけどシンプルなメロディで、テンポも速く、演奏家のテクニックが楽しめる1曲ですのでジャズ入門としてもオススメなのですが、「コルトレーン・チェンジ」と呼ばれる非常に難解なコード進行はアドリブ演奏の難易度が極めて高く、ジャズ演奏の初心者にとって超ハイレベルな楽曲なのです。
そんな背景をふまえて聴くと、思わず手に汗握ってしまいますね。
Bags’ GrooveMilt Jackson

12小節で構成された、「ジャズブルース」と呼ばれるスタイルの楽曲は多く存在します。
その中でも有名な曲のひとつが『Bags’ Groove』です。
多くのミューじしゃんによる演奏が存在しますが、今回はビブラフォン奏者、ミルト・ジャクソンによる演奏をご紹介。
ビブラフォンは鉄琴の一種で、鉄琴でジャズというと驚かれるかもしれませんが、実際に聴いてみると独特の揺れを持つ柔らかい音質がジャズにもピッタリだと感じませんか?
I Got RhythmSonny Stitt

ジャズのコード進行のひとつに「リズム・チェンジ」と呼ばれるものがあります。
『Oleo』や『Anthropology』といった楽曲が有名ですが、それらの基礎となったのがジョージ・ガーシュウィン作曲の『I Got Rhythm』です。
32小節からなるテーマはシンプルなメロディで構成されますが、同様のメロディの繰り返しの中で17~24小節目だけが異なる進行となっており、「おっ」と思わせてくれます。
この進行に乗せて演奏されるアドリブソロの展開は、演奏家にとって腕の見せどころです。


