RAG MusicJazz
素敵なジャズ

【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集

ジャズのスタンダードナンバーと言われて、皆さんはどのような楽曲を思い浮かべますでしょうか。

実はテレビのCMやデパートの店内BGMなどで一度は耳にしている楽曲の多くが、ジャズのスタンダードナンバーであったりするのですね。

今回はジャズ・ミュージックとして長年愛され続けている「スタンダードナンバー」をテーマとして、映画用に作られてそのままジャズ界のアーティストたちに繰り返しカバーされた名曲から、ジャズ・ミュージシャン自身が作曲したナンバーまでを一挙ご紹介。

戦前の有名曲から戦後のモダン・ジャズ、70年代のフュージョン系の名曲に80年代のポピュラー音楽などにも目を向けた幅広いラインアップでお届けします!

【洋楽ジャズ】一度は聴いたことのあるスタンダードナンバー特集(1〜10)

April in ParisCount Basie

April in Paris – Count Basie and his Orchestra (1965)
April in ParisCount Basie

パリの春の魅力を詩情豊かに描いた名曲が、ビッグバンドの魂を込めて蘇ります。

カウント・ベイシーさんの楽団が奏でる華やかなアレンジは、聴く人の心に春の訪れを感じさせるでしょう。

1955年の録音ながら、今なお色あせない魅力を放つ本作。

1957年にアルバム『April in Paris』として発表され、ジャズファンを魅了し続けています。

映画『ブレージングサドル』でも使用された本作は、春の陽気な気分を味わいたい時や、パリへの憧れを感じたい時にぴったり。

ジャズの名演奏を楽しみたい方にもおすすめです。

Cheek to CheekElla Fitzgerald

至福の瞬間を描いた名曲が、エラ・フィッツジェラルドさんの歌声で蘇ります。

恋人との甘美なダンスを通じて感じる幸せを、豊かな表現力で歌い上げています。

1956年、ルイ・アームストロングさんとの共演アルバム『エラ・アンド・ルイ』に収録された本作は、二人の声質の絶妙なハーモニーが魅力です。

軽快なテンポとロマンティックな歌詞が特徴的で、恋愛中の方はもちろん、誰かと幸せな時間を過ごしたい方にもおすすめです。

エラさんの歌声が、あなたを夢見心地な「天国」へと誘ってくれることでしょう。

SpainChick Corea

Chick Corea – Spain – Live At Montreux 2004
SpainChick Corea

ジャズ・フュージョンとされるジャンルの中で生まれたスタンダードナンバーとして、ウェザー・リポートの『Birdland』と同レベルの知名度と人気度を誇る楽曲と言えば、チック・コリアさんの作曲による大名曲『Spain』ではないでしょうか。

キーボーディストのチック・コリアさん、ベーシストのスタンリー・クラークさんを中心として1972年に結成された有名フュージョン・グループのリターン・トゥ・フォーエヴァーによる演奏が初出で、1973年にリリースされたセカンド・アルバム『Light as a Feather』に収録されています。

チック・コリアさんの代表曲としても知られており、あまりにも有名なフルートによるリズミカルでいて哀愁を帯びたメイン・フレーズ、ラテン音楽やアフロ・ビート意識したリズム、各楽器による見事なアドリブ演奏が織り成す珠玉の名曲ですよね。

当然ながら数え切れないほどのアーティストやバンドにカバーされて素晴らしい名演が多く残されていますが、日本が誇るジャズ・ピアニストの上原ひろみさんがチック・コリアさん本人と共演したカバー・バージョンもありますから、興味のある方は2008年に2人が連名で発表したアルバム『Duet』をぜひ聴いてみましょう。

Stolen MomentsOliver Nelson

Oliver Nelson Septet – Stolen Moments
Stolen MomentsOliver Nelson

甘美なメロディーと洗練されたハーモニーが織りなす、ジャズの金字塔とも呼べる名曲です。

1961年、オリヴァー・ネルソンさんがアルバム『The Blues and the Abstract Truth』で発表したこの楽曲は、瞬く間にジャズの定番曲となりました。

16小節の独特な構成と、マイナーブルースの要素を巧みに取り入れた楽曲構造が特徴的です。

フレディ・ハバードさんのトランペットとネルソンさんのサックスが奏でる美しいフレーズは、聴く者の心を掴んで離しません。

ジャズを愛する全ての人に聴いてほしい一曲です。

Take The A TrainDuke Ellington

『A列車で行こう』という邦題があまりにも有名なこちらの『Take the ‘A’ Train』は、圧倒的なパフォーマンスで戦前においてスウィング・ブームを巻き起こし、多くのスタンダードナンバーを世に送り出したデューク・エリントン楽団のテーマ曲として知られているジャズの代表的なスタンダードナンバーです。

デュークさん自身も作曲家として多くの名曲を世に残していますが、こちらの『Take the ‘A’ Train』は楽団のピアニストを務めていたビリー・ストレイホーンさんにデュークさんが作曲を依頼して生まれた楽曲であり、1941年に楽団によって初演、レコードでも発売されて大ヒットしたという経緯があるのですね。

「A列車」の由来はニューヨーク市地下鉄A系統、つまり地下鉄のことであり、スウィンギンなリズムと転がるようなピアノの音色から何となく青空の下を力強く走る列車をイメージされていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本でも多くの歌手や楽団がカバーしており、有名どころでいえば美空ひばりさんが日本語の歌詞を付けたバージョンを歌ってシングルとしても発売していますし、日本が誇るビッグバンドの原信夫とシャープス&フラッツもこの楽曲を取り上げています。